YOU44さんの評価レビュー

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究極の「ゴスロリ」完成形

観賞手段:ビデオ/DVD
「究極」の作品ってある。
それは最新が最高とは限らない。
というかほとんど関係ない。
例えばモナリザを超える絵画ってあるんだろうか。
ミロのヴィーナスより美しい女性を知らない。
『デビルマン』以上の漫画ってあるのか。
『エヴァンゲリオン』は
アニメの一つの究極型だ。
『東京物語』は日常系の、
『七人の侍』はアクション系の究極の邦画だ。
洋画なら『風と共に去りぬ』『ゴッドファーザー』か。
漱石の『こころ』、太宰の『人間失格』もそう。
『ローゼン』を観ていてそんなこと思う。
このアニメも一つの究極型だ。
ゴスロリに限らず、萌えキャラ全般を通して。
ここまで来たかの感がある。
もはや人ではない。
「源流」はいまだかつてなく、新しい流れを作った。
「究極」はオマージュの完成型だ。
リスペクトは止むことがない
『ローゼン』を知らないのは人生の欠落。
そう思う

大泉実成が『萌えの研究』で
『ローゼン』のことを書いている

「男性主人公に対する女性ヒロインの数が増え
妹とか双子とかメガネとかいったふうに
キャラクターが類型的にカタログ化していく。
しかし、ハーレムアニメも頂点に達し、
いわば飽和状態になっていた。
そういう時期にあらわれたのが『ローゼン』で
非常に個性的なキャラクターの人形たちの登場と
その特異な世界観は新鮮だった」

「翠星石は基本的に癒し系のキャラ。
ものすごい臆病で何かあるとオロオロしてすぐ隠れる。
同時に、ものすごい毒舌。
主人公に向かって『下等生物にもわかるよう簡単な
言葉で言ってやったです』と言い放つ。
性悪腹黒で悪いことをたくらんでいるが
スケールが小さすぎてかわいい」

「乳酸菌摂ってるぅ~?」(水銀灯)
YOU44
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ストーリー
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作画
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キャラクター
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音楽
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オリジナリティ
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演出
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声優
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満足度 4.5
いいね(0) 2020-12-05 06:56:40

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