【2023】SIE、任天堂、マイクロソフトで配信中の定額ゲームサービスの魅力とは? 会社別サービス比較!

2023年01月01日 13:410

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一定額を払うことでさまざまなサービスを利用できる制度は、定額サービスや「サブスクリプション(サブスク)」と呼ばれる。動画や音楽の配信コンテンツなどではおなじみだ。定額制はゲーム分野でも広く導入されていて、一部タイトルが遊び放題になるだけでなく、マルチプレイ機能やクラウドゲーミングの利用など、追加のサービスも受けられることが多い。

今回の記事では、定額制サービスを採用しているゲーム企業の中でも、ゲーム機のハードウェアを販売しているソニー(SIE)、任天堂、マイクロソフトの各サービスをピックアップ。それぞれの定額サービスの詳細や特徴をお届けしよう。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント:PS Now(PlayStation Now)



  • 月額料金:1,180円(1か月)/2,980円(3か月)/6,980円(12か月)
  • 配信タイトル数:400本以上
  • 対応機種:PS5/PS4/PC(Windows)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が提供する、ゲームストリーミングサービス。「ファイナルファンタジー」や「バイオハザード」といった国内の人気シリーズのほか、「Horizon Zero Dawn」などの海外タイトルも取り扱っている。


ストリーミングとはいわゆるクラウドサービスで、本来ゲーム機やPCで行うはずの処理を提供元のサーバーが代わってくれる。おかげでユーザー側の端末は、サーバー側で処理された映像を映すのと、コントローラーなどの入力を送り出すだけで済む。デバイスの性能を問わず、さまざまな作品を楽しめるのがポイントだ。なお、本サービスでは、ストリーミングサービスだけでなく、ゲームタイトルを自身のゲームデバイスに直接ダウンロードして遊ぶ方法もある。


400本以上用意される対象タイトルの中でも、PS3の作品が遊べるのは特に大きい。PS5とPS4には互換機能がなく、PS3のソフトは遊べない。そのため、今PS3タイトルを遊ぶなら、PS3自体を手に入れる必要がある。2017年には生産が終了し、PS4やPS5が主流になっている状況を考えれば、発売タイトルの多いPS3作品を直接遊ぶこと自体が、これからはどんどん難しくなるだろう。


そういう点で、PS Nowは非常に魅力的なサービスと言える。PS3だけでなく、PS4の作品も定期的に増えていることや、作品内でのオンラインマルチプレイに対応している点もうれしい。本サービスは7日間の無料体験もできるので、気になる人はひとまず試してみるのがオススメだ。

配信タイトルを一部紹介

ファイナルファンタジーVII



1997年にプレイステーションで発売されたRPG。元ソルジャーの主人公、クラウド・ストライフを操作し、プレイヤーは星を巡る壮大な冒険に出る。本作はオリジナルをもとにした「FFVII インターナショナル」をベースにしつつ、「エンカウントなし」、「バトル強化」、「3倍速」といった新機能を搭載。ストーリーやバトルを、お手軽かつテンポよく進められるようになっている。

Demon’s Souls



2009年にプレイステーション3で発売されたアクションRPG。濃霧に覆われた国、ボーレタリアを舞台に、プレイヤーは「ソウル」の謎を解き明かすための旅に出る。一撃が生死を分ける高難度ぶりや、初期のパラメーターを決める「生まれ」やレベル上げによる性能の割り振り、「メッセージ」を介したプレイヤーとのゆるいつながりなど、フロム・ソフトウェアが後に手がける作品の原型が見て取れる。

任天堂:Nintendo Switch Online


  • 月額料金:
  • Nintendo Switch Online:306円(1か月)/815円(3か月)/2,400円(12か月)
  • Nintendo Switch Online+追加パック:4,900円(12か月)
  • 配信タイトル数:100本以上
  • 対応機種:Nintendo Switch

任天堂が提供する定額サービス。対象タイトルのオンラインプレイを楽しめるほか、ファミリーコンピュータやスーパーファミコンといった、懐かしのゲーム機で発売されたタイトルをNintendo Switchで100本以上遊ぶことができる。「スーパーマリオブラザーズ」や「スーパードンキーコング」、「ファイアーエムブレム 紋章の謎」など、人気シリーズの原点がそろっている。

特筆すべきは、月額料金の安さ。1か月にかかるお金はわずか306円。12か月分を選んでも2,400円 (1か月あたり200円)で済む。また、期間限定で特定のタイトルが遊び放題になる「いっせいトライアル」や、対象のダウンロード作品が2本までお得になる「ニンテンドーカタログチケット」といった加入者限定特典が付いてくるのもうれしい。

 

「Nintendo Switch Online+追加パック」に加入すると、「Nintendo Switch Online」の特典に加えて、「NINTENDO 64」(3月10日現在の対象タイトル:11本)と「メガドライブ」(3月10日現在の対象タイトル:19本)の作品も遊べるようになる。ファミコンやスーファミの対象作品と比べるとまだバリエーションは少ないが、追加パック自体が去年の10月に始まったばかりと考えれば、まだまだこれからだろう。今後の追加に期待がかかる。

