「覇王の卵」「ドルドレイ攻略」連続試写会にご招待いただきました。
劇場版「ベルセルク」は「覇王の卵」を見てからそのストーリーや世界観に魅せられ原作36巻を2日間で読破しました!
今回は原作を読んだ上での劇場版を見て、また違った角度からベルセルクを見る事ができ、それぞれの面白さを体験できました。
オープニングの映像には、まだ本編で活躍していないキャラクターがいますが、原作を読んでいると誰かは知っていますので、この3部作の第三部に登場するのかなぁと密かに期待しています。
(連続上映で一部も二部もオープニングは同じことに気づいた)
「ドルドレイ攻略」に関してしては原作にあったエピソードがカットされていたり、構成が変わっている部分がありましたが、再構築された映画のストーリーの方が分かりやすく、この方がすんなり話に付いて行けるのではないかと思いました。
本作はアニメとはいえ、映像的にはハリウッドの実写映画を見ているような感覚を覚えました。戦闘シーンの迫力は実写さながらです。血飛沫がカメラのレンズにこびりつくという演出には驚きました。
モブシーンも兵士一人一人動いているし、西洋甲冑の動きはモーションキャプチャーで撮影されているので、とてもリアルな動きをしています。中世の戦争とはこういうものなのだなぁと感心してみたり。
本作の声優陣も良かったです。
ガッツ役の岩永さんは、「仮面ライダーオーズ」にご出演の俳優さんでありますが、戦闘バカでぶっきらぼうなガッツに合っていると思いました。
グリフィス役の櫻井さんは言わずと知れたアニメでは様々な主役を演じている方で、成り上がり、自信家であるグリフィスの適役だと思いました。
キャスカ役の行成さんは、昔の小山茉美さんを彷彿させる声質で、時に凛々しく時に女子ならではのかわいさもあっていい!と思いました。キャスカは戦闘の中ではありますが、どんどん女の子っぽくかわいくなっていくのでそこが見どころですよね。
長くなるので端折りますが、声優のキャスティングはマッチングがドンピシャだと思うので、安心して聞いていられますよ。
音楽は、鷺巣詩郎氏が担当しています。
重厚なコーラスの曲やオーケストラの迫力のある音楽が作品を盛り立てていました。印象的なフレーズが無かったので、旋律が思い出せないのはちょっと残念なところですが。スターウォーズやパイレーツオブカリビアン等はすぐメロディーが浮かんできますよね。
最後に、ちょっとでも気になったら「ベルセルク」は是非見て欲しいと思います。私は見事にハマってしまったので。
まだ終わらない原作の行方も気になりますが、黄金編は一番物語が動く見どころの多いパートですので、ホントお薦めします。