唯一無二の「アセクシュアル」アニメ
観賞手段:動画サイト
最近百合ものが好きで観ている。
『あさがおと加瀬さん』『マリみて』に続いての本作。
タイトルを見て、BL映画『君の名前で僕を呼んで』が
頭に浮かんだ。不思議なタイトルだが、同性愛にとって
「自分が相手の名前で呼ばれること」「自分が相手に
なること(?)」に隠れた意味があるのだろうか。
「君になる」の意味をずっと考えていた。
1話、二人の出会いが静かに描かれる。
風でスカートが揺れる様が印象的だ。
BLのパイオニア・増山法恵は、(BLの醍醐味は)
友情が愛情に微妙に「あ、踏み込んでいるかな、今」
ってくらいのはかない所、にあると言う。
百合も同じ、そこを丁寧に描いているからキュンとなる。
「好きといわれてドキドキしたことないもの」
「私には特別っていう気持ちがわからないんです」
まだ何もない状態からの変化、後で思い返すと、この無垢の時が
懐かしく、泣ける。先輩が後輩にというのもいい。
「(告白してしまって)どうしよう」
「そんなの…私が聞きたいです」
踏切での初キスの後、黙って歩きだす二人。
さりげない名シーンだ。
沙弥香が喫茶店で理子先生がレズだと気付く瞬間もちょっといい。
アセクシャル(恋愛感情がわからない)をアニメ作品で
初めて見た。
体育祭の後、用具室での初ディープキスは濃厚で
(かなり)興奮した。11話の入浴シーンも。
作中舞台劇がシンクロして映画『ドライブ・マイ・カー』の
ような深みを増す。
- ストーリー
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- 作画
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- キャラクター
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- 音楽
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- オリジナリティ
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- 演出
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- 声優
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- 歌
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満足度
5.0
いいね(0)
2023-10-12 11:20:39