過去最大級のビッグスケール!「PLAMAX MF-45 minimum factory VF-1 ファイター バルキリー」を全塗装で組んでみた!【声優・泰勇気の週末プラモ! 第16回】

2020年05月14日 19:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! というのがこの連載のお決まりだったんですが、今回は2019年12月7日(土)~8日(日)に、SEGA秋葉原5号館5Fで開催された模型展覧会「秋工祭」に泰勇気が出展したキットを紹介!

連載初の、全塗装作例となりました。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第16回スタート!

 

PLAMAX MF-45 minimum factory VF-1 ファイター バルキリー

 

今回ご紹介するのは、その大きさで衝撃を受けた人も多いであろう「PLAMAX MF-45 minimum factory VF-1 ファイター バルキリー」です!

過去に発売された「PLAMAX MF-37 minimum factory VF-1 スーパー/ストライク ファイター バルキリー」のパーツを一部変更し、通常のファイター形態のバルキリーとして発売されました。パーツひとつひとつが大きいので、まるで自分が小さな子供に戻ってしまったのではないかという錯覚さえ覚えてしまいます。

でも細かいパーツが少ない分、組み立てるだけならそれほど時間はかからないことでしょう。「ことでしょう」というのは、実は今回は特別編として、マックスファクトリーさんからお預かりしたテストショット(試作品)を、塗装して仕上げた姿でご紹介するから! テストショットを使用しているということで製品版と一部異なる個所もありますが、異なる部分というのはおおむね製品版では改良されている部分ですのでご安心ください。

なお、このキットの組み立てにはプラモデル用接着剤が必要となります。

 

と前置きが長くなってしまいましたが、さっそくランナーから紹介していきましょう。

 

とにかく1つひとつのパーツが大きいので、ランナーもものすごく太い! 

キャノピーのパーツだけでこの大きさ。そして表面がつるつる~。

 

パーティングラインもなく、この形状になっていることのありがたみ。

 

テストショットということもあり、製品版に付属するステッカーが間に合わなかったので、代わりに別売の水転写式デカールをいただきました。

 

ゲートは基本的に完成した時に表に出ない部分かアンダーゲート的な処理になっているので、塗装をしない方にも嬉しいですね。

 

まずは仮組みということで、各パーツをマスキングテープで固定しております。

機首の部分だけで30cmを超える大きさ。

 

ビッグサイズのおかげでコクピット内も細かく再現されています。

 

機体の中央ブロック。先ほどの機首も接続してあるので、その大きさは想像できますでしょう。

 

主翼は機体から露出している可動部に差し込む方式なので、塗装した後に取り付けることができます。

 

垂直尾翼が、今回のキットの新規パーツ。

 

バルキリーでいう脚部のパーツも30cmをはるかに超える大きさ。このパーツの外側にあたる部分も今回の新規パーツですね。テストショットでは目立っていたヒケ(プラスチック収縮によるへこみ)は製品版では改善されております。

 

ガンポッドもこのサイズ。改造したら水鉄砲にもできるんじゃないかというサイズ。

 

すみません……。大きすぎて撮影台が使えなかったので、部屋のカーテンやらが写りこんでしまっていますが、全体を仮組みして記念撮影。左手だけで持つのも大変な重さ!

こうして仮組みをしたことによって、接着剤を使用し、パーツ同士の継ぎ目をヤスリがけして消す個所を確認して、再び分解。塗装へと進みました。

 

何せ大きいパーツが多いので、こんな風に、持つ部分を工夫しながら塗装していきます。

 

先ほどの仮組みの段階で「完成させたら全く見えない個所」を確認した後、大まかにこのようなブロックに分けて塗装します。今回はサーフェイサーにガイアカラーのサーフェイサーエヴォシルバーを使用。

 

持つところがなさそうなパーツは割り箸や両面テープ、目玉クリップなどを駆使します。

 

このキットはJ型・S型・A型の選択式となっているので、僕は「超時空要塞マクロス」の主人公・一条輝の搭乗するS型を選択。機体色は本来「白」なのですが、塗料の色乗りなどの時間短縮を考えて、今回はモデルカステンカラーのストーミーシーブルーを使用しました。

 

主翼の黒いラインと統合軍マークは、別売のデカールを使用。垂直尾翼もスカルマークはデカール。黒はガイアカラーのEXブラックで、赤はモデルカステンカラーのファイアーレッドで塗装。

 

デカールには機体中央ブロックの黒と赤も付属しているのですが、デカールを段差になじませるのが少々難しいので塗装で対応。そのほかのマーキングはしっかりとデカールを貼り付けました。

 

デカールと塗装の違いは、肉眼ではわからないレベルかと。

 

コクピット部分を組み込んでからその周辺を塗装する構造になっているので、組み込んだらそこに塗料が入り込まないようにマスキングします。

 

ガンポッドは定規を差し込んで持ち手にして塗装。

 

デカールもバッチリ!

