君の名は。

3.0君の名は。

ひーくん

公開して間もなく余りの多くの高評価レビューが相次いでいることもあり、デビュー当時から注目していた新海誠監督の新作「君の名は。」に大きな期待と、また何となく「勘違い」（？）している人たちが大勢劇場に足を運んでいるような気もして、もやもやとした二律背反の気持ちのまま本作を鑑賞してきました。まず鑑賞し終えて初めて感じたことは、やはり余りにも高すぎる前評判とかレビューははなはだおかしいと思っていた僕の感が的中したということです。要は、大勢の人が「ただの東宝の宣伝工作」にまんまと乗せられてしまったというこ... >>続きを見る

2.5トレスアニメの集大成

大賢者

始めの数分はいつもの新海じゃないぞ・・・！？と思ったのですが、中盤以降、いつもの新海節で、自分の描きたいことだけ、中学生の落書きのように描いて終わりました。綺麗な絵が見たけりゃ自分で現実の景色を見に行きますから、こういう内容からっぽでトレス技術だけ極めた、みたいなのが流行るのは本当に勘弁してほしいな、と思います。ストーリー：何処かで見たことあるようなしょーもない設定の継ぎ接ぎです。今時隕石ネタって…ごちうさ世代にはウケそうですが。これがジブリよりウケるってとても悲しい時代だなと思います。メッセー... >>続きを見る

2.5流星の美しさを知った時、きっとあなたはハッとする

AoJ

新海監督特有の淡白なストーリーはそこにあったが、その周りを彩る音楽・映像・声・雰囲気、全ての世界観に身を浸していたいと強く思った。観ないで評価をつけるのはもったいないし、タラ観して適当に流してしまうのももったいない。輪の国日本だからこそ作り得た芸術作品で、輝かしいアニメ制作の輪の中に消費者として混ざらないのはもったいない、早くとは言わまいが、いつかはみんな観て欲しい夜空に光る一等星のような映画だった。