アニソン神曲ベスト20

最終更新日:2024年3月27日

新作アニメがスタートすると必ずついてくるもの……それはアニメソングだ! 作品の世界観を表現した楽曲、キャラクターを演じる声優陣によるキャッチーな楽曲。はたまた作品とのミスマッチが生む奇跡の一曲など、忘れえぬアニメソングが次々と誕生している。そこで、アキバ総研の連載記事「しゃべる! アニソン」で、ベーシスト&アニソンDJの出口博之さんと、アニソンDJ芸人の鮫島一六三さん(BANBANBAN)がチョイスしたイチオシアニソンをご紹介! これを読めば、きっとあなたもアニソンマスターだ!

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アニメまとめ

1アイドル/YOASOBI

作詞・作曲:Ayase

2023年の象徴というか、アニメソングの枠を超えて一般層にもリーチして、そこを飛び越えて世界に行ったという曲。やっぱりアニメの力もあるだろうけど、楽曲の力がすごく刺さったのかな。アニソンというよりも、エンタメのあり方みたいな部分にまで話がつながってくるように思います。今後、2024年以降のエンタメのバズらせ方、届け方、浸透のさせ方みたいなところ。どういう人がどういうところで、何を思って観ているのか。そこでの曲の伝わり方というかね。(出口)
僕は有名なコンテンツのひとつの定義として、「SNSをやっていない自分の母親が知っているかどうか」というのがあるんですけど、その世代も知ってますからね。大人も子供も知る曲になってしまいましたね。昨今、みんなが知っているものって生まれにくいじゃないですか。でも2023年、アニクラだけじゃなくあちこち地方のお祭りとかでもDJをやらせてもらったんですが、どこでも「アイドル」は鉄板でしたね。子どもが大合唱して、大人が手を叩いて、ちょっとすごかったですね。(鮫島)

作品紹介【推しの子】

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。彼女はある禁断の秘密を抱えており…。そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。作品詳細へ

201/女王蜂

作詞・作曲:薔薇園アヴ

この曲を含めて1年を通して女王蜂を見た時に、毎度すごいなと思いますね。個性が強いバンドなんだけど、その個性が不思議と担当する作品とつながるっていう印象です。「アンデッドアンラック」も「【推しの子】」もそう(「【推しの子】」EDは、女王蜂の「メフィスト」)。作品の本質的なところや、この作品はこういうところが肝だよねっていうところと、バンドの多様性みたいものをバチッと合わせてくるからすごい。そのバンド・アーティスト特有の色、クセみたいなものとアニメのチューニングの仕方、作品との相性みたいなところは、アニメソングを担当するアーティストの必須条件みたいなところなのかな。(出口)

作品紹介アンデッドアンラック

くるよ、不運が。いいね!最高だ!!触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”な少女・風子。その特異な体質から一度は死を覚悟した風子の前に、絶対に死ねない不死の体を持つ“アンデッド”のアンディが現れる。彼は風子の力で“本当の死”を得るため、彼...作品詳細へ

3青のすみか/キタニタツヤ

作詞・作曲:キタニタツヤ

この曲、5回しか使われてないんですよ。「懐玉・玉折」編でしか使われてないんですけど、それにしてはインパクトをアニソン界にとどろかせたなと。12話分使われてないのに、この濃度かという思いがあります。アニクラとか行ってもちゃんと受けますし、「青のすみか」のインパクトの残し方はすごかった。フルで聴いた時の曲自体もすごく爽やかで、曲中で使用されているサンプリング的な音も高校生的なエモさを感じさせて、キタニタツヤさんがこの曲で紅白に行ったっていうのも、それだけ世間に響いてるんだなと感じました。(鮫島)

作品紹介呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(第2期)

【「懐玉・玉折」ストーリー】最強の2人 戻れない青い春2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。そして更に時は遡り2006年(春)—。高専時代の五条悟と夏油傑。呪術師として活躍し、向かうとこ...作品詳細へ

