大地を揺るがす「スーパーミニプラ 超電磁ロボ コン・バトラーV」の、バトルマシンで徹底的に遊んでみた!【声優・泰勇気の週末プラモ! 第13回】

2020年03月14日 10:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

  

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第13回スタート!

第13回 「スーパーミニプラ 超電磁ロボ コン・バトラーV」前編

 

1976年に放送が開始されたアニメの新商品が40年以上の時を越えて発売されるなんて、誰が予想できただろうか……。

今回ご紹介するのはバンダイキャンディ事業部さんのスーパーミニプラシリーズより、「コン・バトラーV」!

 

私は1977年生まれなので、多分再放送で見たのでしょう。TVを見ながら一緒に主題歌を歌ってはしゃいで、思わず引き出しの取っ手に頭を強打するほど好きだったことを覚えています。でも当時は幼稚園にもあがってないくらいの子供だったので、玩具は買ってもらえなかったんですよね。ほかにも当時、合体可能なプラモデルも発売されていました。20~30年ほど前に再販されて以降、もう長らくプラキットのコン・バトラーVが発売されることはなかったのですが、このたび食玩として復活!

 

まずはセット箱の外観。側面にはポーズを決めたコン・バトラーVの姿。内容は全4種。

 

上面のデザインは、当時の玩具を思わせる仕様になっています。

「電磁合体セット」といったところでしょうか。さすがです。バンダイさん!

 

個別の箱がこちら。内容物の説明が違うのみで、全体的なデザインは共通になっています。

 
1:バトルジェット&バトルクラフト

バトルマシンでも小型な部類の、2機のキットがセットになっています。

 

頭部を担当するバトルジェットのパーツには、部分塗装を施されたパーツが集中しています。これは細かい!

 

そのほかシールとガム、そして組立説明書と合体説明書が付属。意外とシールが少ないことに気がつきます。

 
2:バトルクラッシャー

ツインランサーや手首パーツもありますね。

 

そのほかは組立説明書、ガムとシール。またしてもシールはこれだけ!?

 
3:バトルタンク

本体のほかに超電磁ヨーヨーのパーツが付属。

 

シールは数字の「3」だけ!?

 
4:バトルマリン

円柱状の脚部のパーツが目立ちます。

 

ご覧のように、今回のスーパーミニプラ「コン・バトラーV」は特にシールが少ない気がします。それだけパーツ分割によって色分けが再現されているということ。

 

さっそく各キットを完成させましょう。

 

1を全て組み立てると、バトルジェットとバトルクラフトの本体。それに合体用頭部、足首関節が完成します。詳細はまた後ほど。

 

2を組み立てるとバトルクラッシャー本体とツインランサーが2つ、手首が6個完成。

 

3はバトルタンクと合体時などに使う小型クローラーと周辺パーツ、バケットの展開を再現するためのアーム、超電磁ヨーヨーとその電磁エフェクトパーツが完成。

 

4はバトルマリン本体と、バトルタンク輸送用のアーム、合体用股関節、グランダッシャー用ランディングギアが完成します。

 

それでは気になる各メカを詳しく見ていきましょう。

 

バトルマシン1号。葵豹馬が搭乗する高速戦闘機、バトルジェット。

垂直尾翼のシール以外はパーツ分割でカラーリングをほぼ完全再現。

 

スラスターも細かく造形されています。

 

機体の上面や青いパーツなど、細かくディテールが施されているのがおわかりいただけるでしょうか。わずか全長4cmほどのサイズにこの密度。素晴らしい!

 

アニメでは見た記憶がありませんが、機体下面にはランディングギアが差し替え可能。分離状態で飾る時の見た目がいいです。

 

変形をオミットしたということもあり、上下の厚みも抑えられていて、バトルジェットとしては最もかっこいい立体物のひとつかもしれません。

 

バトルマシン2号。浪花十三が搭乗する重爆撃機、バトルクラッシャー。横長な形状と、腕に変形する左右のブロックが非常に特徴的な機体。シールは主翼の「2」のみ。ほかはパーツ分割による完璧なカラーリング。よく考えると無尾翼機なんですね。

 

コン・バトラーVの手首が収納されている部分は差し替え式になっていて、バトルクラッシャー時にも、指かスラスターを思わせるディテールの施されたパネルでふさぐようになっています。

 

バトルクラッシャーといえば立体化の際、機体の厚みが課題になることが多いのですが、スーパーミニプラではご覧のとおり。薄くてシャープな機体と仕上がっています。

 

コン・バトラーVの肘にあたる部分にはインテークのようなディテールが施され、航空機らしさを演出しております。

 

機体各所には、アニメ設定に存在しなかったオリジナルモールドが多数施されており、分離メカ状態でも十分にかっこいい!

 

2連スラスターのブロックが、機体の左右とセンター部分とのロックを兼ねているため、機体の形状が決まりやすいです。

 

機体底面には差し替え式のランディングギア。機体底面にもオリジナルモールドが施されています。

 

腕部は劇中同様、前方への展開が可能。これまでのコン・バトラーVとはひと味違う二重関節が採用されています。

 

バトルマシン3号。西川大作が搭乗する重戦車・バトルタンク。クローラーの大きさはアニメデザインの大きさとは異なり、戦車として無理のない大きさにアレンジ。さらにクローラーにつながるアーム部分は差し替えにより再現。ある意味一番アレンジがきいているメカかもしれません。こちらもシールは車体正面から見える「3」の文字だけ!

