「初代ガシャポン」に「コスモ星丸」! 今月は昔懐かしなガチャをご紹介!【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第64回】

2022年06月02日 12:300

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前回、「ガシャポン」誕生45周年を記念した「GASHAPON ODYSSEY(ガシャポンオデッセイ)」についてレポートしましたが、このたび、ついに「GASHAPON ODYSSEY」オリジナル商品「マテリアルズ・オブ・ジ・アース」をゲットしました。

デザイナー・吉井宏氏によるキャラクターのかわいらしさ、ハンパないです。立体映像によるガシャポン体験も相まって記憶に残る逸品となりました。そのレビューは公式YouTube「ワッキーガチャンネル」にて公開中なので、ぜひご覧ください。皆さんにも体験してほしいなあ~。

 

さて今回は青春時代をプレイバック! 中学の修学旅行で出会ったあのキャラクターと、地元の水族館で回した懐かしのカプセル自販機のミニチュアをレビューしていきます。

 

「1/12 ガシャポンステーション」バンダイ 300円 全6種

 

 

かつてカプセル自販機「カプセルステーション」シリーズが、ガシャポンに1/12スケールのミニチュアで登場した時は驚きました。同梱されている極小のミニチュアカプセルを商品にインするサイズ感。ミニチュア自販機のふたを開けると、そのカプセルを実際に詰めることができ、ハンドルを回せば、実際に出てくる……という一連の動作が、その時点で可能となっておりました。

今回の商品は、そこからさらにアップデート! 2,500円まで料金設定ができるようになった新型機「ガシャポンステーション」と、1977年に登場したガシャポン初号機「BVM100 」(通称「エイコン」)がラインアップされています。そう! 今回のシリーズは、新旧のカプセル自販機を楽しめるのです。

はやる気持ちをおさえつつ、冷静に冷静に……じっくり探訪していきましょう。

 

●ガシャポンステーション

これまで、ローマ字表記されていたロゴをカタナカの「ガシャポン」に一新。販売機の名称も、「カプセルステーション」から「ガシャポンステーション」に変更した新型機。そのミニチュアです。

 

小型ながら、自販機同士を連結可能。台車も取り外し可能となっています。自販機各部に記載された説明文やロゴも精巧に再現されています。新型機は、以前の自販機と比べてスマートになった感じですね。

 


カラーは一般的な白のほか、アミューズメントに設置されていそうなオレンジ、黒、青、黄色の計5色。

 


直径1cmにも満たないカプセルを組み立てて、自販機に投入しましょう。実機同様に、ガシャポンステーションの透明のケース部分が前に引きだせます。感動!

「これやってみたかったんだよね」とユーザーに言わせる気満々でしょう、バンダイさん!

 

 

引出しを閉めて、ガシャッ(実際に回る音がします)……とハンドルを回せば、ポンとカプセルが出てきます。この一連の動きが、ミニチュアで忠実に再現されてるんですから、すごい技術ですよ。

全色揃えて、繋げてガシャポンしたいですね~。

 

●ガシャポン初号機「BVM100 」

そして! ガシャポンの歴史がスタートした1977年登場の初号機が、満を辞してミニチュアトイにて登場。

初見は、ガシャポンオデッセイ体験会でした。会場で展示されているものを見つけた時のドキドキは、今でも覚えております。

 

当時のバンダイのカプセル自販機らしい、深い青色のふたに真赤な本体、武骨な鉄製の黒々とした足など。各部の再現度は申し分ございません。バンダイさんの愛の深さを感じました。

 

前面に旧ロゴをあしらっています。お! エイコン時代のカプセルキャラクターも再現されてますねぇ。

その再現度だけでも満点なのですが、ハンドルを回し、ガシャッ!ポン!とカプセルが出てくるという一連の動作も、ばっちり再現。自販機を横から見て、後ろから見て……次は目的のアイテムが出てくるんじゃない?って一喜一憂していた少年時代にタイムスリップしたような気分になっちゃいます。

キンケシにアラレちゃんにあさりちゃん、合金コンバトラーVにゴッドマーズ……。みんなこの自販機から出てきたんだよね。思いがけない再会と、よみがる思い出に、涙がチョチョ切れるほどのうれしさをおぼえてしまいます。カラカラと本機を揺らしながら、ノスタルジーにひたってしまいました。

 



「コスモ星丸 フィギュアマスコット ニューカラーver.」 ケンエレファント 300円 5種+レア

 

1985年、茨城県つくば市で開催された「国際科学博覧会」──通称「科学万博つくば85」のキャラクター「コスモ星丸」がガチャに登場です。冒頭でも少しお話しましたが、中学校の修学旅行で行った場所こそが、まさにこの万博でした。自分以外に誰も買わなかったやや大きめの星丸ランプ(今でも所有)……それがミニチュアになって登場したんですよ。 

昨年9月の登場に続いて、今回、ニューカラーVer.になって再登場。この色合いがまさに当時のまんまなんですよ。こちらも素晴らしき再現率! 宇宙人らしい触角パーツは、組み立てて完成する仕様になっています。この部品は特にこだわりなんでしょう。触覚の曲がり具合とか星型とか凸凹の加減とか……製作者の熱い思いを、私の心の触覚で受信いたしました。

 

カラーは、やはり定番のブルーもいいのですが、確かにレッドもありですね。グリーンは森をイメージさせれくれます。イエローは、通常カラーの中では個人的に一番宇宙人ぽい仕上がりになっていると思います。ネイビーは深遠な宇宙空間を想像させてくれます。そして今回はレア色も追加!

 

なんとレア色はきらびやかな「ゴールド」がラインアップ。スぺイシーですなぁ。絶縁テープを引き抜き、背面にあるボタンをポチッ。黄金の星丸は、暗闇の中で一等星のように輝きます。

 

そのほかの星丸も、全てスイッチオンすれば気分はたちまちプラネタリウムに。

いろいろと思い出してきました。確か星丸ライトは、3,000円くらいだったなぁ。お小遣いでギリギリ買えるかどうかの高価な品だったと記憶しています。「それ買ったらほかのお土産買えなくなるじゃん」って言ってる同級生の顔まで思い出しました。エモ~い。同世代の方、この気持ち共有して!

 

 

今回は、私にとって特に思い出深いグッズが多かったですね。自分の世界に浸り過ぎてすみません!

もちろん思い出がなくとも、いずれも素晴らしいアイテムばかりです。お部屋に飾るもよし、ギミックで楽しむもよし!
いや~、カプセルトイって本当にいいですね~。

あ! また昭和の名言を発してしまった!

それでは皆さん! バイナラ! ラナイバ!

 

<プロフィール>

ワッキー貝山
フリータレント兼ガチャガチャコレクター・研究家(カプセリスト)
7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「昭和レトロガチャ 最強コレクション」(グラフィックス社)、「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界―コスモスよ永遠に」「最終決定版!インチキガチャガチャの真相―コスモス、その愛」(双葉社)「日本懐かしガチャガチャ大全」(辰巳出版)関連本5冊出している。
最新ガチャ、レトロ「コスモス」ガチャの動画を毎日YouTube公式チャンネル「ワッキー貝山ガチャンネル」で公開中!

 

©公益財団法人つくば科学万博記念財団

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