【新作プラモレビュー】「ボトムズ」のAT&キリコがかわいくプラキット化! 声優・泰勇気が「メカトロウィーゴ ボトムズコラボシリーズ Vol.1 “すこーぷどっぐ&きりこ”」に挑戦!

2024年01月20日 18:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第88回スタート!

 

泰勇気の週末プラモ 第88回 メカトロウィーゴ ボトムズコラボシリーズ Vol.1 “すこーぷどっぐ&きりこ”

 

「装甲騎兵ボトムズ」40周年イヤーの2023年最終月には、関連プラモが複数発売されましたが、今回はそのうちのひとつであるハセガワの「メカトロウィーゴ ボトムズコラボシリーズVol.1すこーぷどっぐ&きりこ(1/35スケール)」をご紹介します。

コロッとしたフォルムがかわいく、数々のバリエーション展開と組み立てやすさが魅力のメカトロウィーゴとボトムズがコラボしたのですが、これがまた絶妙にマッチしてるんです。

まずは素組みの状態でご覧いただきましょう。

 

本商品にはウィーゴが2体セットになっています。ご覧の通り、ひとつは「装甲騎兵ボトムズ」に登場するロボット「スコープドッグ」の意匠をまとった「すこーぷどっぐ」。

もうひとつは同作品の主人公「キリコ・キュービィ」のパイロットスーツ姿を模した「きりこ」。パーツの色分けと新規造形パーツのおかげで、どちらも納得のコラボ姿に仕上がっています。

 

では、ひとつずつ見ていきましょう。

すこーぷどっぐ

 

すこーぷどっぐ。ものの見事にスコープドッグですね(笑)。

ウィーゴのパーツを基本として特徴的な部分には新規造形パーツを投入。ウィーゴらしさを保ちつつ、アーマードトルーパーらしさも兼ね備えた姿になっています。

 

背中には各ミッションパックを背負うためのフックが追加されており、今後の展開を期待させてくれます。

お尻のテールランプはクリアパーツになっています。足首外側の側面にはターンピックの造形も見られます。

 

頭部の特徴的な2本の溝も忘れていません。

 

スコープドッグの特徴でもあるターレットレンズやバイザー、両肩のフックをひっかける部分も再現されています。

 

前腕はオリジナルのウィーゴから大きくイメージが変更された部分。ここだけ見たらおなじみの「ボトムズ」のプラモかなって思ってしまうほど、よく再現されています。

特に拳が優秀だなと思っていまして、拳に武器を持たせるための軸受け穴が空いているにも関わらず、指の造形に「親指がめりこむ」ような嘘がないんですよね。

 

肘の部分もデフォルメして再現。手の甲の装甲こそ可動はオミットされていますが、そこもまたウィーゴのかわいらしさにより気になりません。

 

丸っこいウィーゴの脚部から、角ばった武骨な足首に繋がっているのに違和感なく成立している両脚。

 

足裏のデザインもしっかり再現されており、ダッシュローラーの造形もありますね。

 

ヘビーマシンガンは、通常の形状のものが付属。グリップは軸ですがかわいらしくギュっとデフォルメされています。

 

手首を交換することなく持たせることが可能。スコープや銃口部分もちゃんと穴が空いています。

 

また一部パーツを交換することで、「水鉄砲」にアレンジされたヘビーマシンガンにすることも可能。兵器ではなく、あくまで日常生活の中で使われているウィーゴとして完成させるなら、こちらのほうがピッタリかもしれませんね。

 

バイザーを持ち上げれば中のパイロット……もとい少年の顔を覗くことができます。この辺も、モチーフとなったスコープドッグらしさが出ています。

 

ウィーゴシリーズは手軽に組み立てられてかわいく仕上がり、コレクション性が高いのが特徴なので、極端なポーズは取らせることはできないものの、「すこーぷどっぐ」は手を前に持ち上げただけでアームパンチの再現に見えてきます。

 

こんなに腰を落としても安定して立ってしまいました。マシンガンを構えてはいますが、ガチの戦闘というよりは百年戦争ならぬ「ひゃくねんサバゲー」でもやっているように見えます。

 

こちらは、今回の降着ポーズということになるでしょうか。ボディ前面のハッチを開くことが可能です。

 

また、ターレットレンズ部分はより「ウィーゴらしさ」のある2つ目バージョンも付属。お好みで組み立ててください。

 

