ゲスト・賀集利樹と振り返る「仮面ライダーアギト」20周年!「鈴村監督のグラサンナイト」第5回レポート

2021年03月21日 12:000

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「仮面ライダークウガ」「仮面ライダーアギト」「美少女戦士セーラームーン」「炎神戦隊ゴーオンジャー」「非公認戦隊アキバレンジャー」といった特撮作品のみならず、「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」「初森ベマーズ」「湘南純愛組! YOUNG GTO!」」などのドラマも多数手がける鈴村展弘監督がメインパーソナリティーを務める番組「鈴村監督のグラサンナイト」の第5回が、2021年2月23日20時よりニコニコチャンネルにて放送された。

「鈴村監督のグラサンナイト」は、映像監督・鈴村展弘さんをメインパーソナリティーに据えたトーク番組。俳優、女優、声優など芸能系のみならず、クリエイター、文化人、ミュージシャンなど、さまざまなパワーのあるゲストともに、時ににぎやかに、時に深く、さまざまな切り口で視聴者と一緒に楽しく盛り上がるという番組で、アシスタントは、女優・小山未結さんが務める。

 

今回は、今年放送20周年を迎えた「仮面ライダーアギト」の主人公・津上翔一役を務めた賀集利樹さん。

監督デビュー作「仮面ライダークウガ」に続いて、本作でも監督を務めた鈴村監督は、長年の付き合いということで、非常にアットホームな雰囲気のなかでの放送となった。

 

 

役者デビュー作となった「仮面ライダーアギト」20周年について、「この前のみたいな感じ」と振り返る賀集さんは、放送当時発売された変身ベルト「オルタリング」を持参。作品への愛情をうかがわせる。とはいえ、最近の現場では当時「アギト」を見ていたという若手スタッフも多いそうで、そういうところで時の流れを感じるそうだ。

 

そんな賀集さんが演じた翔一は、記憶喪失だけど明るい性格の青年という難しい演技を求められるキャラクターで会った。本作で役者デビューを果たした賀集さんにとっては、なかなかハードルの高い役柄だったそうだが「やるしかなかった」と振り返る。

またメインライターの井上敏樹さんによるセリフ回しには、どこか女性っぽい言い回しがあったり、無職で家庭菜園が趣味という、今で言うところの「専業主夫」というキャラ属性を持っていた翔一に対して、「ただ頼もしいだけじゃない翔一のキャラクターによって、ヒーロー像が大きく変わったのでは」とコメント。

 

いっぽうの鈴村監督は、当時10歳だった美杉太一役の田辺季正さんと、当時7歳だった謎の少年役の神木隆之介さんと話しているときに「(仮面ライダーが好き同士だから)僕たち友達だよね」と話しかけられた……という思い出を語ってくれた。

 

 

そんなさまざまなエピソードを持つ「アギト」だが、平成ライダーシリーズ中、最高視聴率を記録した大ヒット作である。そのため、ゴールデンタイムでの特番や映画製作など、現在につながる「ライダー」シリーズの礎を築いた作品でもある。

しかしミステリー要素の強いストーリーであったり、毎回死者が出るなど過激な要素のある作品だったことから、「朝から何の番組だ、と思った方もいたのでは」「やってる最中は、話を全然理解できなかった」と、賀集さんは今だから言える作品に対する印象を語ってくれた。

 

おなじみの「教えて鈴村先生」コーナーでは、鈴村監督と賀集さんが先生になり、ランダムに選ばれた「アギト用語」や裏話を教えてくれるという企画が行われた。

ここでは「翔一の寒いギャグは台本通り」「故・長石多可男監督がよく撮っていたトンネルに、長石トンネルという通称がついた」「第41話、第42話の船上ロケは、大洗~苫小牧の旅客船で行われた。撮影が押したため、苫小牧には30分くらいしか上陸できなかった」といったレアなトークが開陳された。

中でも盛り上がったのが、「撮影中の怖い話」というテーマだ。溺死者が多いという某湖で収録した際の話題から、鈴村監督が別作品でロケハンした場所に、実は遺体があった……というガチな事故物件エピソードを披露。

「本当に怖い話じゃないですか!」と小山さんはすっかりビクビクであった。

 

 

そのほか視聴者からの質問に答えるコーナーでは、アフレコエピソードが語られた。

賀集さんは、翔一を「記憶喪失だけど、アギトのスイッチが入ると翔一とは別の感じになる」というイメージでアフレコしていたという。「最初はどういう感じのアフレコがいいのか試行錯誤していた。序盤は力いっぱい叫んでいたが、スーツアクターの動きの影響もあって落ち着いた感じのアクションになっていった」そうだ。

 

番組の終盤、「鮮明に記憶に載っている。特別な現場だった」と改めて振り返った賀集さんは、「20周年なので恩返ししていきたい!」と力強くコメント。鈴村監督も「(ファンの)声が上がれば……」とアニバーサリー企画に意欲を見せる。

今後の「アギト」の展開に期待したいところだ。

 

 

次回の放送は3月23日20時からの予定。ゲストは「仮面ライダー龍騎」OPテーマを歌った声優・歌手の松本梨香さんだ! お見逃しなく!

■放送終了後コメント

賀集 鈴村さんにお会いするの自体が久しぶりになりますし、「グラサンナイト」をやられているのも知っていたのでいつ呼んでくれるのかな~って待ってました。「アギト」20周年に呼んでくださってありがとうございました。番組内でも言いましたが「アギト」20周年ということで、今も愛して下さる皆さんに対しての恩返しを目いっぱいできればと思っております。みなさん、待っててください。ぜひ会いましょう!

  

鈴村 「アギト」20周年という節目に、賀集君が快く来てくれたことが非常にうれしく思います。「アギト」のベルトが出たり、公式で配信があったりといろいろな展開がありますけれど、なんとなくその足掛かりの一番手に僕がなれたかなというところもあり、この「グラサンナイト」で賀集君と20年前のことを昨日のように語れたというのが感慨深いですね。20年と言う時を一瞬にして忘れさせてくれたというか、現場で一緒にやっていたころの気持ちに戻れたというかね。そういう楽しい1年だったなと、「アギト」っていい現場だったなと改めて思わせてくれる、本当に楽しい時間でした。またぜひ賀集君にはゲストに来てもらって、いろんな思い出話ができたらいいなと思います。

 

小山 「アギト」は私が5歳だったので記憶がちょっとあやふやだったんですが(笑)、私の知り合いの方も結構「アギト」に出られているので、勝手に親近感を抱いていました。ありがとうございました!

 

【チャンネル情報】

・メインパーソナリティー:鈴村展弘

・アシスタント:小山未結    

・視聴:月額770円

・協力:株式会社ムジーク

・URL:https://ch.nicovideo.jp/suzumura-ch

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