レベリオ! 魔法使いになってホグワーツを駆け回れ!「ホグワーツ・レガシー」レビュー

2023年02月10日 12:000

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ハリー・ポッターファンが待ち望んだアクションRPG「ホグワーツ・レガシー」が、2023 年 2 月 10 日、PS5、XBOX SeriesX/S向け(Steamは2月11日)に WARNER BROS. GAMES から発売されました。今回は PS5 版のレビューをお届けします。

「ハリー・ポッター」シリーズは、1997 年に小説第 1巻の発表以降さまざまな時代設定や登場人物でゲーム化されてきましたが、今回の「ホグワーツ・レガシー」は、シリーズ初となる 1800 年代のホグワーツが舞台となっています。

広大なオープンワールドで表現された魔法界を舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校だけでなく魔法界全体を巻き込んだ「古代魔法」の謎に迫る冒険を繰り広げます。

自分の分身を作り上げ憧れのホグワーツ魔法魔術学校に入学!



ゲームをスタートすると、さっそく自分の分身となるキャラクターメイキングが始まります。カスタマイズできるのは顔と性別(魔法使いか魔女)だけですが、結構細かく顔つきを設定できるので、がんばって自分に似せてみようと思います。

どうがんばっても、ライター本人とは似ても似つかずかっこよくなってしまうので、髪型だけでもソックリなものを選んで完成! 名前は英字の大文字・小文字のみなので、それっぽい名前を入力します。

この時に難易度も選べますが、魔法戦闘がちょっと特殊なため、最初は「イージー」か「ストーリー」を選んで、戦闘に慣れてきたら「ノーマル」や「ハード」に変更することをオススメします。

 


魔法戦闘を極めよう!


「ホグワーツ・レガシー」の戦闘は、もちろん魔法を主体とした戦闘になります。

たとえば、基礎魔法で牽制しつつ、浮遊魔法である「レヴィオーソ」で敵を浮かせて一時的に無力化し、引き寄せ魔法の「アクシオ」で近くまで引き寄せて攻撃魔法を打ちこんだり、敵の攻撃を防御魔法で防御して、よろめきや隙を突いて攻撃魔法を打ちこむなどの戦術が考えられます。

そこで重要になってくるのが魔法のボタン配置です。

 

十字キーの右を押すと、魔法のキー割り当ての画面がになるので、ここで戦闘で使いたい魔法を使いやすいキーに配置します。

魔法戦闘はかなり高速で展開し、一瞬の判断や操作が勝敗を分けますので、自分の使いやすいセッティングを研究しておきましょう。


瞬時に敵を殺す!


初期状態では解除されていませんが、画面ではあの禁止呪文とされていた「アバダ・ケダブラ」や「クルーシオ」などの闇の魔法も確認できます。

簡素な説明文を読むに、これを覚えたら戦闘がかなり楽になる気がしますが、ストーリーを進めることで使えるようになるのか気になるところ。



さあ!1800年代のイギリスへ旅立とう!


自分の分身が完成したらさっそくゲームスタート。オープニングは 1800 年代のイギリスのどこかの街から始まります。

これからワクワクのホグワーツ魔法魔術学校ライフが始まるっていうのに、なにやらきな臭い話を聞かされたり、謎の人物に監視されていたりと先行き不安です。

 

 

さらに、今は失われたはずの古代魔術の産物や謎の鍵、主人公だけが見える「古代の痕跡」など、物語の根幹にせまる話もチラホラと出てきて、大冒険の予感がひしひしと伝わってきます。



そして……、ただでさえ前途多難なところにドラゴンの襲撃があったり、その名の通り謎の鍵となる「ポートキー」による瞬間移動など、のっけから大冒険をしつつ、ゲーム内での操作に慣れるためのチュートリアル的な場所に到着。



「ホグワーツ・レガシー」の操作は少々慣れが必要なため、チュートリアルはしっかりやっておきましょう。魔法を使用する際、魔力消費などの概念はないので、道中でもバンバン魔法を撃って感覚をつかんでおくのもよいでしょう。



「ハリー・ポッターと賢者の石」で出てきた、ダイアゴン通りにあるグリンゴッツ銀行にも行けます。個人的にはあのシーンが好きなので、自分の意思で行内をウロウロできるのは感動的です。

やはり「ホグワーツ・レガシー」の醍醐味と言ったら、忠実に再現された小説や映画のシーンを実際に探索できるところでしょう。



ここで、このゲームで一番重要な魔法と言っても過言ではない(筆者の個人的感想です)「レベリオ」を覚えます。「レベリオ」は隠された物を明らかにする魔法で、緻密に作られた広大なオープンワールドに隠されたさまざまな物を探すのに重宝します。

魔法を覚えるシーンは、ミニゲームになっており、魔法習得の苦労を味わえるのはなかなか面白い演出です。

 

 

初めての魔法戦! プロテゴを使いこなせ!


