入学テスト内容の見直しが早急に必要
観賞手段:テレビ
劣等生というけれど主人公(兄)は実質”超人的才能を持つ魔術師”である。劣等生クラスに入学した兄が、全編嫌味なほどの謙虚さを示しながら、その能力の高さとトップ成績で優等生クラスへ入学した妹への愛情を披露しまくる作品だ。
出る杭は打たれるの例えの通り、劣等生クラスの1年ごときが生意気だと、優等生クラスの反感を持つ人達や上級生からいろいろあるのだが、兄はその実力を存分に見せつけ軽々と障害をはねのけていく。かと言って一切驕ることはなく、劣等生クラスの仲間達にも別け隔てしない。それもそのはず、兄は最先端の魔術技術者であり、実戦を重ねたプロ軍人でもあるからだ。テロリストにもらくらく勝利してしまうほどの実力を持つ、”ほぼ”完璧超人なのである。
ということで、主人公のどこが劣等生なのか、おじさんには全くわからない作品であった。突っ込むとしたら、こんな超人系の主人公を下位クラスに仕分けしてしまう、入学テストにこそ根本的な問題がある。
最後に、これは個人的なモラルコードの問題だが、劣等生と優等生という言葉は、互いに反対語のように思えるけれど、優等生は褒め言葉にもなるのに対して、劣等生というの下に向けた差別化要素にしかならない。そういう言葉を表題に用いることに対しては疑問を持つ。
- ストーリー
- 2.0
- 作画
- 3.5
- キャラクター
- 3.0
- 音楽
- -
- オリジナリティ
- 3.0
- 演出
- -
- 声優
- -
- 歌
- -
満足度
3.0
いいね(0)
2014-07-06 12:40:29
[2014-07-02 14:05:44]