spike1976さんの評価レビュー

「唐突な当たり前の孤独」
なんとも不思議な表現の名セリフが飛び出した。

物語は福井の三国方面。
個人的に馴染みがあるので、なんとなく見続けていた。

仲の良い男女グループに、イケメン沖倉駆がやってくる。
彼の目的は物語が終わりを迎えてもさっぱりわからない。
深水透子と恋をしたかったのか、共感者が欲しかったのか、孤独者な中2病なのか。

しかし、彼が来たことでヒロイン透子はちょっとした未来を見られるようなる。
同じくして、男女関係が少しずつ泥沼に…。

物語通して、思春期の男女関係が少しずつ大人になっていく。
きっとこれは正しい道筋でありながら、駆だけは結局、彼らの仲間に入りきることはできない。
人間関係の描き方としては面白かったが、結局は「わからない」という感想だけが残ってしまった。

テンポを外した謎の止め絵、物語とは関係ないタイトル。
ネタとしての演出、作画と音楽の良さは見事。

でも、やっぱり全ての解説が欲しい…そんな謎アニメでした。