今回のキットでは使用しなかったこちらの腕部パーツには、なにやら意味深な軸が……。今後のラインアップで使用されるのでしょうか。

何が来るのか、楽しみです。

きりこ

 

続きまして「きりこ」の素組み。こちらのほうが、もともとのウィーゴの面影が残っています。

 

後ろ姿はほとんど通常のウィーゴと同じ形状なのですが、カラーリングが完全にキリコ仕様。

 

通常のウィーゴからの、大きな形状的変更点は頭部です。ゴーグルやマスクのパーツなど新規パーツが用意されています。ゴーグルにはクリアパーツを使用。

 

脚部のラインはそのままなのに、どことなくキリコの着用していたパイロットスーツに似ている気がします。

 

こちらもテールランプにはクリアパーツを使用。

 

ソールのパターンも通常のウィーゴと同じになっています。

 

両肩両脚の接続部はボールジョイント。可動範囲がめちゃめちゃ広いというわけではありませんが、このくらいのポーズは可能です。

 

肘の可動範囲と手首の可動。アームは軽く開閉させられます。

 

脚部周りの可動。足首の接続もボールジョイントです。

 

こちらのバイザーは固定なのですが、ボディのハッチは開閉可能。本来ならパイロットの「きりこ」ですが、降着ポーズと言っていいんですかね?

 

そのほか、ノーマルウィーゴのパーツがまるっと入っているので、女の子も2体分付属。こちらは組み立てに接着剤が必要です。

 

今回は「すこーぷどっぐ」と「きりこ」がメインなので、女の子のご紹介は以上です。

プラスひと手間でさらにクオリティアップ!

 

それでは素組みから、付属の水転写式デカールを貼り付けたうえに、軽くひと手間を加えていきたいと思います。しかしこのデカール、何気に「メルキア文字の数字」や「装甲騎兵ボトムズ」のロゴまであって、いろいろとお得ですね。

 

というわけで今回はデカールを貼り、一度光沢クリアでコートし、そこからつや消しクリアを重ねて、最後に100均ショップで買ったファンデーションを使って汚しを入れてみました。

う~ん、やはり「すこーぷどっぐ」は汚れているのがよく似合います。

 

部分塗装したほうが簡単な個所もありますが、今回は素直にすべてデカールを使用してみました。汚してみたのはいいものの、これって乗っている少年が親御さんに「まぁたあんたは汚して帰ってきて!」ってしかられちゃう展開かもしれませんね(笑)。

 

「きりこ」にも同様にひと手間かけてみました。ただし汚しは軽めに。頭部のデカールは三分割されているため、比較的貼りやすくなっています。

 

キリコをモチーフにしているということで、「すこーぷどっぐ」とは汚し具合を変えました。だってキリコって、意外とあんまり汚れちゃっているイメージないですからね~。

 

「すこーぷどっぐ」も「きりこ」も、さらに細かく塗装していくとさらに印象が変わることかと思います。

今回はあくまでウィーゴの世界観から見て遊んでみましたが、逆にアストラギウス銀河の世界観でダメージモデルなんかを作ってみるのも面白いかもしれませんね。

というわけで今回はウィーゴとボトムズのコラボ第1弾でした。先々の可能性がありすぎて、次にどんなコラボアレンジが加えられたATウィーゴが登場するのか、発表が楽しみです。

この感じでいくと、Vol.2では「ぶるーてぃっしゅどっぐ&ふぃあな」なんてくるのでしょうか? 個人的には「だいびんぐびーとる&かん・ゆー」欲しいな~。

 

 

 

【プラモデル情報】

■1/35 メカトロウィーゴ ボトムズコラボシリーズ Vol.1 “すこーぷどっぐ&きりこ” 
・発売中

・価格: 3,520円(税込)

・メーカー:ハセガワ

 

泰勇気

泰勇気

「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。

©MODERHYTHM/Kazushi Kobayashi

©サンライズ

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放送日: 1983年4月1日~1984年3月23日   制作会社: サンライズ
キャスト: 郷田ほづみ、弥永和子、富田耕生、千葉繁、川浪葉子、銀河万丈、戸谷公次、玄田哲章、広瀬正志、郷里大輔、速水奨、政宗一成、麦人、上恭ノ介、緒方賢一
(C) サンライズ

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