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音楽については、石川さんが「世界のアーティストが『攻殻機動隊』の音楽をやりたがっていると聞いていて、世界のミュージシャンにやってもらおうかと考えていたのですが、音楽を担当しているフライングドッグからコーネリアスでいきたいという話があり、『攻殻機動隊』はやはり日本発で、それでいて世界で勝負できるアーティストはコーネリアスだという意思が伝わって来ました。最終的には黄瀬総監督が聴いて決定しました」とコーネリアスに決定した経緯を紹介。
全4部作のうちの第1章の監督を務めるむらたさんは「絵コンテを作る際にも『攻殻機動隊』なら長い1シーンでじっくり見せることができるだろうと思っていたので、最初からそういったシーンを作ろうと思っていました」とコメント。ラストの長いバトルシーンでは世界に名だたるアニメーター・沖浦啓之さんが作画を担当したと強調した。作画監督の西尾鉄也さんについては、「凄いスタッフと一緒に仕事ができたのはとても幸せでした」と感慨深げに語った。
草薙素子を演じる坂本さんはオーディションのエピソードを紹介。「キャストは何の作品のオーディションなのか詳しい話を誰も聞いていなくて、役柄も草薙素子とは聞いていませんでした」と告白。オーディションに受かった時に初めてタイトルが明かされたという。また、以前にこども素子(コドモトコ)を演じていたことを黄瀬総監督が全然知らなかったことにビックリしつつも、「それでも再びご縁を結んでいただいたのは面白いなと思いました」と語った。さらに、自身でDVDを購入して全話を観るほど『攻殻機動隊』ファンだという坂本さんは「キャストが変わるということについて皆さんがどう思うのか、という気持ちは私が一番分かっているので、そのプレッシャーに耐えられるのも私しかいないと思っています」と覚悟を語った。
本作でのキャラクターについて冲方さんは、最初はシンプルにかわいい素子&カッコイイ荒巻&かわいそうなバトーを想定し、「この三拍子はいかがですか?」と黄瀬総監督に相談したことを明らかに。結果、その設定で行くことが決まり、「これまでにない素子の表情がでていると思います」とコメント。そして、今後の展開について黄瀬総監督は「現在進行形で『border:2』を制作しています。シナリオや絵コンテを読んで面白いものになっていると思っていますし、『border:1』とは違う切り口でパワフルな作品になっていますのでご期待ください」と自信をみせた。
最後に坂本さんから「『攻殻機動隊ARISE』は始まったばかりです。私自身は最後に素子が"誰をスカウトしようかしら"というセリフを読んだ時にゾクッと鳥肌が立ったのですが、どうやって攻殻機動隊ができたのかをみんなで一緒に見届けていけたらと思います。最後までよろしくお願いします」とファンへメッセージが贈られた。