4アイコトバ/アイナ・ジ・エンド

作詞・作曲:石崎ひゅーい

めちゃくちゃいい曲です。2023年を振り返った時に、歌っているアイナ・ジ・エンドさんはアーティストとしてかなり躍進した年だったのかなと思いました。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(第2シーズン)のED「Red:birthmark」も歌われていたし、「薬屋のひとりごと」が始まる前にも主演映画「キリエのうた」が公開されましたし、世間一般にアイナ・ジ・エンドの歌が届いた1年なのかなと思いました。歌声としてはハスキーで、表現力というところがかなり広くなったのかな。今までとは違う次元にあるのかなと思いました。やさしく歌うところとか、かなり切羽詰まった感じで歌うとか、歌声から見える表情がすごく深いということを「アイコトバ」で感じたので、2023年の1曲だと思いました。人の声とか、心に訴える何かというのは絶対にAIじゃできないことだと思う。(出口)

作品紹介薬屋のひとりごと

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱って...作品詳細へ

5ソングオブザデッド/KANA-BOON

作詞・作曲:谷口鮪

フィジカルで楽しめる曲だと思います。「【推しの子】」も「オイオイ」とみんなでかけ声を上げられる個所があったし「ソングオブザデッド」もフェスで「映える」っていうのもあったし、コロナ5類になってから楽しめるようになった曲なんじゃないですかね。自分はこの曲を聴いた瞬間から振り付けを作ろうと思ったし、絶対いっぱい(アニクラで)かけてやるっていう気持ちにもなりました。「ゾン100」自体もNetflixで実写版が配信されたりしてしっかり盛り上がってたし、アニメの放送が9話で何も言わずに終わっちゃったと思ったら、残りはクリスマスにまとめて放送したし。それに向けて、KANA-BOON本家が振りを付けてきて、それがTikTokではやったりしたんですよ。この曲で最後まで行くんだっていう気概も感じましたし、まだまだ盛り上げていくぞという感じもありますし。夏から冬にかけて盛り上がった、息の長いゾンビみたいな曲だなと思いました(笑)。(鮫島)

作品紹介ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜

入社3年目のブラック企業で身も心もすり減らす天道輝(テンドウアキラ)、24歳。憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、絶望的な毎日を繰り返す中…ある日突然、街でゾンビ・パンデミックが発生!大量のゾンビに追われるアキラは、絶体絶命の中「人生を変える言葉...作品詳細へ

6地球儀/米津玄師

作詞・作曲:米津玄師

映画は、作品自体の作者の原動力というか一番根っこの、作者のエゴみたいな部分が反映されたような作品でした。エゴというと誤解を生むような言葉かもしれないけど、そのすさまじさというか「俺はこれで生きるんじゃい!」っていう作者の叫びみたいなものが聞こえるなと思って、そこに対するタイトルが「君たちはどう生きるか」という逆説的なものになっていて、なかなかすごかった。そんななかなか込み入った作品の受け皿になるのが、このシンプルな曲だったと。、地球儀を回すっていうのが同じところを回るようでいて、1周回るとまた違った世界になっている……とか言ってることはすごく本質的。そういうクリエイターの業みたいな、物を作るとは、という本質的な部分がこの曲にはあるのかなと思う。面白いのが米津玄師さんの曲って変なコード進行とかフックだらけのメロとかひと筋縄ではいかない曲が多かったんだけど、この曲に関してはそういったギミックがほとんどない。めちゃくちゃシンプルで装飾がない分、メロディが浮き彫りになっている。(出口)

7アイデン貞貞メルトダウン/えなこ feat. P丸様。

作詞・作曲・編曲:やしきん

非常にはっちゃけてて、バカバカしくて最高です。ドカンと明るくて。待ってたアニソンという感じ。かけ声とか電波っぽい感じとか、ちょっとエッチなアニメの主題歌というところも含めて突き抜けてていいなと思いますね。歌っている方は、最初声優さんだと思ったんですが、えなこさんと聞いてびっくりしましたね。えなこさんって、アニソンシンガーとして非常に勘がいいのかなと思いました。こんなに速い曲もちゃんと歌えるんだなと。(鮫島)
今期に限らず、ここしばらくこういった飛び道具的な面白さ、突き抜けた感じの曲が少なかったように思うので、待ってた感じかな。アニソンらしいアニソンというか、企画盤に近い立ち位置だと思うんです、この曲は。えなこさんが、もともと専門で歌をやられている方じゃないという点も含めて、今のアニソンのあり方として正しいかなと。(出口)

作品紹介お兄ちゃんはおしまい!

