名作対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ」のVAがプラキット化! ドライブラシでの汚し塗装がバッチリはまるMODEROID「B・ライアット」を組み立ててみた!【泰勇気の週末プラモ第48回】

2022年03月01日 12:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ!この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」。第48回スタート!

 

第48回 MODEROID「B・ライアット」

 

攻めまくりの商品展開に、毎回驚かされるグッドスマイルカンパニーのMODEROIDシリーズから、またもや驚きのラインアップが登場!

1995年にカプコンよりリリースされたアーケード2D対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ~フルメタルマッドネス~」より「BX-07R B・ライアット」の登場です。

2Dのドット絵で描かれた多種多様なロボット達がぶつかりあうのが魅力的なゲームで、いまだに根強いファンも多く、ゲームセンターではいまだに大会が催されている「サイバーボッツ」! そんな本作から主役機的ロボット「BX-02ブロディア」に続いて、「BX-07R B・ライアット」が登場。B・ライアットは、ブロディアタイプのバリエーション機ということで、続けざまに発売された形になります。

 

まずはパッケージ。ご覧のように巨大なスラスターによるホバー移動を得意とした大型の機体です。加えて片腕が超巨大アームになっており、パーツも大きくなったため、箱そのものも大きめです。

 

背面には組み立て完成見本によるギミックの紹介。「2P MODE」はナイスアイデアです。

 

側面にはB・ライアットの正面と背面の線画が。

 

底面には横長にトリミングされたイラスト。

 

側面には縦長にトリミングされたイラストと、MODEROIDのロゴが。この仕様のパッケージは、小売店に親切な構成ですね。

 

説明書もフルカラー印刷で見やすい! ブロディアと共有しているランナーがあるので6パーツほど余剰になります。

 

大型の機体ですがパーツ構成は極力シンプルにまとめられている印象。やはり下半身のスラスターと腕のパーツが大きいですね。

 

各パーツが大きいこともあり、組み立て時間は意外と短くすみます。それでいて、この完成度です。

 

バランス制御が大変そうな、巨大な左腕が魅力的。

 

背中にもバルカンを装備しているので、射撃戦にも対応可能。

 

右腕にはシールドガンを装備。でもコレ、左腕とのカウンターウェイトとしては足りてませんよね!?

 

腕部と下半身に目を奪われてしまいますが、実は胸部、頭部、両肩右腕まではブロディアと全く同じ形状。バンパーのようなパーツがいい味出してます。

頭部は塗装済みパーツです。楽チン!

 

シールドガンの銃口もしっかり開口。腕に軸接続しています。

 

この機体の大きな特徴である巨大な左腕。後方には排気口かスラスターのようなものも見えます。

 

左腕の真後ろを見ると、4基のスラスターらしきモールドが。

 

バックパックのディテールも、実は細かい。2本のプロペラントタンクを装備しています。これだけ大型のスラスターで移動するわけですから、燃料は食いそうですもんね。

 

シールドガンや肘の後ろ側にもちゃんとディテールがあります。正面から見えにくい個所とて手抜きなし!

 

下半身のスラスター。このカバーのパーツのあまりの大きさに、ちょっと楽しくなって笑いがこみ上げてしまいました。

 

下半身を裏側から見たところです。大型スラスターに目がいってしまいますが、小型のスラスターも左右3基ずつ配置されており、それぞれがボールジョイントで若干稼動させることができます。

中央にある軸穴は「THEシンプルスタンド」などに対応した軸穴。B・ライアットは常に地上を浮遊して移動するのでこれを使ったほうがポージングもはかどります。

 

頭部の可動範囲。ボールジョイント接続なので傾けたり回転させたりが可能。

 

胸部の下で前方向への屈伸が可能。

 

また下半身との接続部で回転が可能。

 

肩はボディ側で、上下へのスイング可動が搭載されています。

 

肩アーマーおよび腕部は軸接続なので回転が可能。

 

 

左右の腕とも、二の腕でロール回転。

 

 

いかつい両腕ですが、肘は90°くらい曲がります。

 

右手首はボールジョイント接続なので、ある程度のスナップと、回転が可能。

 

シールドの取り付け穴はご覧の2か所と、腕の内側にもうひとつ、合計3か所にあります。

 

巨大手首もボールジョイント接続。しかも手首側にも手の甲を上に上げられる可動が仕込まれています。

 

指はそれぞれの関節で可動。表情豊かに動かせます。

 

左腕の伸縮ギミックも再現。

 

先述の通り大型、小型、それぞれのスラスターはボールジョイント接続。大型スラスターは前後へ大きく広げることもできます。

 

プロペラントタンクはボールジョイント接続で、ポージングの妨げにならないように動かすことができます。

 

バルカンの接続アームも可動。

 

俯角と仰角はこのくらい。

 

キャラクター選択画面をイメージして。

 

シールドガンでガード!

