大昔、子供の頃にテレビで見てました。
最近ニコニコ生放送でたまに放送されたりしてます。
子供の頃も結構ハマったんですが、今見るとミニ四駆の走行の描かれ方のかっこよさが半端じゃ無いです。この時代ならではのアニメーションの技術というのが垣間見れますね。
この時代はセル画?デジタル?どっちなんでしょうか。
子供の視聴者を飽きさせないためか、面白い演出も随所にみられる。
時々ある劇画タッチな作画の回。
コーナーを曲がる時のグリップ感とか、高速域に行くとダウンフォースが強くなって底が擦って火花が出るとか、ジャンプからの着地時のホイールスピンとかがグッときます。
玩具のミニ四駆がそんな動きするわけないんですが、そこは子供向けアニメのファンタジーということで楽しい部分ですね。
それと、しきりに空力とかサスペンションの話をするのが面白い。90年代初頭にF1がエンジンパワー時代から空力やメカニカルグリップでタイム稼ぐ時代に入ったからなんでしょうか。
タイヤが温まってないというような内圧の話もしてたり・・・。ミニ四駆ですよ。たぶん当時の視聴者の少年少女たちはポカンとしていたことでしょうね。でも作り手側の趣向が伺える。
昨今は自動車レースで禁止されているアクティブサスペンションを使ってるチームがあるんですよね・・・。ミニ四駆ですよ。
思い出補正もあるけど、4クール、引き伸ばしせずに毎回何かしらの展開があるのが結構凄いなと思います。これだけ話数があるので敵のチームにもしっかりとドラマを持たせているのも素晴らしい。
今までライバルとして戦ってた子達がチームになって今度は世界の強敵に挑んでいく。キャプテン翼のような設定で燃えます。
つのごうじさんの音楽も最高ですね。とんでもない疾走感とカッコよさ。
なぜかニコ動で局所的にヒットした「ハマーD」もいます。
それと、主人公の星馬豪を演じた池澤春菜さんは、少年役を女性が演じた中でもずば抜けて凄かったです。高い声の演技で男の子を演じてそれが完璧にキャラの正確にマッチしている。近年こういう芝居をされる方は若手にはほとんどいないのではないでしょうか。
それにしても、いくらローラースケートを履いているといっても、走ってるミニ四駆を追いかけるってヤバイですね。