引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…!も...作品詳細へ

8くらえ!テレパシー/マハラージャン

作詞・作曲・編曲:マハラージャン

めちゃくちゃよかったです。わりとバカバカしいけど異様にまとまっているというか。ガチャガチャしてるんだけど統一感のある感じがすごく今っぽいとう印象ですね。くどいんだけど、そこのくどさにどんどんはまっていくというか、中毒性のある感じ。(出口)
この曲ってAメロはごちゃごちゃしてるんですけど、Bメロでちょっと泣きメロっぽくなるじゃないですか。そこが気持ちいいんですよね。よく90秒でまとめているなと思いました。タイトルもいい! バカバカしくて意味がわからなくて。「テレパシー」なんて物理的でないものを、物理的にぶつけてくる感じ。(鮫島)

作品紹介トモちゃんは女の子!

幼なじみの久保田淳一郎に恋するボーイッシュな女子高校生・相沢智(トモちゃん)は、淳一郎に“女の子”として見てもらいたいが いつも空回り。果たして、トモちゃんの不器用な乙女心は淳一郎に届くのか…!?観ればきっと、あなたも二人の恋を応援したくなる――。...作品詳細へ

9SHOCK!/Ayase

作詞・作曲・編曲:Ayase

歌ってるのは、YOASOBIのAyaseです。最初、「新しい人がきたな」「メロディとか展開が今っぽいな」と思っていたら、「YOASOBIの人だ!」「こんなにいいボーカリストなんだ」と気づいて、まずそこで1ショック! アニメは、殺してしまったターゲットの子供を引きとった殺し屋2人の話なんですけど、最初は面倒くさがっていたのが、だんだん父親としての自覚が生まれてくる感じなんですよ。「振り回してくる女の子」みたいな歌詞もあるんですが、それでも愛してしまうというのがいいアニソンだなと思っています。第1話から聴いてて、だんだん印象が変わってきたのがこの曲ですね。いい歌詞だなと思って聴いています。声質もいいですよね。シニカルというか、こんな声をされてるんだなというのが発見でした。今期一番オシャレなアニソンだと思います。(鮫島)

作品紹介Buddy Daddies

狙ったターゲットは逃さない。そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎...作品詳細へ

10Stand By Me/Subway Daydream

作詞・作曲・編曲:藤島裕斗

この曲は、最近のバンドものにしてはけっこうシンプルなんですが、きちんと曲のよさ、バンドのカッコよさがよく出ていると思います。それでいてゴチャゴチャしてるけど、それが統一感になっているという、ものすごく高度なことをやっています。コード進行とかものすごい細かいフレーズを入れたり、いろんな音が入っていたりとか、ひとりのミュージシャンが作り上げる緻密なパズルのような面白さ、すごさとは真逆のやり方で、「ガーン!」とギターを鳴らしたらかっこいいよねとか、原初の「俺にもできるかも」とか、そういうシンプルさに心を動かされます。シンプルな力っていうのは説得力がある。この曲からは、そういう力を感じました。(出口)

作品紹介もういっぽん!

柔道はもう卒業(おしまい)!高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。だから…...作品詳細へ

11テレパス/ヨルシカ

作詞・作曲・編曲:n-buna

「カイナ」というアニメ自体がずっと不穏な空気をまとっているんです。見たことのない世界で、虫を食べたり、高い木から雪の海に飛び込んでいったり、人が死んでいったりするんですが、OPの「テレパス」は非常に静かな曲になっています。静が8割、動が2割くらい。OPでこんなに心を掻き立てられない、不穏なアニソンはないなと。(鮫島)
ヨルシカはここ1年でどんどん変わってきたという印象があります。内に向かっていくというか。もっと今っぽい、新しい世代のバンドという印象だったんですが、そこからどんどん抜け出してる。すごく大人になるじゃないけど、成熟していくというか。(出口)

作品紹介大雪海のカイナ

拡がり続ける「雪海」により、大地が消えかけた異世界――。人々は巨木「軌道樹」の根元や頂から広がる「天膜」の上でかろうじて暮らしていた。天膜の少年カイナと、地上の少女リリハが出会うとき、滅びかけた世界を変える物語が、始まる――。作品詳細へ

12ジュブナイル/GReeeeN

作詞・作曲:GReeeeN編曲:JIN

底抜けに希望にあふれている曲です。「大雪海のカイナ」というアニメは不穏な空気をまとっているけど、きっと希望に向かっていく物語に違いない、だから次回も見ようという気になれるんです。OPもEDも本編も全部ひっくるめて、ちょうど気持ちのいい作品だと思います。これでEDも暗かったら、ちょっと観れませんでしたね。辛いし、暗いし、悲しいし、怖いし。本編だけでなくOP、EDもあわせていい演出になっています。(鮫島)

