お盆に和風庭園──日本の伝統をカプセルサイズに閉じ込めた、旬のガチャを紹介!【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第31回】

2019年08月30日 13:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

カプセルトイコンシェルジュ「ワッキー貝山」が最新アイテムからチョイスする渾身のコラム開幕!

その前に、今回もお知らせから!

な・な・んと! 早くも第二弾の開祭が決定!「大阪ガチャガチャ祭り」がロフトプラスワンウェストにて2019年9月21日(土)13時30分から行われます! レトロカプセルトイ「コスモス」の話題を中心に、西の有識者でコピーライターとしても活躍中の杉村典行氏を迎えてトークショー! お宝ガチャたくさん持って会場にうかがいますよ! 最新版「コスモスガチャ本06」や「BOX機オリジナルグッズ」も販売します! ぜひ生でお会いしましょう!

さらにもっとディープに語り合いたいあなた! 11月9日(土)~12日(月)の2泊3日のスケジュールで、「ワッキー貝山と行くガチャガチャ沖縄ツアー」を企画しました。まったり沖縄を楽しむもよし、私と沖縄のガチャ新スポット巡りやガチャ談義などもプラスして楽しむもよし! 全国から参加OKです。詳しくは「沖縄ツーリスト」にてご確認ください!!

 

それでは、まだまだ夏は終わらない! そんな暑い……いや、熱いアイテムを紹介します!

 

ハンコツサロン2 たべものどうぶつ ターリン・インターナショナル(数寄ラボ) 全5種 400円

 

コラム初登場の「数寄ラボ」! とは言え、以前からチェックはしていましたよ~。けったいなもの作るなぁ~と。これ褒め言葉ですよ。世界観がしっかりしていますからね。

 

ある博士が、あらゆるものに骨格を与え、命を吹き込む事を日夜研究していた。そこから抜け出した、半分骨が剥きだしになったモノたちは、自由を手にして謳歌するというトンでもない設定のこの商品。

 

第1弾は、「ダルマ」「招き猫」「こけし」「狛犬」「さるぼぼ(赤ちゃん)」の「日本の民芸品」シリーズ。もちろん、どれも半分だけ骨が剥きだしになっています。第2弾は、動けない食べ物達を民芸品がハンコツにしあげ、ピクニックに連れ出す……というハチャメチャな発想にドキドキしちゃいます! それでは、第2弾のラインアップをチェックしていきましょう!

 

・ハンコツバナナ


剥いた皮が腕みたい。見た目はアシカのようだ!「もしかしたらこの世に1本くらい実在するんじゃないか?」と錯覚するほど精巧にできています。

 

・ハンコツキュウリ


お盆時期に作った思い出のある方も多いのでは? 先祖があの世から乗ってくる精霊馬スタイル。きちんとつまようじの脚もありますよ。夏の太陽の下、ビーンと反り曲がったキュウリはそれだけで躍動感があり、骨格だけを見ればまさに馬。合唱曲の「野生の馬」が頭に流れてくるようです。

 

・ハンコツリンゴ


お弁当の隅にある、ウサギ型のリンゴ。骨格部分の脚が少し動かせます。本当にウサギじゃない?と思ってしまうほどのクオリティ。ん~気持ち悪ぃ。

 

・ハンコツナス


こちらもお盆時期に登場する精霊の牛。おいしそうにボテっと実ったその後ろ姿は牛そのものであり。骨から伸びたつまようじがなんともミスマッチ。思わず笑ってしまいます。

 

・ハンコツウィンナー


これが一番キモイ……。お弁当のタコさんウィンナーですが、調理の過程で熱が入りすすけているのが妙にリアル。しかもきちんと脚が8本あり、半分骨。下から見上げるとわかるこだわりも含め、スゲーって声が出ちゃいます。ご注意を。

 

命を授かった民芸品と食べ物動物たちが、ワイワイとピクニックする絵が浮かびますね。そこに参加するのは、かなり勇気が入りそうですが……、ともあれ今後もこのシリーズは続いていくことでしょう! まさに反骨精神でカプセルトイ業界に一石を投じて下さいませ。期待しております。

 

ミニチュア和風庭園マスコット 全5種 J.ドリーム 200円


来年開催の東京オリンピックに向けてか、令和に入ってから以前にもまして「外国人」を意識した日本文化のミニチュアカプセルトイが登場しているように思います。

そんな中で紹介する「ミニチュア和風庭園マスコット」は、単なるジオラマで終わることなく、実際に「カコン」と音をさせるししおどしのギミックが体験できる意欲作。サイズは、ちょうどカプセルに収まる大きさ。さらに200円という比較的安価な価格設定と、何から何まで気配りが行き届いている感じでホント、頭が下がります。さあ、手のひらサイズにキュンキュンもしながら、オリジナル庭園を作っていきましょう。

 

・ししおどし(緑)・(黄)

青竹の香りが漂ってきそうな緑色と、どこの庭園にもありそうな、黄色みがかったカラーリングの2種類です。さて、実際に水を流してみましょう。注ぎ方や水量などにちょっとしたテクニックが必要ですが、ひとまずお手軽に注げます。

プラスチックの竹が跳ね返ると、「コンッ」と音が! プラ素材なんで、リアルな音を期待されるとなかなか厳しいものがありますが、それっぽい体験ができるのでよしとしましょ。海外から遊びに来た方が、お土産に買うのにお勧めです!

 

・石灯籠(緑)・(灰)

ししおどしから流れる水の受け口として、この石灯籠のくぼみを活用しましょう。とはいえ、もともとガチャサイズということもあり、あまり多くの水を貯めることができません。すぐにあふれちゃうので、ご注意を。

石っぽい質感がすごくいいですね。ひしゃくや苔といった細かい造形もなかなかなものですよ。

 

・井戸

上部のロープがからまっている棒を、クルクルと回すことができます。1つひとつ大きさの違う石を積み上げている感じや、石の汚れた感じ。そしてかたわらに生えている繁った草も表現。芸の細かさにほれぼれします。

 


ししおどしをたくさん横に繋げて、一斉に水を流す遊びをしてみたいな~とか思ったり。ほかにも何か楽しい遊び方が考えれるのでは? 大きな可能性を感じるシリーズですね。頭の中で「カコン!カコン!」とヒラメキ音が聞こえてきそうであります。

 

<プロフィール>

ワッキー貝山

フリータレント兼ガチャガチャコレクター(カプセリスト)

7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界―コスモスよ永遠に」「最終決定版!インチキガチャガチャの真相―コスモス、その愛」(双葉社)「日本懐かしガチャガチャ大全」(辰巳出版)などの関連本を出している。

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