SF&ロボットアニメオタクの夢が詰まった作品
観賞手段:劇場
監督:水島精二、脚本:虚淵玄のフルCGアニメってことで、いろいろ話題になってた本作品。劇場での予告編もよさそうだったので、観に行ってきました。
ひと言で言うと、未来の西部劇って感じのお話です。サイバーワールド(ディーヴァ)に暮らす上流階級と、荒れ果てた地球上に暮らす下層階級。サイバーワールドにしかけられる謎のハッキング。その原因を突きとめるため、ディーヴァから派遣される捜査官アンジェラ。地上でのガイド役は、西部のガンマン風情のディンゴ。荒野と荒廃した都市、サイバーとアナログ、そして美少女とロボット。あらゆる意味で、SFオタクが喜びそうなシチュエーション満載です。
そして、フルCGで描かれる作画もこの作品の持つ雰囲気に合っています。終盤繰り広げられるロボット戦はまさにフルCGならではのすごさ。ミサイルが飛び交って、敵のロボットを追尾していくあたり、かつてのマクロスを彷彿させましたが、エンドロールを見て納得。板野さんの名前がそこに! とにかく終盤のバトルシーンだけでも観る価値ありますが、ストーリーも虚淵玄らしからぬ(失礼!)、希望の持てるお話になっており、こういうのもいいなと思わせるものでした。観てスッキリ、爽快になれる、良作だと思います。根っこはかなりマニアックですが、そうでない方でもまったく違和感なく楽しめるはずです。
- ストーリー
- 4.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 5.0
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.0
満足度
4.5
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2014-12-10 12:06:07