猛暑に負けるな！ 今月は清涼感あふれる「扇風機」と「かき氷機」のカプセルトイを紹介！【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪　第43回】

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

ワッキー貝山にとって5冊目となる著書「ガチャ愛100％ワッキーが贈る　昭和レトロガチャ　最強コレクション」（グラフィック社）が発売されましたが、皆さんご覧いただけましたでしょぅか？

後輩のサンドウイッチマン富澤氏のブログで紹介してもらったり、ナイツの土屋氏が率いる「消しサカ協会」の推薦図書として認定されたこともあり、Amazonの「子供の文化」ランキングで堂々の1位を飾らせていただきました。160ページに1000アイテムがフルカラーで収録。私のつぶやき的なキャプションも面白いという感想もいただいており、大変喜んでおります。

特に反響が大きかったのが、ガチャガチャの歴史！ 「昭和レトロガチャ」をうたいながら、歴史は明治まで遡り、令和元年まで追ってしまいました。校正すること計8回！ やりました。

え!? 新刊出たの知らなかった～って方はぜひともお買い求めください。この連載とあわせて読んでいただくと、より一層カプセルトイの沼にどっぷりハマれますよ。

さて今回は猛暑に負けるな！ 清涼感たっぷりなアイテムを、どーんと探訪していきます！

「HERMOSA　ミニチュアフィギュアVol.1」全6種類　J.ドリーム　400円

涼しげな台紙のビジュアルに誘われてハンドル回せばコロン。いつもとは違う風流な音に思えませんか？

そしてカプセルの中から出てきたのは、なんともかわいらしいレトロデザインの扇風機。羽根が回転するといったギミックはないけれども、その姿を拝見するだけで冷涼感たっぷり。机に置けば、在宅ワークもはかどること間違いなし？

ちなみに「HERMOSA」とは鎌倉に実際にある照明・インテリアメーカーだそうです。素敵なコラボにカプセルトイの新たな可能性が見えるようです。

・レトロファンテーブルタイプ　ブラック

高さ5cmほどのサイズ感がちょうどいいですね。首振りや羽根の回転速度を調整の切り替えるスイッチを動かすと、小気味よい音が出るので思わずにやけてしまいます。さらに、扇風機を持ちあげる取っ手部分や細かな模様、ど真ん中には「HERMOSA」のロゴ入りイエローステッカー。手を抜かない再現度には興奮してしまいます。シックで和モダンなお部屋がベストマッチな黒です。

・レトロファンテーブルタイプ　シルバー

無機質な色味に思えますが、レトロな形状もあいまってハイセンスなインテリアにも見えます。カラーリングが変わるだけで雰囲気もガラリと変わりますね。ほぼシルバー一色でですが、スイッチの部分だけ黒で仕上げるあたりはおしゃれなワンポイント。

・レトロファンテーブルタイプ　サックス

サックスカラーとはブルーにグレーを少し混ぜた色です。青は集中力を高め、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるそうで、人気のカラーリングだとか。

一見シルバーと間違えてしまうかもしれませんが、並べれば一目瞭然。初めて遭遇するカラーゆえに、一瞬ダブった？ととまどわせる微妙な色違いが、コレクション魂に火を点けます。そんな時は、扇風機でクールダウンしましょ。

・レトロファンフロアタイプ　ホワイト

こちらは首長のタイプ。高さ10㎝ほど。ピーンとそびえ立つ真っ白なボディに見とれてしまいます。

首は360°回り、ネジをドライバーで調整すると角度や高さを変えられるのがすごい。オシャレな家電のディテールを再現しつつ、動きにもこだわりを感じます。

・レトロファンフロアタイプ　シルバー

テーブルタイプと並べて飾りたいですね。

独特な形状の4枚羽を包む、流線型のガード部分が一層涼しげな雰囲気を演出しています。

・レトロファンフロアタイプ　サックス

こちらもフロアタイプの同色と並べて置きたいです。サックス色になじんできたら、きっと生活のクオリティが上がってきた証明かも知れませんね。

別売りのフィギュアとのサイズもちょうどよく、いろんなシチュエーションが作れそうです。試しにこのミニチュアを部屋に置いてみて、実物を購入した時のシミュレーションをするという新しいスタイルが流行るかも!?

昭和が遠くなればなるほど、逆にレトロが新鮮なものに変わってくるもの。私の本も、そんなトレンドに乗っているのかも？ またの宣伝、失礼いたしました。

あっ。このシリーズはVol.1とのことなので、今後のシリーズ化を楽しみにしています。

「本当に作れる。ダイキャスト製　ざ・かき氷マシーン」全5種類　トイズ・スピリッツ　500円

夏の定番、かき氷マシーンのカプセルトイは毎年発売されているのですが、大体プラスチック製で、ほぼ氷が削れません。重量が軽いこともあってマシーンが安定しないから、うまく氷を削れないんですよね。どちらかというとかき氷ゴッコマシーンといった趣でしたが、今年は様子が違うぞ！

鉄製でしっかりと重みがあります。しかもミニブックには「食品衛生法試験合格済」と記されてある。これ本気だわ。

そしてカプセルの中には説明書がもう1枚！ なになに……用意する物はドライバーと水と冷凍庫。……れ、れ、れいぞうこ!? 直径1.5㎝ほどの製氷機に水を入れ、冷凍庫で凍らす。なるほどここで使うのか！

そしてハンドル部分を本体にきっちり取り付けるのにドライバーが必要だそうです。

あて氷ができたらマシーンをしっかり固定。ハンドルを時計回りに回すと、ジョリジョリジョリ……。本当にできたよ、かき氷！

ただし氷の量が少ないため、すぐに溶けだしてしまいますので、涼しい部屋でやるのがおススメだね！

ごていねいに「氷とシロップは付属しません」ということわり書きも親切で、好感が持てます。

それにしても、レトロなマシーンは見た目もオシャレで冷涼感がありますね。おまけに実用性も兼ねそろえているところが憎いところ。シーズンが過ぎても、インテリアとして年中飾れます。

やはりマストで欲しいのは、海の家御用達の青！ 少しクリームがかった色で、爽やかな色合いです。さらに、ダイキャスト製のボディに、赤で描かれた「氷」のペイントに注目。レトロな雰囲気が漂ってて、懐かしさがこみ上げてきますよ。近くに風鈴なんかあったら、あの夏の思い出がよみがえってきますね。

赤色のかき氷マシーンも実際に見たことあります。この色はとにかく自己主張が強い。お祭り屋台の後ろのほうで削っていても目立ちます。

ところで皆さんは、シロップは何が好きですか？ 私は何と言ってもイチゴ！赤くなった舌を友達に見せつけたりしてました。ブルーハワイだけは、どんな食べ物かわからないのでいまだにしっくりきませんが、実はかき氷シロップって色が違うだけで味は一緒らしいですよ。

というわけで今回のテーマは、ズバリ「レトロ＆冷涼感」。

ガチャ業界は、季節ものは賞味期限が短いのであまり手を出さないと言われますが、どちらも年中楽しめそうなアイテムでしたね。まだまだ残暑が続きそうですが、バテないようにがんばりましょう！ またね！

＜プロフィール＞

ワッキー貝山

フリータレント兼ガチャガチャコレクター（カプセリスト）

7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界―コスモスよ永遠に」「最終決定版！インチキガチャガチャの真相―コスモス、その愛」（双葉社）「日本懐かしガチャガチャ大全」（辰巳出版）関連本を出している。
毎週㈬は最新ガチャ、㈯はレトロ「コスモス」ガチャの動画をYouTube公式チャンネル「ワッキー貝山ガチャンネル」で公開中！