【声優・泰勇気の週末プラモ!】第5回 ちょっと手を入れるだけで大満足の仕上がりに! 「タイムドタバッタン」を作ってみた!

2019年09月02日 15:262

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載! 

 

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第5回スタート!

第5回 タイムドタバッタン


全国の女子高生の皆さん、お待たせ!
「タイムボカン」に登場の「タイムメカブトンに続いて、ベルファインさんから「タイムドタバッタン」が発売されました。

 

ベルファインさんといえばフィギュアのイメージが強い方も多いかと思います。実際に自分も「風鳴翼 天羽々斬Ver.」や「黒雪姫バニーVer.」など欲しいフィギュアがいっぱいです(慢性的金欠)。どのフィギュアも空間に隙が出ないような演出が施されていて、それに合わせたポージングもすばらしいんですよ~。

 

そんなベルファインさんですが、プラスチックモデルは2016年に発売したタイムメカブトンに続いて「タイムドタバッタン」が第2弾となります。発売してからしばらく経つので、もう楽しんでらっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、今回は改めてこのキットを製作、ご紹介してまいります!

 

まずはパッケージ。


清潔感のあるホワイトの背景に、懐かしさすら感じるタイムドタバッタンのイラストが特徴です。左下にある「みんこれ」は「みんなのアニメ&まんがコレクション」の略称ということで、今後もベルファインさんからキャラクターキットが続々と発売されるようです。楽しみですね!

 

 

側面にはタイムドタバッタンの設定やキットのギミックの紹介が。小型メカを収納させることも可能なようです。スケールは1/100。同スケールのキャラクターキットと並べると面白いかもしれませんね。

 

 

続いてキット内容。透明ランナー、白ランナー、緑ランナー、ポリパーツ、水転写式デカール、説明書。なんと組み立てに接着剤は不要!!

 

 

設定通りの配色を再現するためには、クリアパーツと白ランナーの一部を塗装する必要があります。

 

 

説明書には塗装ガイドも載っています。今回はいつもより少し踏み込んで、一部に塗装を施して完成させたいと思います。

 


パーツ1つひとつは比較的大きめなので、どんどん組み立てられます。

 

 

パーツ同士の繋ぎ目もパネルラインとして自然に見えます。パーツ分割も工夫されていますね!

 

 

特徴的な脚も、ふたのように組み合わさるパーツがあるので、肉抜き穴が露出するということは全くありません。

 

 

塗装せずに組み立てただけなのがこちら。アナザーカラーとしてとらえることもできますけど、パッケージイラストに合わせるなら、触覚、眼とその周り、腹の部分の塗装が必要なことがわかります。クリアパーツでできている小型メカは全体的に塗装が必要なのですが、今回はドタバッタンを塗装するにとどめておくことにします。ここまでの組み立て時間は、およそ40分。初心者でも組み立てに何時間もかかるなんてことはなさそう。

 

 

いったんこのままでギミックのご紹介を。

まず前部ハッチにシャクトリンが収納可能です。

 

 

背面のハッチは回転式で、中にはヘリボタルを収納可能。

 

 

シャクトリンとヘリボタルは、それぞれ収納形態と展開形態が付属しています。

 

 

塗装を前提とした仮組み状態なのでパーツをしっかり組み合わせていない部分もありますが下面はこんな感じになっています。

 

 

底面のハッチをキャタピラパーツと差し替えれば「キャタピラ形態」のできあがり。

 

 

 

シンプルなデザインが懐かしい形のキャタピラ。それらしい色に塗ったほうが雰囲気が出そうですね。

 


さらにもうひとつの形態、飛行形態へ。背中の羽根を取り外し、

 

 

前後の足を後方にピンと伸ばして主翼を差し込みます。

 

 

再び羽根を取り付ければ飛行形態の完成です。

 

 

 

ピーン!と伸ばした足がかわいいですね。メカブトンより航空機らしいかな。

 

 

さて、どんなギミックがあるのかを楽しんだところで、今回は部分塗装を施していきます。説明書には「茶色…ダークアース80%+艦底色20%」とあったりしますが、今回の塗装のためだけに塗料を購入なさる方は、イメージに近い色を購入するのもひとつの手です。というわけで今回茶色には「ブラウンFS30219」を選択。このほか、クリアイエローとクリアオレンジはキャラクターモデルでよく使用する色なので、この機会に購入しておいてもいいかもしれません。

 

 

合わせてデカールも貼り付けていきます。最近まで知らなかったのですが、デカールって水につけると印刷されている部分だけが浮いてくるんですね…。いつも余白の際っ際までデザインナイフでカットしていました…。

 

 

こうして裏返して水に浮かべると台紙に水が染み込み、ちゃんと浸透しているか確認することができます。

 

 

デカールの大きさの精度はぴったり! 緑色のパーツは無塗装でいくので、デカールを貼る前にタミヤさんのスミ入れブラックでスミ入れしておきました。

 

 

コクピットのクリアパーツ以外、塗装を施したパーツと組み合わせてみました。塗装したパーツのスミ入れもタミヤさんのスミ入れブラックを使用。でもこのままだと各部に触れた時にデカールが剥がれてしまったりする恐れがあります。そこでデカールや塗膜の保護のため「トップコート」を吹き付けます。