 

そんなこんなで全塗装を行いまして、2019年末に開催された展示会「秋工祭」にてお披露目となりました。こちらは当時の写真。「秋工祭 バルキリー」でTwitter検索すると、さまざまな方が撮影してくださった画像が出てきます。

 

そして、持ち帰って自宅で撮影しようとしましたが、最初にも申し上げた通り、あまりにも大きくていつもの撮影台では収まらず、普段食卓として使用している卓の上にて改めて撮影。20歳以上なら、これを見ながら杯を傾けられますよ、これ。

 

横から。航空機模型として考えても、こんな模型が飾ってあるおうちって、なんだか素敵じゃありませんか!?

 

脚部側面が見えるように主翼を展開しておきました。「U.N.SPACY」や「001」のナンバーはデカール。翼端灯などクリアパーツはすべて透明な成型色なので必要に応じてクリアカラーで塗装しました。

 

コクピット周辺のデカールはこのような感じ。コクピットの中も塗り分けて、キャノピーはクリアブルーで塗装。

 

シートもちゃんと塗り分けてあります。

 

操作レバーやコンソールも塗り分け、あるいはデカールを使用。

 


着陸脚は飛行状態との選択式。展示会での展示を考えて今回は展開状態で製作。

 

着陸脚の芯には金属のシャフトを通すようになっているので、意外と頑丈です。また金属シャフトが露出することにより着陸脚のリアルさがさらに増します。

 

エアインテークの奥にはカバーとファンが。ガンポッドの銃口も確認できますね。

 

機体上面はこのような感じ。墨入れにはクレオスさんのMr.ウェザリングカラー・グランドブラウンを使用しました。

 

インテーク周辺のデカールもしっかり貼り付けてあります。

 

これだけ主翼や機体サイズが大きいと、翼端灯などに電飾を仕込むこともできそうですね~。

 

後部の着陸脚にも金属シャフトが通っています。

 

ノズルの中身もちゃ~んと再現。

 

 

主翼の開閉はこのくらい。好みの角度で展示できます。

 

「マクロス」シリーズのゲームなんかで見られる後方からの写真。巨大なノズルが見えるこの角度から見るのもよいですよね。

 

ちなみにテストショットが届いた時の様子。

この時出た言葉はもちろん

「ヤック デカルチャー!」

もうわくわくが止まらなくって一気に仮組みまでやってしまいました。

 

さてさて、ここまで「大きい」ことを全力でお伝えしてきましたが、ご覧の方の中には「どうしてminimum」なんだろうと思われた方もいらっしゃることでしょう。実はこのバルキリーは先に発売された「minimum factory 1/20リン・ミンメイ」と同じスケール、つまり「minimum」シリーズというわけなんです。とっても大きなミニマムだったんですね~(笑)。

ミンメイのキットをお持ちの方は一緒に飾ることを強くおすすめします!

 

バルキリーはこのほか、スーパーバルキリーやガウォーク形態なども発売されており、バトロイドの発売も待たれるところです。バトロイド発売の暁にはぜひまたレビューさせていただきたいです!

 

また展示会が開かれるような機会があれば再び展示したいと思いますので、どこかでお目にかかれるかもしれません。

 

(文/泰勇気)

 

【商品情報】

■PLAMAX MF-45 minimum factory VF-1 ファイター バルキリー

・発売中

・価格:19,800円(税別)

・仕様:ABS&PS 組み立て式プラスチックモデル、1/20スケール、ステッカー付属

・全長:約713mm

・全幅:約719mm

・全高:約192mm

・発売元:マックスファクトリー

・販売元:グッドスマイルカンパニー

 

【泰勇気プロフィール】

1977 年 10 月 6 日生まれの声優。

出演作は「文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~」佐藤春夫、「刀剣乱舞-ONLINE-」宗三左文字、太郎太刀、「文豪とアルケミスト」佐藤春夫、 「夢王国と 100 人の王子様」ラトリア、「第 3 次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河~」 クォヴレー・ゴードン、「獣装機攻ダンクーガノヴァ」ジョニー・バーネット、「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」ホイルジャック、ビーコン、「機動戦士ガンダム SEED DESTINY」チェン・ジェン・イーなど多数。

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上映開始日: 1984年7月21日   制作会社: タツノコプロ
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(C) 1984 ビックウエスト

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