 

アンテナも再現されています。

 

ノンスケールですが現物の大きさからザックリ計算すると、この戦車の高さは5~6メートルほどあることになるのですが、そんな大きさの戦車がこうやって正面から突進してきたらとてつもない迫力でしょうね!

 

後方から見ても大丈夫なように、ディテールが施されたパネルで蓋されています。

 

バケットを伸ばした状態にするために、可動アームパーツを使用。

 

バケットも開閉が可能なので、単体でもけっこう遊べるメカとなっています。

 

バトルマシン4号。われらが南原ちずるが搭乗するバトルマリンです。双胴っぽい機体シルエットが特徴的。空はもちろん、名前の通り海中での活動が得意で、バトルマシンの修理やバトルタンクの輸送などサポート的な活躍が多かったですね。
シールは「4」と書いてある垂直尾翼と機体中程にある赤いラインのみ。

 

ご覧の通り、全バトルマシンの中でも最もボリュームのあるメカとなっています。

 

コクピットブロック下面には展開式のランディングギアがあり、このおかげで安定したディスプレイができます。

 

ランディングギアのギミックはこんな感じ。

 

ね。ランディングギアがないと前に傾いてしまうのです。

 

足首が収まる内側には、ちょうどスラスターのようなモールドの施されたパネルが。

 

で、こちらの2つのパーツを

 

機体両脇のこの四角い穴に接続して

 

パネルのピンとバトルタンクのクローラーの四角い穴を噛みあわせて

 

挟み込めば、劇中での登場も多かったこの形態になります。

 

バトルマシン5号は、北小介が搭乗する万能マシン・バトルクラフトです。陸・海・空での活動はもちろん、ドリルで地下を掘り進むことが可能。こじんまりしたシルエットと収納式のドリル、合計12輪の車輪が特徴的なメカですね。左右にコクピットがあり子介は右側に乗っているはずなのですが、そのわりにはオープニングで敵に思いっきり右足でキックをかましてました。
こちらのシールは機体上部のパーツの赤いラインと「5」の数字周りのみ。色分けが天才的です。

 

後部からはスラスターがのぞいています。

 

左右に分かれる本体は、しっかりロックされています。

 

比較的控えめなアレンジではあるものの、ディテールに隙はありません。

 

車体を底面から見ると、12輪の車輪が全て確認できます。

 

ドリルの収納は底面でスライド操作。

 

ドリルを収納するとこんな感じ。こっちのほうが見慣れてるかな。

 
そして各機体には、後ほどご紹介する「オプションパーツセット」のスタンドに対応するためのジョイント穴があるので

バトルジェットはランディングギアを取り付ける部分

 

バトルクラッシャーはスタンド用の2つの穴

 

バトルタンクは下面中央の丸いパーツを取り外した中か、車体後方の合体用ジョイント

  

バトルマリンは膝の丸いパーツを取り外した内側

 

バトルクラフトは底面の穴に、それぞれ市販のスタンドを差し込むことが可能。これで飛行を再現することができます。

というわけでスタンドを駆使して

豹馬「レーーッツ!」

5人「コンバイン!」

 

ゴォォォォ!!

♪テレッテレッテーッテテー テテレテッテ~♪

 

♪みょ~んみょみょ~ん みょん・みょん・みょん♪

 

シャキーン!!

 

ビリビリビリ・・・

 

グォオオオー…ガシーン!!

 

ビリビリビリビリ…

 

ドドドドド…ふわっ!

 

 

ガシーン!

 

 

ガシーン!
 

ガバッ!

ガシーン!

 

 

 

ピロロロロ…

 

豹馬「コン!

 

 

バトラー!

 

V!!」

 

 

と、実はこれはあくまで合体シーンの再現写真で、実際の合体方法は後ほど改めてご紹介します。

なぜ、これらの写真を撮影しようと思ったのか。それは……

 

バトルジェットの組み立て手順で”何故か”この部分が外しやすい設計になっているのです。そこで試しに頭部と付け替えてみたら、

 

くっついちゃったわけ。

あとは途中でクローラーを小型のものに交換したり、バトルマリンの股関節をいつの間にか交換したりといったごまかしの連続で撮影してみました。

というわけで、詳しい合体工程は記事後編でご紹介します!

 

(後編に続く)

【商品情報】
■スーパーミニプラ 超電磁ロボ コン・バトラーV
・メーカー:バンダイ

・発売中
・価格:7,920円(税込)
・サイズ:H約180mm × W約90mm

・素材:PS、ABS、MABS

<セット内容>
●プラキット一式(全4種)
1:バトルジェット&バトルクラフト
2:バトルクラッシャー&ツインランサー
3:バトルタンク&超電磁ヨーヨー
4:バトルマリン
●取扱説明書
●シール
●ガム(ソーダ味)1個


<対象年齢>

15歳以上

画像一覧

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超電磁ロボ コン・バトラーV

超電磁ロボ コン・バトラーV

放送日: 1976年4月17日~1977年5月28日
キャスト: 三ツ矢雄二、キートン山田、たてかべ和也、上田みゆき、千々松幸子、納谷悟朗、富田耕生、野沢雅子、市川治、つかせのりこ、緒方賢一
(C) 東映

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