【読者プレゼントもあるよ!】「機動警察パトレイバー」イングラムの後継機種「AV-0 ピースメーカー」が、MODEROIDで待望の初キット化! 最新鋭のレイバーを徹底レビュー!【泰勇気の週末プラモ 第52回】

2022年04月15日 11:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ!この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第52回スタート!

 

第52回 MODEROID AV-0ピースメーカー

 

グッドスマイルカンパニーより「MODEROID」シリーズとして続々とアイテムが展開されている「機動警察パトレイバー」のプラキット。今回はいよいよ世界初のプラキット化となった1/60スケール「AV-0ピースメーカー」をご紹介!

TVアニメなどに登場した当時はソフビなどで数点立体化されてはいましたが、こうして手に入れやすいプラキットとしては待望の商品化ということになります。

それでは早速パッケージから見ていきましょう。

青空が広がる町の平和を守る、まさに「ピースメーカー」の名を表現したかのようなイラストですね。

 

裏面にはギミック紹介。デカールの選択により1号機と2号機を選んで完成させることができます。

 

側面は「パトレイバー」のメインロゴ。このあたりはパトレイバー「らしさ」を大事にされているのかなと思いました。

 

天面と底面にはMODEROIDではおなじみとなっている、お店でどのように陳列されてもわかりやすい配慮のデザインとなっています。

 

ランナーはご覧の通り。警察車輛ということもあり色数は少なめ。クリアパーツには着色済みと無色透明の2パターンが用意されています。

そして水転写式デカールが1枚。貼るのが難しめのパトランプ周辺のデカールには予備として合計4枚用意されています。

 

取り扱い説明書はフルカラーでとても見やすいです。

 

パーツ数も多くはないので組立てにはそれほど時間がかかりません。

シンプルなラインながらどこかヒロイックな印象もある魅力的なシルエット。胸部の「桜の代紋」が警察車輛の証。代紋パーツと肩アーマーのグレーの部分が塗装済みとなっておりました。

 

余計なものを背負っていない、すっきりとまとまった後姿。AV-98イングラムに似ている部分がありつつ、バージョンアップが図られたことがうかがえる機体となっております。

 

頭部センサー類、肩のパトランプは塗装済みクリアパーツを使用。顔の表情はやわらかめです。

肩や肘などの関節にはシーリングを彫刻で再現したパーツが用いられていて、レイバーらしさが出ています。上腕の装甲はまるで筋肉みたいですね。

 

レイバーは強固な外装と、柔らかそうな関節のシーリング部分のコントラストが面白いです。

背中のスラスターのように見える部分は、レイバーでは廃熱口と考えたほうが自然でしょうか。

 

腰、前部分にはウインカーやヘッドライトのようなディテールがあります。

 

腰にはウインカーやナンバープレートが収まるディテールが確認できます。

 

曲面と直線が共存している、見事な脚部のライン。

 

脚部周辺は、パーツ分割によって色分けがほぼ完璧に再現されています。

 

頭部の可動範囲。胴体との接続部はボールジョイントで、前後へ傾けたり回転することが可能。

 

肩の可動は前後方向の回転で、ご覧の通り腕を上げられます。

水平方向への可動については、肩アーマーもある程度可動してくれるので、このくらいまでは持ち上がります。

 

ボディ側で肩は若干のスイングもできます。

 

肘は1軸でここまで曲がります。また肘部分でロール回転も可能です。

手首はボールジョイント接続なので、グリグリ動かせます。

 

腰部は左右へ傾けたり、ひねったり……

 

前後への屈伸が可能です。

 

股関節付け根は左右独立して上下に可動。股関節の可動範囲とポージングをサポートしてくれます。

 

前後の開脚はおよそ180°可能。

太もも装甲の形状の都合もあって、左右の開脚はこのくらいまで。

 

太ももに、ロール回転軸があります。

 

膝はこのくらい曲がります。

 

足首は少し引き出せます。

 

前後左右のスイングはご覧のとおり。つま先だけ若干もちあがります。

 

そのほかの付属品は、シールド、スタンスティック展開腕部、貫手用延長アーム、リボルバーカノン、各種手首、スタンスティック、スタンド接続用アタッチメントパーツとなります。

これらを使っていくつかポージングを決めてみましょう!

 

どちらかというとスマートな印象のレイバーなので、個人的には格闘ポーズというイメージはあまりないんですよね。

 

……と思ったら参りました。強烈なかかと落しが決まりそうです。

 

片膝立ちもクールだと思います。

 

イングラムと違い、ピースメーカーは胸部にリボルバーカノンを収納しているという設定。このキットでは、収納こそできないもののハッチを開くことが可能で、リボルバーカノンを取り出すシーンを再現することができます。

 

片手で銃を構えるピースメーカー。

 

両手で射撃に備えるピースメーカー。

もしかしてピースメーカーって細マッチョ? 

