エンタメ映画として一皮むけた新海監督の傑作!
観賞手段:劇場
新海誠監督の4年ぶりの劇場作品。
ひと言で言って、素晴らしい映画だった。
これまでの深海監督の作品は、美しい背景画像と、ややファンタジックかつ叙情的な要素が入り交じって、単なるアニメ映画というよりも、叙事詩のような雰囲気が強く漂っていたように思う。
しかし、本作では、そうした深海監督のエッセンスはもちろん深く残しながらも、一段高いエンターテインメント作としてのストーリーの面白さや、キャラクターの生き生きした動き、コメディとしての面白さ、そういったものが加わって、観客を全く飽きさせることがなく、全速力で駆け抜けていった。そんな感じがある。
これまでの深海監督作品は一部のファンのためだけのものだったかもしれないが、本作は明らかにそこから脱皮し、ジブリ並みの普遍的な表現を身につけたと言ってもいいかもしれない。もちろん、美術はため息が出るほど美しく、世界はいつもながらに美しく、主人公達はもどかしいほど青春している。
ぜひ見るべき傑作だと思う。
- ストーリー
- 5.0
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 5.0
- 声優
- 5.0
- 歌
- 5.0
満足度
5.0
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2016-08-30 11:16:05