汚し塗装で思わずむせる! 名作対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ」のプラキット、MODEROID「ブロディア」を組み立ててみた!【泰勇気の週末プラモ第49回】

2022年03月06日 10:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ!この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」。第49回スタート!

 

第49回 MODEROID「ブロディア」

 

さて今回は、いえ今回も驚きのラインアップとなったグッドスマイルカンパニーのプラキットシリーズ「MODEROID」の「BX-02ブロディア」をご紹介します。

ブロディアは1995年4月にカプコンよりリリースされた2D対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ~フルメタルマッドネス~」に登場する主人公機的機体で、パイロットはジン・サオトメ。
次期主力汎用ヴァリアントアーマー(V.A.)で、いくつかの派生機が存在します。そのうちのひとつがブロディアに続いて発売され、前回紹介したB・ライアットになります。
おそらくプレイヤーの誰もが一度は触れるであろうこの機体のキットを、じっくりと見ていきましょう。

 

パッケージには市街地で戦闘を繰り広げる2機のV.A.と、逃げ惑う市民たちが描かれており、機体の大きさがわかります。

 

背面には完成見本と、各種ギミックの紹介。

 

両サイドにはブロディアの線画が描かれています。

 

天面と底面はご覧の通りで、いつものようにどの向きで陳列しても大丈夫な、お店に親切なデザイン。

 

説明書もフルカラーで、ご覧の見やすさ!

 

パーツ数も多すぎず、少なすぎずの組み立てやすさにこだわった構成。フェイスパーツは塗装済みで、色分けのためのシールは一切なし!

 

というわけで、組み立ても簡単で、2~3時間程度で完成します。

 

左右で前腕の形状と装備が若干異なります。

 

バックパックにはプロペラントタンクが2本。活動可能時間は長そうですね。

 

バックパックから伸びる「浮遊アーム」で、この機体の特徴的な装備でもある「アサルトサテライト」の浮遊状態を再現できます。

 

武骨なデザインが魅力的なボディ。フェイスパーツの目にあたる部分がメタリックブルーで塗装されています。バンパーのようなパーツが、ミリタリー感あってカッコいいと思いました。

 

 

膝のスパイクもイカしてます。脚部の長さも重厚感のあるバランス。

 

ゲーム中ではほとんど確認できないアサルトサテライトの裏側にもこまか~いディテールが施されています。この「浮遊」をどう表現するのかなと思っていましたが、なるほどこれなら別途スタンドなどを用意しなくても劇中の雰囲気が出せますね。

 

バックパックのディテールも結構細かい! 中央にある軸穴の径は「THEシンプルスタンド」にぴったりでした。

 

かかとには車輪パーツのディテールがあります。キットでは固定式ですが、この車輪でのダッシュ移動するゲーム中の姿もカッコいいですね。

 

シールドガンのフチの部分は、パーツ分割による色分け。

 

シールドガンにはその名の通り、射撃兵装としての一面もあります。

 

シールドを接続する腕部には肘の後ろに1か所、両サイドに1か所ずつの合計3か所に軸穴があるので、ポーズに合わせてシールドの接続位置を変更することが可能です。

 

反対の腕にはガトリングロッドを装備。作動状態は差し替え交換により再現。そちらの写真は後ほど。

 

頭部はボールジョイントによる接続。前後左右に傾けたり横を向いたりできます。360°回転は厳しいかな。

 

ボディ側の肩部接続部で、上下にスイングします。

 

肩アーマーと腕部はボディから伸びる軸への接続なので、上下方向へ360°回転可能。

腕はボディ側の上下スイングを利用すれば、水平方向へ90°ほどまで持ち上げられます。

 

上腕でロール回転。肘はおよそ90°曲がります。

 

手首はボールジョイント接続。

 

胸部は前方向へ屈伸が可能。

 

腰部の接続は軸接続で、回転が可能。

 

前後開脚はご覧の通り。スカートアーマーが大きく跳ね上がるので可動の妨げにならないようになっています。

 

左右開脚もご覧の通り。股関節は軸接続の組み合わせで、非常に柔軟に動かせます。

 

太ももの上でロール回転。

 

膝は二重関節で90°ほど可動。膝アーマーの下から内部メカが露出します。

 

足首はまずつま先が上下に可動。足首の付け根でも上下に可動。

 

さらに足首は下に引き出すことができて、左右へのスイングや回転も可能です。

 

浮遊用アームはバックパック接続部とサテライト接続部で回転軸、アームの3か所で折れ曲がる可動があります。

 

プロペラントタンクはボールジョイント接続。回転させることが可能ですし、ご覧のように大きく持ち上げることもできます。

 

ここからは見たことのある姿を立体で再現! まずは機体選択!

