原作の良さを完膚無きまでに破壊する希に見る駄作
観賞手段:テレビ
史上希に見る駄作であった、というのがこの作品に対する評価。Fateシリーズはご存じの通り、TYPE-MOONによる原作もさることながら、後に製作されたニトロプラスの虚淵玄さんが手がけた「Fate/Zero」を始め作品全てが最高のクオリティを誇ってきた(ufotableが手がける前の初期のアニメはそこまで褒められたものではないにしても、まあ概ね良作と言える)。それはひとえにあの素晴らしきストーリーテーリングによるところが大きい。翻って本作品「Fate/Apocrypha」は、確かに、ストーリーの構造自体はFateシリーズの本筋に沿った形を取っており、わくわくする要素をいっぱい散りばめてスタートしたものの、その後、圧倒的な構成力不足や演出力不足、そしてアニメの作画力不足、そして何より想像力不足(この作品の脚本を手がけた人に文才はあるのだろうか?そもそも知識のレベルは?構成力は?どうしてこんなシナリオしかできないのか謎である)。あまりのひどさに到底我慢して観続けることができず、とうとう挫折してしまった。傑作の名を冠していただけに期待が大きかったからこそ分失望も大きくなった訳だが、逆にもしこの作品にfateの名がなかったとしたら、そもそも見向きすらされなかっただろう(それくらいの駄作である、間違いなく)。余りのひどさにfateファンの離脱が心配になるほどだ。
- ストーリー
- 1.0
- 作画
- 1.5
- キャラクター
- 3.0
- 音楽
- 3.0
- オリジナリティ
- 1.5
- 演出
- 1.0
- 声優
- 3.5
- 歌
- 3.5
満足度
1.0
いいね(0)
2017-12-18 20:57:42