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【サイン入りCDプレゼント！】聴いた瞬間、夕方の景色が頭の中に広がった！春アニメ「ゆるキャン△ SEASON３」EDテーマ「So Precious」亜咲花インタビュー

2024年05月17日 19:060

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TVアニメ「ゆるキャン△ SEASON３」EDテーマ「So Precious」(ゆるキャン△盤)を購入する

「ゆるキャン△」と言えばアニソンシンガー・亜咲花さんである。現在好評放送中の「ゆるキャン△ SEASON３」でも、亜咲花さんによるEDテーマ「So Precious」が物語の締めくくりを毎回彩っている。

そして亜咲花さんと言えば、近年はアニソンシンガーとしてワンマンライブ、イベントとさまざまなステージに立つほか、競馬愛が高じて実際に馬券を買ったり、「ウマ娘のキャストになりたい」という思いから声優のレッスンを開始。本当にエスポワールシチー役で出演するようになったりと、多彩な活躍が印象的である。

そんな彼女に、新曲「So Precious」に対する思いや、自身の思うアニソンシンガーとしての在り方についてうかがった。

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──久々の「ゆるキャン△」TVシリーズのテーマ曲となりましたが、最初に「ゆるキャン△ SEASON３」のお話をうかがった時の気持ちを教えてください。

亜咲花　無事に映画化も公開され、きっとこれが「ゆるキャン△」の集大成となるんだろうなぁ……と思っていたので、「SEASON３」の話を聞いた時とてもびっくりしました。「ゆるキャン△」はいちファンとしても大好きな作品なので、また動くなでしこたちをアニメで見れるんだと嬉しく思いました。

──今回の曲は佐々木恵梨さん、中村ヒロさんの作曲・編曲です。おふたりとも「ゆるキャン△」を通じてかかわりのあるクリエイター、アーティストかと思いますが、制作時に何かやりとりはありましたか？

亜咲花　実は、楽曲を受け取ってから、佐々木さんたちが作ってくださったことを知ったんです……（笑）。なので事前のやりとりとかはなかったのですが、「ゆるキャン△」のエンディングに関しては恵梨さんチームが一番わかってると思うので、事前に知ってたとしても私から何もアクションを起こすことはなかったと思います。

──歌詞は佐々木さんが手がけられていますが、今回の歌詞を最初に見た時の感想や歌っていくことで感じたことなどを教えてください。「SHINY DAYS」で始まるところに、特別な思い入れを感じずにはいられませんが……。

亜咲花　今回はエンディングということもあり、どうやって歌おうか、ニュアンスをどう出そうかなど考えることが多く、レコーディング時に歌始まりの「SHINY DAYS」に気付けなくて……（笑）。恵梨さんいわく、「SHINY DAYS」のように楽しく過ごしてきたあとの帰りに聴いてほしい、という意味合いで書いてくださったそうです。

──まさか気づかなかったとは(笑)。では、今回の楽曲のポイントや聞き所を教えてください。

亜咲花　今回の楽曲は”ハートフルバラード”と呼んでいるのですが、バラードと言いつつも意外と音数も多いし、楽器隊も多いので思ってるよりバラードバラードしてないところがポイントだと思います。それによりソウルフルに歌うという亜咲花らしさも出せましたし、のびのび歌っているラスサビに注目しながら聴いてほしいです。

──エンディング映像に描かれている夕焼けと、楽曲の雰囲気も非常にマッチしていると感じました。アニメを視聴しての感想や映像と一緒になった楽曲を見た感想を教えてください。

亜咲花　最初に楽曲を受け取った時に夕方の景色が頭の中に広がったので、実際にエンディングの映像を見て「私の楽曲解釈は間違ってなかった！」と嬉しくなったのを覚えてます。なでしこが「It’s all right」と一緒に口ずさんでるシーンがお気に入りです。

──カップリング曲「Victory Road」「I Donʼt Even Know...」は亜咲花さんの作詞曲です。「Victory Road」はアニソンらしいハードな楽曲、「I Donʼt Even Know...」はしんみりとしたバラードとなっていますが、、この2曲の作詞を手がけるうえで考えたことを教えてください。

亜咲花　「Victory Road」は、6月に行う東名阪ツアーのタイトル名が「Victory Road」なので、ここから名前を取りました。ステージに立った時に見える景色、その時に抱いた感情など、時間が経つと風化していく気がして……。それが嫌で、ライブ中に想っている気持ちを隠すことなく赤裸々に綴ってみました。