 

 

今回使用したのは缶スプレーの「プレミアムトップコートつや消し」

比較的新しいトップコートで、言葉で解説するのは難しいのですがいままでのつや消しとは違っていい感じにつやを消してくれるんです。

 

 

ちなみに僕が塗装する時はご覧のような道具を使っていますが、長い間「目玉クリップ」だけでやってきました。模型用の道具じゃなくても代用できるものはあるので、いろいろ工夫してみるのもよいかと思います。

 

 

デカール貼り、部分塗装、トップコートを施し、再びタイムドタバッタンの完成! クリアパーツは曇らせたくないのでトップコートは吹き付けていません。塗装が必要なパーツが白成型のため色がくすむこともなく塗装できます。塗装なしでもアナザーカラー的に考えられましたけど、劇中に近いカラーになるとやっぱり安心しますよね! 後ろ足の付け根は、本当は緑色指定なのですが、今回は緑色部分を塗装しない方針なので、茶色で塗装してあります。でも違和感ございませんでしょ?

 

 

力強い後足! スミ入れを施したことで各部がくっきりし、つや消しトップコートを吹いたことで玩具っぽさが軽減されたと思います。

 

 

お腹を地面につけることなく、ちゃんと足の保持力だけで着地できます。それだけ本体の構造もシンプルでパーツ数も抑えられ、軽量だということですね!

 

 

前述の通りデカールの精度は高く、貼り付ける位置からはみ出すことも足りないということもありません。

 

 

 

後足の可動範囲。バッタ的に逆関節になってしまいますが膝と足首でここまでいけます。

 

 

 

後足の付け根はボールジョイントになっているので回転はもちろん問題なくできますし、ご覧のように踏ん張りのきいた角度にすることが可能です。

 

 

 

 

 

前足も後足と同様の可動範囲をもっています。

 

 

キャタピラパーツも本当は緑色に塗り分けをするところがあるのですが、今回はお手軽にガンメタル一色で塗装。黒鉄色などでもいいかもしれませんね。真白のままよりは雰囲気ありますでしょ?

 

 

 

というわけでキャタピラ形態。

 

 

この形態でハッチを開けると移動基地っぽいですね。

 

 

 

続いて飛行形態。翼は成型色のままです。

 

せっかく飛行形態なので飛ばしてみたいなと思いまして、キャタピラを接続する部分にスタンドをひっかけて撮影。背景と相まって飛んでる感じが出てますよね!

 

 

ビューーン!!

こうして見ると後方になびく後ろ足が特徴的で面白い航空機ですよね。

 

 

そして後日発売予定の、タイムクワガッタンのパーツと組み合わせることにより完成するタイムガイコッツの部品を、勘で組み立ててみました。恐らく正しい組み立て図はタイムクワガッタンの方に掲載されるのでしょう。発売が楽しみですね!

 

 

最後に、タイムドタバッタン発売のちょうど1年前に発売された「タイムメカブトン55thクリアーエディション」(塗装済)とツーショット。ドタバッタンはどこか直線的、メカブトンは曲線的、こんなにも異なる魅力を持つ2体なのに、同じシリーズの主役メカとして成立しています。しかもそこに違和感などはなく、ちゃんと世界観にあっていますから驚き。

タイムメカブトンも含めて、「タイムボカン」キットはパーツ数も少なく組み立ても簡単なので、ご興味をお持ちになられたら、ぜひお気軽に挑戦してみてください!

タイムクワガッタンが発売されたら、ぜひまたご紹介させていただきたいと思います。ベルファイン様、今後の「みんこれ」ラインナップも楽しみにしておりますよ!

 

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました!
それではまた!!

 

【商品情報】

■タイムドタバッタン

・価格:5,000円(税別)

・仕様:PS&PE組み立て式プラスチックモデル

・1/100スケール

・全長:約150mm

・メーカー:ベルファイン

 

 

<泰勇気プロフィール>

 

1977年10月6日生まれの声優。

 

出演作は「刀剣乱舞-ONLINE-」宗三左文字、太郎太刀、「文豪とアルケミスト」佐藤春夫、「夢王国と100人の王子様」ラトリア、「第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河~」クォヴレー・ゴードン、「獣装機攻ダンクーガノヴァ」ジョニー・バーネット、「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」ホイルジャック、ビーコン、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」チェン・ジェン・イーなど多数。

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タイムボカン

タイムボカン

放送日: 1975年10月4日~1976年12月25日   制作会社: タツノコプロ
キャスト: 太田淑子、岡本茉利、滝口順平、桂玲子、槐柳二、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、富山敬
(C) TATSUNOKO PRODUCTION. All rights reserved.

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コメント(2)
ならならなならならな2019/09/21 23:04

小さい!小さすぎる!! なのに、高い!高すぎる!! 絶対に買わない!ひじょーに残念だけど、5,000円の価値を見出せない。 金余りで使い道がなくなるほど稼げるようになったら購入検討します。

データ少佐データ少佐2019/09/11 02:59

なつかしいな

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