 

ゲームでは見られない角度からのパンチ!

 

ダウンを取られたぁ!!

 

大型スラスターは四方に大きく広げることもできます。

 

下段の攻撃姿勢をとることも可能。

 

前傾姿勢で突進していくB・ライアット。

 

巨大なアームで敵をつかもうとするB・ライアット。

 

通常サイズの手首のほうには開き手も付属しています。メカなので指はポキポキ鳴りませんけど、ポキポキのポーズ。

 

両手首とも開いてみました。高速後退しているような感じ。

 

バルカンで迎撃!

 

ところでパッケージにあった「2P MODE」ですが、これが「なるほどな」というアイデアなんです。2D格闘ゲームって立ち位置が変わると、左右反転したドット絵が使用されるんですよね。だったらプラキットでも左右反転させてしまえばいいじゃない! ということで、このキットではそれを再現できるようになっているのです。

 

まず肩アーマーを持ち上げて両腕を取り外します。

 

アームを使ってバルカンの位置を移動させます。

 

左腕の親指をいったんはずして反対側へ接続します。これで手首が右手首に組み替えられるわけです。

 

右腕は手首を左手のものと交換。シールド取り付け位置を逆にします。

 

両腕を左右入れ替えて再び接続すれば「2P MODE」のできあがり!

 

手軽にゲームを再現するには、いいアイデアですよね!

 

2P MODEでポージング。迫りくる巨大な手首の迫力!

 

この腕で殴り上げられたら、たまったもんじゃありません。

 

シールドガンも射撃武器。

 

この次の瞬間、巨大な拳で敵を粉砕するパンチが繰り出されます。

 

さて、毎回の「プラスひと手間」ですが、対戦格闘ゲームのメカということもあり、ガンガン激突している印象が強いと思います。特にこの機体に関しては。

なので、今回はドライブラシを施してみました。

 

いかがでしょうか。ほんのり汚れ感といいますか塗装のこすれ感。

今回ドライブラシに使用したのはガイアノーツさんから発売している「ギルディングワックスシルバー」で、ペースト状になっているものを平筆につけて、ティッシュでよく拭いてから各部にこすり付けていきました。

 

B・ライアットはこの巨体でぶつかっていくイメージがあったので、装甲の角っこはもちろん、面の部分に入るところまでドライブラシを施しています。

 

カッパー色部分がとてもいい感じです。

 

拳は、当然塗装がはげてますよね! 腕も激突しやすそう。

 

シールドはエッジが立っているのでドライブラシが映えます。

 

バックパックもディテールが細かく入っているし、ガンメタ成形なのでドライブラシの映えるポイント。

 

ドライブラシによって、バルカンも使い込んだ感じが出てきます。

 

敵をつかんだりしていることを考えると、指の内側もきれいなままではありますまい。

 

殴りつける腕は、速い速度で擦れることもあるんじゃないかなと想像しながら筆を動かしました。

 

スラスターは、もっともドライブラシをオススメしたいポイント! このほかに焼け表現なんかをほどこしてもかっこよさそうですね。

 

先ほどとは逆方向でのシールド防御。

 

スラスターカバーに隠れそうな部分なども、ドライブラシのやり残しがあると浮いてしまうので、ある程度分解して行うことをオススメします。

 

おそらく「サイバーボッツ」のメカはどれもドライブラシが似合います。ブロディアタイプのバリエーションはまだあるはずですし、もしかしたら今後も驚くようなラインアップ(可変キットでヘリオンとか、まさかの零豪鬼とか!?)がくるかもしれません! その日のためにドライブラシを練習しておくのは、いかがでしょうか?

 

B・ライアットの下半身が発売されたことで、発売にリーチがかかった機体もあると思うんですよね。全機体をパッケージにして出すことが難しくても、アレとコレを組み合わせるとソレが組めますみたいな展開の可能性を広げるためにも、ぜひ「サイバーボッツ」のV.A.(ヴァリアントアーマー)乗りの皆様には、こちらのキットに挑戦してみてもらいたいと思います!

また、かつてのV.A.乗りの方々には、懐かしみながら組んでいただきたいところです。

 

  

■MODEROID B・ライアット

・発売中

・価格:6,500円 (税込)

・仕様:PS&ABS 組み立て式プラスチックモデル・ノンスケール・全高:約110mm

・原型制作:T-REX

・制作協力:千値練

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)


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