---さんの評価レビュー

昭和の名作、スポ根アニメの代表作の一つです。
天涯孤独の主人公矢吹丈（ジョー）が東京のドヤ街に流れ着くところから話が始まります。丹下段平との出会い、ライバル力石徹の登場、ボクシングを通してジョーが成長していきます。
どのキャラクターも個性があります。力石はライバルでありながらジョーを凌ぐ人気がありました。
そして力石との戦い、さらに力石の死。
ただ戦って勝つだけの単純なストーリーではない。とても人間味のある重厚なストーリです。
倒れても倒れても立ち上がるジョーの姿は男の生き様を教えてくれます。
力石の死から一時立ち上がれなくなりますが、新たなライバルのカーロス・リベラによって野獣の眼を取り戻します。
そして最後は世界チャンピオンホセ・メンドーサとの戦いで全てを出し切り、真っ白に燃え尽きます。
あしたのジョーの凄いところは声優陣。あおい輝彦さん、藤岡重慶さん、細川俊之さんなどそうそうたるメンバーです。
あと、やはりアニメなのでトリプルクロスカウンターとかコークスクリューパンチとかありえん技も出てきます。