逆に「I Donʼt Even Know...」は対照的で、ゲームのタイアップソングなので作品のことを考えて歌詞を書きました。2024年7月に発売される乙女ゲーム「ミストニアの翅望 -The Lost Delight-」のエンディングテーマとして書き下ろしたのですが、バッドエンド用の曲だったので順風満帆とはいかなかった複雑な恋愛模様を歌詞で表現しました。憎悪を綴った歌詞で、普段はあまりネガティブなことを歌詞に入れないせいか新鮮に感じました。

──昨年、亜咲花さんはアニサマ初日に、アニサマ前の時間帯にライブを企画したり、Aichiアニソンフェスが中止となった際に、自らライブハウスをおさえてライブを企画されたりと、アグレッシブに活動されました。また、中野サンプラザのクロージング企画「さよなら中野サンプラザ音楽祭」の一つ、「踊れる！アニソンDJイベント！アニソンディスコ〜とびっきりの中野サブカル超決戦〜」にも出演されて、ご自身のアニソンシンガーという職業に対する思いを力強く語っておられました。そのようなアクションを起こされていた昨年は、ちょうど1年間、アニメタイアップがないというある意味、雌伏の時期だったとも思うのですが、この期間はどういうことを考えて活動されていたのでしょうか？

亜咲花　あくまでも私は”アニソンシンガー”という言葉を大切にしているので、アニソンタイアップがない状態でアニソンシンガーを名乗ってもいいのかなという不安がすごくありました。でもタイアップがないならライブをやればいいじゃん、と思い事務所に相談をし、積極的にライブをやりたいという気持ちを伝えました。ありがたいことに一年で単独ワンマンを5本以上も開催し、たくさんのファンの方に集まっていただきました。CDが出せないからといってただ待つのではなく、自分からアクションを起こし行動することが大事なんだと改めて思った一年になりました。

──そういうお話を踏まえて「Victory Road」「I Donʼt Even Know...」の歌詞を見ると、昨年の活動を通じて生まれた曲なのでは……とも感じられたのですが、いかがでしょうか。

亜咲花　実は特に気にしていなくて……！（笑）去年の出来事は、自分にとってあまり大きな出来事のような感じではなくて、通過点の一つというか……過去を引きずらないタイプだからかもしれないですが（笑）。

──亜咲花さんの理想とする、または目指しているアニソンシンガーのあり方というものはありますか？

亜咲花　自分の個性よりも、作品の世界観を音楽に反映させることを最優先にしたいと思えるアニソンシンガーであり続けたいです。アニソン戦国時代と呼ばれる今、歌い手として一番大切にしていかなければいけないことは、アニメ作品へのリスペクトと思いやりだと思います。こう歌いたい、自分の個性を出したいと思うのは、一人のアーティストとして当たり前のことですし大事なことです。ですが私はアニソンシンガーになりたくてこの世界に入ったというのもあり、自分の個性は二の次で作品ファーストでデビューからずっとアニソンを歌い続けています。これからもその気持ちを忘れずに、たくさんのアニソンを世に出していきたいと思っています。

──最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

亜咲花　競馬にゲームに麻雀……いろいろ好きなものが仕事に繋がっていますが、あくまでも私は「アニソンシンガー」としてこれからも活動していきます。最近では競馬から亜咲花のファンになってくださった方も多く、リリースイベントやライブに足を運んできてくださる方もいらっしゃいます。亜咲花を知ってもらう入り口は皆さんに委ねてるので、私は自分自身を知ってもらえる機会を増やして、最終的に自分の音楽活動に繋がっていくのが理想の形です。今年もたくさんライブやる予定なので、ぜひ1公演だけでも遊びに来てください！

──ありがとうございました！

【CD情報】

■So Precious／亜咲花

・発売中

・価格：ゆるキャン△盤（DVD 付）　2,420円（税込）、通常盤　1,980円（税込）

・発売元：MAGES.

・販売元：MAGES.

＜CD 収録内容＞

01.「So Precious」

作詞：佐々木恵梨作曲・編曲：佐々木恵梨、中村ヒロ

02.「Victory Road」

作詞：亜咲花作曲・編曲：白戸佑輔(Dream Monster)