 

追加パックの特典のひとつとして、「マリオカート8 デラックス」のコース追加パスも見逃せない。2月10日の「Nintendo Direct」で初公開されたこの追加パスでは、今後配信される全48種ものコースを追加料金なしで入手可能だ。

 

ダウンロードコンテンツである「あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス」も追加料金なしで入手できるようになっており、定額サービスとダウンロードコンテンツの組み合わせが、今後のタイトルにも適用されていく可能性もある。軽く遊ぶならNintendo Switch Online単体、がっつり楽しむなら追加パックといった具合に、自分のスタイルに合わせて加入するプランを決めるといいだろう。ちなみに、Nintendo Switch Online単体であれば、7日間の無料体験加入もできる。

配信タイトルを一部紹介

スーパーマリオブラザーズ

 

1985年にファミリーコンピュータで発売されたアクションゲームで、「スーパーマリオ」シリーズの第1作。大魔王クッパにさらわれたピーチ姫を救うため、マリオはさまざまなステージに挑んでいく。走る、跳ぶといった基本的な操作で遊ぶことができ、そのお手軽さは発売から20年以上たつ今の「スーパーマリオ」シリーズ作品にも受け継がれている。

ゼルダの伝説 時のオカリナ

 

1998年にNINTENDO 64で発売されたアクションアドベンチャー。プレイヤーは主人公のリンクを操作し、広大なハイラルの各地に存在するさまざまなダンジョンに挑み、最奥に待ち構えるボスを倒していく。本作は「ゼルダの伝説」シリーズ初の3Dとなっており、奥行きや高さを活かした立体的な謎解きやバトルも特徴だ。

マイクロソフト:Xbox Game Pass

  • ・月額料金:
  • Xbox Game Pass:850円(1か月/家庭用機およびPC向け)
  • Xbox Game Pass Ultimate :1,100円(1か月/家庭用機およびPC、スマホ向け)
  • ・配信タイトル数:100本以上
  • ・対応機種:Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Windows)

マイクロソフトが提供する定額サービス。Xbox向けに発売されているタイトルの一部を楽しむことができる。「Halo」や「Forza Horizon」シリーズをはじめ海外のゲームがメインだが、「龍が如く」シリーズや「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」といった日本の人気作品も対象になっている。


日本におけるXboxのシェアは現状少なめだが、本サービスはPC(Windows)でも利用できるという点が大きい。「Xbox Game Pass for PC」(Xbox本体があるなら「for Console」版)を選べば、対象タイトルを自前のPCにダウンロードして自由に遊べる。そのほか、プランを問わず、Xbox Game Studiosが発売するゲームを初日からプレイすることも可能だ。去年の12月には、「Halo」シリーズ最新作の「Halo Infinite」も対象になった。


「Xbox Game Pass Ultimate」の利用料金は月額1,100円と、「Xbox Game Pass for Console/PC」と比べてやや高い。とはいえ、このプランでは上記の特典に加えて、クラウドゲーミングを利用できるというメリットがある。機器の性能を気にせず大作ゲームを遊べるので、ゲーミングPCを持っていない、もしくはスマホで家庭用機向け作品を楽しみたいという人には特にオススメできる。さらにマルチプレイ機能も付いてくるため、FPSをはじめとするeスポーツ系のタイトルとは相性もいい。


「Ultimate」と「for Console/PC」における違いは、クラウドゲーミングとマルチプレイ機能の有無によるところが大きい。どちらを選んでも、対象タイトルは自由に遊べるし、Xbox Game Studiosの最新ゲームを初日から楽しむことはできる。ただ、最近はマルチプレイに対応した作品も多いので、大人数で遊ぶならXbox Game Pass Ultimateに加入するのが一番だろう。Ultimateであれば、初回だけ100円(税込)で体験することもできる。

「Xbox Game Pass」でオススメのゲーム10選!

配信タイトルを一部紹介

Halo Infinite

 

Xboxの看板タイトルとして、全世界で6500万本以上を売り上げた「Halo」シリーズの最新作。本作の特徴は、「キャンペーン」、「マルチプレイヤー」の2つ。キャンペーンでは、プレイヤーは「マスターチーフ」と呼ばれる兵士となり、強力なパワードスーツを身にまとい、超巨大環状構造体「ヘイロー」でくり広げられている戦いに身を投じる。マルチプレイヤーには、12対12の大規模な対人戦「ビッグチームバトルモード」と、4対4による小規模の「アリーナモード」が収録。さまざまな形の試合を楽しめる。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S


2017年に発売された「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」に、キャラクターボイスや新ストーリーなどさまざまな進化が加わった「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」。自分がかつて世界を救ったとされる「勇者」の生まれ変わりだと知った主人公(プレイヤー)は、自身の使命を知るために故郷を旅立ち、そこから世界の命運を懸けた壮大な冒険が始まる。


本作では、主人公の仲間たちを軸にした新たなストーリーが描かれているほか、キャラクターのボイス、フィールドの3Dと2Dの切り替えなどが追加。オリジナル版にはなかった要素も見逃せない。

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