ひーくんさんの評価レビュー

原作は読まず、いきなりテレビアニメから入ったのがこの「ボールルームへようこそ」という作品。放送開始当初、素晴らしい作画やテンポの良いオープニング映像や音楽、そして分かりやすい演出なども相まって、かなり期待値を高めるような出だしだったのを覚えている。しかし、テレビアニメという限界があったためなのか、徐々に肝心のダンスシーンが増えてくると、音楽もなければ、絵も止まりがちで何もかもが変・・・。いったいこれを見てどうやって社交ダンスをイメージすれば良いのか僕には全く分からない。確かにテレビアニメの限界はあるだろうし、毎週きちんと落とすことなく放送できている点も評価して十分だとは思う。しかし、例えば、京都アニメーションが製作した「響け！ユーフォニアム」を観ても分かるように、ちゃんと吹奏楽のシーンでは、動きと音がシンクロしていて、ほとんど完璧と言えるほどの演出も行われていた。力量の差なのかなんのかは分からないが・・・期待値が高い作品だっただけにテレビアニメ「ボールルームへようこそ」の僕の評価は、やはり「がっかりだった」と言わざるを得ない。