がっくりフテ寝する動物「へこむわ寝」&なぜ本からおしりが!?「おしりBOOK」!【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第10回】

2017年11月18日 12:000

No.22 おしりBOOK 200円 エポック社

 


理解不能なガチャが来たよ~!

コンスタントに出てくる、意味のわからないカプセルトイですが、「おしりBOOK」はまさにその代表格だと思います。

なになに?「本を愛する人のもとにやってくる妖精」ですって!? 妖精と言っても、本に手と足が生えた奇妙な見た目。もちろん開いて読んだりもできません。……が、裏表紙を開くことができるみたいです。そこを開くと、あっ……お・し・り。かわいくプリッとしたきれいなおしりがコンニチハ。芸術的なでん部ですね。

これは、ぜひとも開発秘話を聞きたい! 何でおしりなの? やっぱり理解不能で、脳みそはフリーズ状態です。

 

さてミニブックを見てみると、全5種のラインアップが。これらをひも解けば、何か答えが見つかるかもしれません。ということで、さっそく調査開始!

まずは「長靴ねこの本」。本自体から猫耳がニョキ。そしてにゃんこの手足に、裏表紙を開けば尻尾とおしり~。ニャー! 


次は「小人の本」。どことなく童話風? 水色のかわいい帽子をかぶる本を開くと、……プリッとしたおしり~。


そして 「王様の本」。王冠をかぶり、威厳ある本を開くと、……ぷるるん♪ としたおしり~。まるで裸の王様?


お次は「トランプ兵の本」。ハートのエースの表紙に、キュートな赤いシューズを履いている本を開くと……、やっぱりぷりん♪ としたおしり~。



最後は「桃太郎の本」! 実に軽装で、桃マークの鉢巻を巻くでもなく、腰にきびだんごがあるわけでもなく。ただ、真っ赤な本の裏表紙を開くと、これまたぷりりん♪ とおしり~。戦う気は全くないでしょう!



あれ? 「おしり」「おしり」と書きまくっていたら、なんか楽しくなってきたぞ……。このバカバカしさを楽しめばいいんでしょうか?

 

キーチェーンが付いているということで、カバンからじゃらじゃら下げて、「どのおしりがかわいい?」なんておしりを見比べて楽しむこともできるかも。「いないいないばあ」みたいに、「本の裏を開けると……おしり!」なんて、子供と触れあうきっかけにもなるかもしれません。そう。「おしりBOOK」は理解しちゃいけません、感じるガチャなんです。

 

大人になると、どんなものにもその意味を考えようとしがちです。でもそれだけじゃダメなんです。そこに意味なんてつけようとせず、何も考えずにガチャる余裕こそが我々の生活を豊かなものにするのです! 考えるなっ、感じろっ。

ガチャの本質を改めて考えさせてくれる、そんな商品だと思います。

 

<プロフィール>

ワッキー貝山

 

フリータレント兼ガチャガチャコレクター(カプセリスト)

 

7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界―コスモスよ永遠に」「最終決定版!インチキガチャガチャの真相―コスモス、その愛」(双葉社)「日本懐かしガチャガチャ大全」(辰巳出版)などの関連本を出している。

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。