さすが京都アニメーション。
観賞手段:テレビ、動画サイト
原作の小説を未読で観始めたが、作品としてとても面白く、
キャラクタアや物語に毎回引き込まれた。
平たく言うと、メガネ美少女の化け物退治もの、なのだが、
その簡単に言い切れる世界観を、ありがちなものとしない、
魅力的に生き生きと魅せてくれるのが、主人公を取り巻く
愛着の湧くキャラクタアたちだ。
主人公の秋人と、ヒロインでありメガネ美少女の未来は
言わずもがな。ただの恋愛ドタバタコメディではない味付けが
されているので、飽きさせることなく引っ張ってくれる。
絵柄が可愛い、綺麗なだけの視覚的な楽しみだけでなく、
物語を追いかける楽しみを与えてくれる。
作画、と言うか絵は全体的に安定していて丁寧で美しい。
京アニクオリティ健在である。安心の品質。
内容としては、Amazonのレビューなどでは、
未来のキャラが矛盾しているなどと言われていたりするが、
伏線が張られているがゆえの理由がある不自然さなので、
序盤の未来と秋人のやりとりだけで視聴をやめないでと
声を大にして言いたい。大きな損失。
伏線はのちにきっちりと回収されている。
もっとも、未来の震える手や表情を見れば、本意ではない
ことは感じられるのだが(当方も不自然だと思わなかった)、
なんでも理詰めになっていると楽しめないのでは。
作品終盤は目まぐるしいほどの展開で見どころばかり。
不満はないのだが、最終回は1時間枠にでもして、
もっとじっくり見せてほしかった感は、正直少しある。
秋人の母と、異界士協会を名乗る藤真については
尺が足りなかったですね。
とは言え、よくまとまっていて押さえどころを押さえた
良作品になっています。期待以上の素晴らしさでした。
- ストーリー
- 4.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.5
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.5
満足度
4.5
いいね(0)
2013-12-22 00:00:13