過去よりもさらにeスポーツ色が濃いイベントへ! 「闘会議2019」レポート

2019年01月29日 17:520

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2019年1月26、27日の2日間にわたり、千葉県の幕張メッセにて、Gzブレインとniconicoが主催するゲームとプレイヤーの祭典「闘会議2019」が開催された。

「日本eスポーツ連合」(JeSU)が2018年2月1日に設立されてから2回目の開催となる今回は、過去のイベントよりもよりeスポーツ色が濃いものとなった。会場内には、JeSUの特設ステージが設置され、「eSPORTS国際チャレンジカップ ~日本代表vsアジア選抜~」と題し「オーバーウォッチ」、「鉄拳7」、「ウイニングイレブン 2019」、「ストリートファイターV アーケードエディション」の4種目で、2日間に渡り、日本選抜チームとアジア選抜チームのプロゲーマーたちがしのぎを削った。

 

26日の「ストリートファイター5」部門に参加した日本選抜(左:ときど/ネモ/ふ~ど)と、アジア選抜(右:Oil King[台湾]/Humanbomb[香港]/NL[韓国])

 

 

 

 

パズドラ大会を制したあっき~選手。

 

いっぽう、闘会議ステージでも各ゲームタイトルの大会が開催され、26日には「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(スマブラSP)の実力者による東日本リーグ開幕戦「スマッシュボール杯 スマブラSP 東日本リーグ」や、今シーズン初となる「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)のチャンピオンズカップ「パズドラチャンピオンズカップ 闘会議2019」で、熱戦が繰り広げられた。パズドラの決勝では、あっき~選手、ふぃあれす選手という優勝未経験者同士の対決となり、あっき~選手が優勝。自身が大切にしている、観客を楽しませる試合運びをしつつ、プロゲーマーの大会で優勝するという目標を達成した。勝利を得たターンでは、相手のライフがゼロになる前にガッツポーズを掲げていたが、その理由を試合後「最後、パズルを決めた瞬間に、来たー! 勝った!! と感じました」と話す。

 

 

 

 

スマブラSPの大会は今回「アイテム」ありのルールで行われ、アイテムがドラマを生む場面も

 

27日には、「『スマブラSP』niconicoチャンピオンシップ2019」が開催。前日に、海外からの招待選手を含めた440名以上が8ブロックに分かれて争う予選トーナメントが行われ、各ブロックの勝利者が決勝の壇上にあがった。前日の「東日本リーグ」と同様、今回は過去シリーズの大会ではあまり採用されてこなかった「アイテム」ありのルールでの試合ということで、どういった試合運びになるか観客の注目度も高かったようだ。観戦に訪れていた、スマブラを初期作品からプレイしているという千葉県在住の30代男性は、「ステージ上にランダムで登場するアイテムという不確定要素がからむので、選手のみなさんはなるべく取っておきたいとは思うのですが、どうなるか楽しみです」と話していた。実際にこの大会で優勝したHIKARU選手は、アイテム回収の足の速さを考慮してか、普段のメインキャラのドンキーコングではなく、ゼロスーツサムスを使用した。

 

  

新作ゲームの名作ゲーム試遊では、2017年以降「ジャパンアミューズメントエキスポ」(JAEPO)と共同開催になったことも影響しているのか、アーケードゲーム関連のエリアが増え、会場では2019年4月中旬稼働予定のアーケード版「ぷよぷよeスポーツ」があそびホーダイブースに設置された。また、同ブースには3D格闘ゲームブームの火付け役となった「バーチャファイター2」も無料プレイができるようになっていた。27日には、同ゲームの強豪プレイヤーであり、現在eスポーツ大会などで活躍するカメラマン・大須晶さんが登場し、一般参加のプレーヤーと組み手を行ったり、トーナメント大会を開催したりした。初心者の参加者も多く、大須さんは「このゲームでガチャプレイ(初心者プレイ)をするときは、ジャンプはしちゃダメ。浮く時間長くて相手に攻撃されちゃうから」「ガードボタンって今ゲームしている子にはない概念かな」と解説していた。

 

 

 

スマホゲームでは、現在、株式会社グレンジが2019年春リリースに向け開発中の「Kick-Flight(キックフライト)」のイベントが行われた。来場者が同作をプレイできるコーナーも設けられており、勝利チームには逆バンジーを体験できる権利が与えられていた。また、システム面の魅力について担当者は、「タップやスワイプで、簡単に空中を自在に飛び回って楽しむことができます。攻撃やディスクと呼ばれる特殊スキルの使い方もすぐに覚えられます」とアピールした。

 

 

 

なお、JAEPOのエリアのほうでは、 バンダイナムコアミューズメントの新作アミューズメント向け筐体「ソードアート・オンライン アーケード ディープ・エクスプローラー」や「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」、タイトーの「ヘイロー:ファイアチームレイブン」などが長蛇の列を形成。また、VRを活用したゲームも多く見られた。

こちらの模様は、改めてレポートする予定なのでお楽しみに!

(取材・写真/斎藤雅道)

 

 

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