やっぱり最後は難解だけど、アニメとしての出来はすごくいい
観賞手段:劇場
この作品を観る人は、もちろんTVシリーズ(あるいは前作劇場版)を観ていると思うので、もちろんいきなり行っても意味がわかりませんということを前提に。
全体としては、TVシリーズの結末を踏まえて、その後の世界がどうなったのかを描く作品ととらえていいのではないでしょうか。「新編」となってるから、もう少しパラレルな世界を描くのかと思ったら、「続」って感じでした。それは悪くはないんだけど。
TVシリーズで死んでしまった魔法少女達がまた全員集合して、しかも5人そろってナイトメアを退治するというシーンは、夢のオールスター競演といった感じで、これはすごく楽しめます。ある意味では、魔法少女ものの王道なのかも。割と悲惨な結末を迎えてしまったTVシリーズの禊ぎ的な要素もあるんでしょうか。一種のパロディとも思えますが、しかし、バトルシーンも、美術もすんごくレベルが高いので、ここは見応えあります。特に、TVシリーズでは割と早めに逝ってしまったマミさんがかなり活躍するので、これはちょっとうれしかったですね。
全体としても、まどマギ特有のファンタジックな世界観にあふれていて、劇場版アニメとしてのクオリティはスゴいと思います。これだけでも観に行く価値はあるかと。
問題はやっぱり終わらせ方ですかねー。一瞬、ほむらもこれで救われるのか、と思わせておいて、最後にそう来るかー?と。最終的に、書き換えられた世界は、ほむらの望む世界(魔法少女のいない、インキュベーターの力が及ばない)になったのかもしれませんが、それで幸せになったとは思えない。それでも、ほむらはまどかと一緒にいられる世界を望んだ、ということなのでしょうが、うむぅ。。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 4.5
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.5
満足度
4.0
いいね(0)
2014-01-14 11:20:23