 

「PHASE1 PROCEED」

 

ガトリングロッドの作動状態は差し替えで再現!

 

ゲームでは見られないアングルも、立体物なら見ることができちゃいます!

 

左右の立ち位置が入れ替わったとしても見ることのできない裏側も!

 

ジャンプキック!

 

下段パンチ!

 

下段キックはさすがにこれくらいが限度かな!

 

ジャンプ中にアサルトサテライト発射!

 

シールドガンで防御!

 

ガトリングロッドで突き上げてみました。

しかもアサルトサテライトで追い打ちの準備も万端です。

 

両手首を開き手に交換してゲーム中では見せないようなポージング。
アサルトサテライトは「THEシンプルスタンド」に接続することで、ブロディア本体と別に展示することも可能です。

 

カプコンの格闘ゲームの代名詞といえば! 何やら手の中に波動が見えてきませんか?

 

両腕は肩から取り外して左右を入れ替え、装備を付け直すと……

 

まるっと「2P MODE」用に組み替えることができます。

 

こちらが両腕の左右を入れ替えた「2P MODE」

実際は1Pでプレイしていても立ち位置が左右逆転するとこの状態になってしまうのですが、イメージが伝わりやすいので「2P MODE」と呼びましょう。

 

さっきの写真を左右反転したんじゃありませんから!

 

こちらのモードだとオープニングでの機体スペック紹介画面のポーズが再現可能に!

 

続きましてこのコーナー恒例の「プラスひと手間」いってみましょう!

パッケージイラストを見ても機体同士が激しくぶつかり合っていることは想像に難くないので、やはり塗装はげを簡単に表現できる「シルバーを使ったドライブラシ」を施したいと思います。

 

じゃん! メタリックバージョンといっても一瞬信じてしまいそうな金属感が出ていませんでしょうか!?

ドライブラシには最近ガイアノーツ「ギルディングワックス シルバー」を愛用しています。全パーツにいったん「つや消しクリア」をかけてから、平筆にワックスをちょっと乗せて、筆がギリギリかさかさになるくらいまでティッシュでふき取り、その筆をボディに当てていきます。塗るというより、筆をパーツの角っこなどに当てて筆にわずかに残っているシルバーをこすり付けるような感覚です。

 

ちなみにドライブラシ以外、塗料による塗装は一切ほどこしていません。

 

バックパックのような暗い色のメタリックカラーはシルバーでのドライブラシの効果が大きいです。

 

パーツのエッジ以外にも「ここはよくぶつけるんじゃないか」と想像できるところにもドライブラシを施すと、使い古された感じが出てきます。

 

最初は肩アーマーのスパイクやボディの角など、光を当ててハイライトになるところに施すのがお手軽です。

 

シールドはあらゆる攻撃を受け止めていると思うのでちょっと激しめに。

 

手首やアーマー類なども効果的なドライブラシポイントです。

どのくらいドライブラシをやるかは、対象物がどのような使われ方をするメカであるのかなどを想像すると、おのずと決まってきます。ここは妄想力も大事。

 

ここからは、プラキットならではのアクションポーズをいくつかとらせてみましょう。

 

ハイキック! このくらいなら自立できます。

 

片膝立ち。

 

シールドガンとサテライトのよる同時射撃!

 

大きくジャンプするほどのガトリングロッド攻撃!

 

ジャンプしたところからの急降下キック!

 

格闘戦スタンバイ!

 

巨大なロケットアームを装備した、ブロディアの派生機「B・ライアット」と対峙!

 

金属同士の激しくぶつかりあう音が周囲の空気を震わせます!

 

ちょっとヒロイックにキメポーズ。


ゲームのほうは2Dということで、登場メカは全てドット絵で描かれているという、とんでもなくこだわられた作品で、これまでにさまざまなゲーム機に移植され続けてきた本作。2022年6月24日にダウンロード販売開始となる「カプコン ファイティング コレクション」(Steam、PS4、Switch、XboxONE)にも収録されているので、気になった方はそちらで触れてみるのもいかがでしょうか。

さらなるラインアップの充実を願って、今回はここまでにさせていただきたいと思います。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

 

 

【商品情報】

■MODEROID ブロディア

・発売中

・価格:5,000円(税込)

・PS&ABS 組立て式プラスチックモデル・ノンスケール・全高:約110mm

・原型制作:T-REX

・制作協力:千値練

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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