 

左腕前腕を交換して、スタンスティックを取り出すシーンを再現。

 

スタンスティックを持たせつつ腕部アーマーを展開させておく場合、収納状態のスタンスティックは取り外しておきましょう。

 

さらに左腕は、黒い装甲部分ごと交換してシールドを装備させることも可能。

 

このピースメーカーの型式「AV-0」と聞いて「あれ?」と思われた方(というか、ご存知の方も多いかと思いますが)は鋭いですね。実はこのピースメーカーは、劇場版「パトレイバー」でいうところの「零式」にあたる機体となります。メディアごとに別々の世界観を持っているのも「パトレイバー」の魅力のひとつですね。

 

ということで、このピースメーカーにも貫手による攻撃が実装されているようです。

 

スタンスティックは左手に持たせることも可能なので、このように武器全部持ちもできます。

それでは、ここでいつもの「プラスひと手間」に行きたいと思います。

素組状態ではやはり部分的に色が足りないと思いますよね。なので、付属のデカールを活用しつつ、最低限の部分塗装とスミイレ、つや消し仕上げを施してみました。

 

多分、1号機で完成させる方のほうが多いだろうと思いまして、あえて2号機で完成させました。

 

いかがでしょうか。特にシールドは真っ白で寂しかったですからね。塗り分けラインにちゃんとモールドが入っているので、塗り分けはそれほど大変ではないかと思います。

各所の丸いグレーのディテールも塗装しておきたいところです。

 

頭部の耳の先端も塗装。肩の黒いデカールは大きく曲げないといけないので、マークソフターやマークセッターを使用したほうが貼り付けやすいです。

 

ウインカーとナンバープレートもデカールを使用。人によっては、ウインカーは塗装のほうが楽だという方もいらっしゃるかもしれません。

 

後ろのウインカーは細い部分なうえに、曲げて貼らなくてはいけないので、ここはちょっと難しいかも。

 

シールドは塗り分けてよかったと思える大きな部分。なるべくムラなく塗りたいですね。

 

スタンスティック収納部分はメカメカしいディテールが施されているので、スミイレも効果的。こだわるならメタリック塗装などを施してもいいかもしれません。

 

シールドを塗装すると、さらに「零式」に近づいた気がします。

 

 

背中や腰部下面には、スタンド取付け用アタッチメントパーツの受けがあります。

 

Theシンプルスタンドなどを使用して、こんなアクションポーズも再現可能になります。

横っ飛び射撃は、なんとなく刑事モノのお約束かなって。

 

さきほどから「零式」の名前も出ていましたし、過去のレビューで登場した零式を持ってきました。どことなく似ているような、それでいてまったく違うような。

 

巨大なシールドは零式ゆずりですね。

 

耳や肩のパトランプあたりのシルエットが似ていますね。

 

2台でそろって貫手。顔の表情はピースメーカーのほうがやさしいですね。零式は性格がちょっとキツそう。

 

異なる世界線における同一の存在であるこの二機。プラキットでなければ、こうして並んで立っていることもないのでしょう。

零式のほうが明るく見えていたかもしれませんが、それもそのはず。この零式は全塗装しておりまして、白い部分が真っ白なんです。それに対して成型色のままのピースメーカーの白部分はほんの少しグレーがかっています。

そこで、必要な色も少ないので全塗装したものもご用意させていただきました。

 

 

 

使用した塗料は白(ガイアカラー Exホワイト)、黒(ガイアカラー Exブラック)、耳など(GSIクレオス ニュートラルグレー)、関節のグレー(ガイアカラー メカサフLIGHT)、ヘッドライト(GSIクレオス ソードストライカーブル),ウインカー(GSIクレオス クリアオレンジ)、スミイレ(GSIクレオス ウェザリングカラーマルチブラック)、仕上げに装甲部分はGSIクレオス スーパークリアーⅢ光沢、関節にはガイアカラーExフラットクリア)。

 

レイバーの模型において光沢処理するか、つや消し処理するかは意見の分かれるところかと思いますが、今回はそれを両方やってみたような感じになりましたね。

ご覧の方のイメージとしてはどちらなのでしょう。

ということで今回はここまでです。

 

ちなみに、MODEROIDでは今後もレイバーキャリアの発売が控えていますし、いろいろと組み合わせて楽しめるシリーズとして広がっていきそうです。

今回のピースメーカーは待望のプラキット化でしたが、皆さんは今後、どのレイバーがラインアップされてほしいのでしょう。意外なメカがキット化するのがMODEROIDの面白いところでもありますので、さらなる展開に期待しましょう!

 


 

プレゼントキャンペーン概要

<賞品>
■プラキット「MODEROID AV-0ピースメーカー」を抽選で1名様にプレゼント!


<応募要項>

・応募期間:2022年4月15日(金)~2022年4月22日(金)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:順次発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
 ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
 賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
 ご応募に関して不正な行為があった場合

  

【商品情報】

■MODEROID AV-0ピースメーカー

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:4,500円 (税込)

・発売中

・仕様:PS&ABS製組み立て式プラスチックモデル

・1/60スケール

・全高:約135mm(頭頂高)

・原型制作:Arm-Q

 

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

 

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