歌舞伎顔のフクロウにミニミニ神棚! 和の心をカプセルトイで感じよう!【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第24 回】

2019年01月28日 12:020

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カプセルトイコンシェルジュ・ワッキー貝山厳選の逸品をご紹介するコラム! 今年もよろしくお願いいたします。

2019年は平成最後の年ということで、平成特集をいろんなところで見かけますねぇ。私の10万個に及ぶコレクションの中にも平成の産物がありますよ。「たまごっち」や「ガングロギャル」の消しゴム、「ガラケーに付ける死にかけ人形ストラップ」なんてものもあります。機会があれば紹介したいなーなんて思いつつ、今回も独断と偏見でセレクトした最新カプセルトイの魅力をご紹介しましょう。

 

「カブクロウ」 タカラトミーアーツ(パンダの穴) 全5種 200円

平成初期に全国的に流行したオカルトブーム――その中心を担った「人面犬」や「人面魚」などを想像させるフィギュアの登場です。

 

「バカも大好き、マヌケも大好き」をブランドコンセプトとする「パンダの穴」というデザイナー集団は、過去に「考えない人」や「自由すぎる女神」など独創的で、おバカさが抜きん出ている数々のカプセルトイを世に送り出しています。そんな「パンダの穴」が、またまたやってくれました。

なんと!フクロウと歌舞伎が合体!

「夜活動する地味なフクロウはある日、傾き(かぶき)たいと思った。派手になりたい。目立ちたい。フクロウの凛とした風格と歌舞伎を融合して、派手に生まれ変わった」

……なるほど~。一見地味なフクロウ達がポップになりたい。そんな変身願望がクリエイターの気持ちを動かした? そんな世界観が展開しています。

 

・「モテ之助」

「赤い一本の隈(くま)で男らしく。正義感が強く、ヒーローの役柄で常にモテモテ」という役柄。

確かに右の翼をピンと広げ、左足を持ちあげ、見栄をはる姿は「よっ!日本一!」と声をかけたくなるほど。すごみが伝わります。


・「妖怪助六」

「妖怪に変身して不気味な姿に。舞台ではオモシロい風貌で場を盛り上げている」とのこと……。

真一文字の口に金と紅の隈取り、小鼻を広げ、目が点。そんな感じが何とも滑稽な表情になっています。


・「冷血歌丸」

これは敵役かな?「冷血な性格のため、青の公家荒れの隈に。高貴な身分でありながら常に乗っ取ることを企む役柄」との事。

血も通っていないのか、顔面全体の青い隈がなんとも不気味。座頭市ばりの目を閉じた表情もニヒルですが、フクロウならではのずんぐりとしたフォルムがなんともかわいい! このミスマッチさのおかげでより不気味な印象に。青い爪も芸が細かいね。

 

・「悪左衛門」

「根っからの悪。青い隈で、悪事を考える、適役に抜擢。常に睨みをきかせている」ということだが、情けない表情だね。こういう奴が悪いことを考えるんですかね?

 

・「派手五郎」

「地味なので赤い筋隈で派手になりたかった。赤い筋が入り、血気盛んで力強い演技が得意」との事。

若気の至りか? ちょっと背伸びしちゃった? どっしりと構えている容姿からは、ベテラン臭が漂っておりますが……。

 

昨今のカプセルトイブームはインバウンド人気も後押ししている側面がありまして、海外の方が気軽に「カブクロウ」から日本文化に興味を持ってもらえたら最高ですね。「カブクロウ」の世界に触れていたら、私も本物の歌舞伎を観に行きたくなりました。

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