作品紹介大雪海のカイナ

拡がり続ける「雪海」により、大地が消えかけた異世界――。人々は巨木「軌道樹」の根元や頂から広がる「天膜」の上でかろうじて暮らしていた。天膜の少年カイナと、地上の少女リリハが出会うとき、滅びかけた世界を変える物語が、始まる――。作品詳細へ

13lol/GANG PARADE

作詞:GANG PARADE作曲:永井葉子

一時期アニソンに多くかかわっていたアイドルたちが、今は少なくなってるなと。ほかのジャンルで活躍されてたりするものの、ブームみたいな頃から比べるとちょっと縮小傾向にあるのかなという中で、まだまだど真ん中でがんばっている人はいるんだなという感じはしたし、今、日本でアイドルというと坂道シリーズが代表されるけど、もっと意図的に「自分たちがこうだ」とか牙をむく感じや生き方が、今の時代におけるアイドルなんじゃないかと思って、そこがカッコイイですよね。曲も最初はすごく悪い音なのに、サビになると急にポップでキャッチ―できれいな、いわゆる坂道系っぽい曲になる (笑)。その落差を、意図的に作ってるんだとしたら恐ろしくもありますが、戦っている感じがすごいあるなと。「僕とロボコ」っていう組み合わせがまたね(笑)。(出口)

作品紹介僕とロボコ

西暦20XX年――美少女メイドロボ「オーダーメイド」が一家に一台普及した時代平凡すぎる小学生・平凡人(たいらぼんど)は、念願の美少女オーダーメイドに心躍らせていた。しかし、家にきたのは――!?想定外に規格外!?史上最強のハチャメチャメイドロボ・ロボ...作品詳細へ

14贅沢な匙/Van de Shop

作詞・作曲・編曲:Van de Shop

ジャンルで言ったらオーイシマサヨシさんに近い感じですよね。今はオーイシマサヨシさんが広げた現在のアニソンのフォーマットの中で、次の世代がどういう音を出すのかっていうところになっているのかなと。次の世代の解釈で新たなアニソンが作られているという時代だと思います。(出口)

作品紹介とんでもスキルで異世界放浪メシ

ある日突然異世界へと召喚された普通のサラリーマン、向田 剛志(ムコーダ)。異世界の住人となった彼の固有スキルは 『ネットスーパー』という一見しょぼいものだった…。落胆するムコーダだったが、 実はこのスキルで取り寄せた現代の食品は異世界だととんでもな...作品詳細へ

15逆境☆不惑☆フラクション/橋本みゆき,榊原ゆい,Rita with AiRI,Ayumi.,片霧烈火,川村ゆみ,佐咲紗花,Duca,中恵光城,のみこ,美郷あき,yozuca*,rino,riya

作詞:佐咲紗花作曲・編曲:酒井陽一

橋本みゆきさんとか榊原ゆいさんら豪華メンバーが勢ぞろいの曲です。こういう曲って、全員そろってライブやれるのかな。歌い手のそんな使い方、見たことがないですよね(笑)。(鮫島)
キャリアと人数でぶん殴りにくる感じがいいですよね。夢があるので、もっとやってほしいですよね。(出口)

作品紹介犬になったら好きな人に拾われた。

目覚めたら、思いを寄せるクラスメイト“犬飼さん”の飼い犬“ポチ太”になっていた!学校では超クールな彼女だが、実は度を越した犬好きだった。お散歩、トイレ、お風呂ーー犬として飼育される日々はハプニングの連続。早く人間に戻りたいけど、好きな人に徹底的に愛...作品詳細へ

16Way to go/Mindaryn

作詞・作曲:Misaki編曲:長澤孝志

彼女はもともとタイのYouTuberで、アニソンが好きでカバーしたりしてて、いよいよ自身がアニソンシンガーと名乗ってデビューした方です。女性はアニソンシンガーと言い切る強さがある方が多い印象があって、それをひとつの自分の柱としているのは大きいなと思います。(出口)

