センスの良さとエンターテインメント性の高さ
観賞手段:CS/BS/ケーブル
最初見た時は、バッカーノかデュラララみたいなタイプの作品なのかと思ったのですが、ちょっと違うテイストでした。
とにかくアニメーションのリズムが心地よくて、台詞や音楽との調和も取れていてセンスの良さをひしひしと感じます。
あんな技名がデカデカと画面に出てきて技名を言って攻撃をキメるとなんだか厨ニっぽいって思われそうですが、そうならないところに演出的なセンスがあるんじゃないかと。
ありきたりな形容ですが、スタイリッシュってやつですね。
ギャグシーンがかなりあるんですが興を削がれることなく面白い。動きも見ていて楽しいし台詞のチョイスが良い。むしろあってよかった。
しかしまあ阪口さんや中井さんが演じるとキャラのツッコミが冴え渡ります。
超展開みたいなのはないけど、なんかまた変な奴が出てきたなあとわくわくさせてくれるのが良いです。
ところが、釘宮理恵さんが演じているキャラ(ホワイト/ブラック)を取り巻くエピソードが全編通して描かれているのですが、本当に作品に深みや面白さを加えているのかというと疑問が残ります。
ライブラの人達に比べるとキャラが浮いている感じもしますね。個人的には短編の連続だけで十分に思えるんですけどね。
オープニング、エンディングは文句なしに洗練されていて素晴らしい。
最終話で主人公が言っていた"異常が日常の遊園地"、その言葉がこの作品を表しています。ハードボイルドなテイストと少年漫画っぽいテイストが絶妙に混ぜられたアニメです。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.5
- 声優
- 5.0
- 歌
- 5.0
満足度
4.5
いいね(0)
2015-10-12 13:33:22