最初に抱いたイメージは「ダンガンロンパ」っぽいなーというものでしたが、最後まで案外楽しく見られました。
構成なんかは「ダンガンロンパ」にかなり似ています。要するに、学校の中で殺し合うバトルロイヤルなんですが、こちらはターゲットが最初から決まっていて、毎回誰かが殺しに来るというパターン。主人公の兎角はターゲットの春を守るためにひとり活躍するというストーリーです。両方女子なので、若干百合っぽい部分もありますが、そういう話ではないです。
毎回誰かが殺しに来るということで、それなりに登場人物のキャラクター設定が重要です。なぜこの学園に来たのか、なぜ殺しをするのか、伏線が語られます。しかも、エンディングテーマはその回のフィーチャーキャラのオリジナルで毎回変わります。このあたりの演出はグッドだと思います。ただ、割と単純に敵が負けちゃったりするので、そんなにハラハラはしないかな。
ストーリーも破綻なく最後まで行ってましたし、作品としては無難にまとまってます。もう少し絶望的な最後を期待してたのですが、そうはなりませんでしたね。
あとOPの内田真礼が歌う「創傷イノセンス」はなかなかよかったです。エンディングもあれだけ曲数あるので、CDビジネスとしては成功するかもしれませんね。