作品紹介神達に拾われた男2

「やさしさに包まれる、異世界スローライフをもう一度」神々によって子供の姿で異世界へ転生したリョウマは、ジャミール公爵家をはじめとしたあたたかい人々との出会いを経て、異世界ライフを謳歌していた。前世での経験とスライムたちの能力を駆使して開業したクリー...作品詳細へ

17共感されなくてもいいじゃない/高橋李依

作詞・作曲:永井葉子

新しい感覚のメロディラインがとにかく強烈で、一度聴いただけで耳に残ります。耳に残る、ということは、間違いなくいいメロディではあるんですが、いわゆる一般的なグッドメロディの定義からかけ離れているのがこの曲の特徴。ここで言うグッドメロディとは、メロディの起伏がていねいであることと、シンプルで覚えやすいものであること。基本的にメロディはひとつずつ階段状に上がったり下がったりするルールがあって、ここぞ!のタイミングで一気に四段飛ばし、みたいな駆け上がり方が入ることで感情が高まり、我々はエモくなるわけです。

作品紹介悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

「君との婚約は破棄させてもらう」きらびやかな夜会で突然放たれた婚約破棄の言葉。アイリーン・ローレン・ドートリシュはそのショックで前世の記憶を取り戻し、現状を把握した。ここは、前世でハマった乙女ゲーム『聖と魔と乙女のレガリア』の中。自分はゲームのヒロ...作品詳細へ

18MAISONdes/アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti

作詞・作曲:SAKURAmoti・美波

この乱雑で異様な疾走感は「うる星やつら」のにぎにぎしい雰囲気と重なります。スピード感あふれる楽曲に合わさるオープニングの映像も見どころ。スペースインベーダーから始まりコンシューマーゲームを経て、instagramや「踊ってみた」動画に着地する展開は、今作の原典「うる星やつら」開始時から2022年までの若者文化の総ざらい、アカデミックに言えば、文化史としての側面があります。これがあるから、当時の空気感まで再現するリメイクでありながら懐古主義にならず、2022年最新アニメ作品としての力強い説得力が生まれています。感覚は令和なのにルックは徹底的に80年代。このギャップが作品独特の面白さになっているのは、リメイク作品の新たな可能性ではないでしょうか。

作品紹介うる星やつら

「でもうちは、やっぱりダーリンが、好きだっちゃ。」地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラム。二人の出会いからすべてが始まった…!大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切なくて…あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガールを、銀河...作品詳細へ

19Dreamy Life/Gentlemen

作詞:Soma Genda.作曲:Mitsu.J

曲だけ聴けば王道の男性アイドルソングですが、作品の世界観と地続きになっているのでテーマ性が強く、主題歌でありながら本編の一部のような役割をもっているのが特徴です。歌うのは劇中で国民的アイドルとして人気を博すGentlemen(のキャストたち)。国民的男性アイドルの楽曲とあって、ジャニーズ系アイドル(主に「嵐」)を彷彿とさせるストリングスが印象的な爽やかな楽曲。質の高いメロディは、アニソンとしてもアイドル曲としてももっと評価されてもいい気がします。

作品紹介永久少年 Eternal Boys

「俺の人生、どこで間違ったんだ……」長年勤めた会社が倒産、再就職も上手くいかず失業保険が切れたら完全に終わり…!人生崖っぷちのおっさん真田健太郎は、満福芸能プロダクションが再起をかけて立ち上げた”おっさんアイドルプロジェクト”「永久少年」記者発表会...作品詳細へ

20おばけ ばけばけ ばけがっちゃ!/BMK

作詞・作曲:ケロポンズ

これこそグッドメロディのお手本です。シンプルで覚えやすいメロディ、言葉の響きが楽しい歌詞、そして踊りたくなる振り付けもある。子どもの心に確実に刺さる要素だけで構成された、今期もっともキャッチーな楽曲です。楽曲を手がけるのは、子どもに絶大な人気を誇る「エビカニクス」でおなじみのケロポンズ。シンプルながらも計算され尽くした高度なアレンジに、日本で一番子どもと向き合ってきた音楽ユニットの気概が感じられます。大名曲。

作品紹介おばけずかん!(第2シリーズ)

大場毛町に住んでいるヒロシはどこにでもいる普通の男の子。 ある日、化け猫のおばけ、ボーニャンと出会う。ひょんなことからボーニャンに取り憑かれたヒロシは、「おばけずかん」づくりを手伝わされることに……。家や学校、病院や公園など、町のいたるところに潜む...作品詳細へ

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