ここで初めての戦闘が発生! といっても、まだホグワーツに入学すらしていない主人公に使えるのは「基礎魔法」と防御魔法の「プロテゴ」のみ。この2つの呪文を使いこなして集団で襲いかかってくる敵を蹴散らします。

 

 

戦闘に慣れないうちは「後衛職の魔法使いがひとりで戦うのは無理!」と叫びたくなるところをグッとこらえて、敵の攻撃タイミングを読みつつ、「プロテゴ」を唱える練習をしておきましょう。

「ホグワーツ・レガシー」の序盤は使える魔法が少ないため、とにかく防御が重要。しばらくは「プロテゴ」のタイミングが勝敗を決します。

 

 

そんなこんなで冒頭から大冒険をしながら、やっとのことで「ホグワーツ魔法魔術学校」に到着。

ドラゴンや謎の敵に襲われたり、まだ入学もしてないのに魔法での戦闘を体験したりと、なかなか波乱に満ちた幕開けでしたが、無事に到着できたのでひと安心。

 

 

なんとか「組み分けの儀式」にも間に合い、入学前に留年という汚名を着ることもありませんでした。

 

 

ここでは、小説や映画に忠実な「組み分けの儀式」を体験することができます。

組み分け帽子の質問に答えて、原作通りに帽子の指定した組に所属することもできますし、自分で好きな組を選ぶこともできます。

ポッター少年と同じグリフィンドールに所属したい! いやいやネット上で大人気のマルフォイ少年と同じスリザリンだろう! など、いろいろ悩みながら考えるのも面白いですね。どの組を選んでも物語に影響はありませんので、気分で選んでしまいましょう

 

 

その後、「闇の魔術に対する防衛術」の授業での決闘や、引き寄せ魔法「アクシオ」を習得したあたりから、自由行動が解禁されます。

 

 

決まった時間に授業を受ける必要も、寮に帰る必要もありません。昼夜問わず冒険ができるようになりますので、自由に探索しまくるもよし、ストーリーを進めるためにクエストをこなすのも自由です。

 

ただし、この時点ではたいした魔法も使えませんし、魔法薬を作ることもできませんので、まだまだ真面目に授業を受けたほうがいいかも。

それと、ホグワーツ魔法魔術学校最寄りの「ホグズミード村」は、装備や薬の材料が買えるので、早めに行けるようにクエストをクリアしておくといいでしょう。

 

 

ホグズミード村には、あの「オリバンダーの店」もあり、お店の外見は ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ) にあるオリバンダーの店とそっくりに再現されているので、USJ に行ったことがある人は、きっと感動すること請け合い。

店内では「ハリー・ポッターと賢者の石」の冒頭でポッター少年も体験した杖選びを再現してくれます。こういう演出はファンにはかなりうれしいポイントです。

 

 

ホグワーツ魔法魔術学校やホグズミード村などの魔法界は、昼夜で違った顔を見せてくれます。もちろん昼と夜とでは景色だけでなく、いる人なども変わるので、いろんな時間帯に訪れてみるといいでしょう。

 

 

街中ではストーリーも進行し、巨大なトロールと戦闘になったり、謎の敵に付けまわされたりとなかなかのんびり学生ライフを謳歌するわけにはいかなそう……。トロールにはプロテガが効かないので、緊急回避を使いながら薬をがぶ飲みした結果、ギリギリで倒せました。

やはり魔法戦闘は奥が深い……。

探索ばかりしてないで授業を真面目に受けろという神託かしら。

 

 

なお、ホグワーツ魔法魔術学校やホグズミード村を探索していると、結構な頻度でアイテムやお金を拾うことができます。そういったアイテムをを装備したり売ったりして、装備をグレードアップしていくことになるのですが、アイテムの数値だけを見て装備していくと、なかなか奇抜なファッションになっていきます。もちろん外見だけを変えることもできるので、まともなファッションに変えておけばいいのですが、これはこれで味があるので、奇抜なファッションでホグワーツを練り歩くことに。このまま授業に参加して怒られないかヒヤヒヤしてしまいます。

 

 

緻密に再現された広大なホグワーツ魔法魔術学校や、その周辺の森や村にはさまざまな隠し要素や、知恵と魔法を使って解き明かすギミックなどがふんだんに存在しています。それらを探索しているうちに、あっという間に時間が過ぎていきます。

 

 

時には決闘を挑まれコテンパンにされたり、勝つためにレベル上げや装備の強化をしなければならなかったり、魔法戦闘の練習をしたりと、アクションRPGの本筋ももちろん楽しめます。

 

 

「ハリー・ポッター」のゲームは、これまでにさまざまなタイトルが発売されていますが、ここまで自由に魔法界を冒険できるゲームはありませんでした。「ハリー・ポッター」ファンであればその世界観にどっぷりと浸れますし、1本のオープンワールドRPGとしてもかなり完成度が高いので「『ハリー・ポッター』はあまりわからない」という人でも、十分に楽しめるでしょう。

さあ、あなたもホグワーツ魔法魔術学校に入学して、魔法界を揺るがす「古代魔術の謎」に挑んでみませんか?

  • タイトル:ホグワーツ・レガシー
  • メーカー : WB Games
  • 発売日:
  • PS5版、Xbox Series X|S版2023/2/10
  • Steam版2023/2/11
  • PS4版、Xbox One版2023/4/4
  • Switch版:2023/7/25
  • ジャンル:オープンワールドアクションRPG
  • 対応機種:PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Switch/ Steam
  • 価格:
  • PS4/Xbox One通常版:税込8,778円
  • PS4デラックス・エディション(パッケージ版):税込9,878円
  • PS5/Xbox Series X|S通常版:税込9,878円
  • PS5デラックス・エディション(パッケージ版):税込10,978円
  • デラックス・エディション(デジタル版):税込10,978円
  • Switch版:未定

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