前半(序盤)は傑作。後半は駄作。そんな印象の作品でした。
観賞手段:CS/BS/ケーブル
原作小説は未読です。
ストーリーに関しては、前半。特に序盤は傑作。秀逸だったと思います。
ハンプニー・ハンバート絡みの3話までは
良く出来ていたのではないでしょうか。
撃たれて顔が崩壊してる村のおじさんの台詞
「なんじゃ、怪物を見るような目で」などは、
作品の世界観、「死者」というものを端的に表現していたと思います。
墓守という使命を持った主人公というのも
オリジナリティがあって良かったと思います。
作画は、退廃的な世界観。夕暮れ時。夕日な世界。柔らかな光の表現が
世界観に合致していて良い仕事をしているなと思いました。
演出に関しては「父親」「死者の国」この辺りまでは問題なし。
「ゴーラ学園」「三年四組」辺りの学園モノ展開は微妙といった印象でした。
思うに、原作が未完であれば、1クールではなく半クールや2ヶ月短期決戦で
第1期として話をまとめる。等をしていれば
後半の失速感は緩和した様に思いました。
キャラクターに関しては、キャラクターの立ち位置は確立されているものの
共感できるキャラクターが根本的に少ない。というのが致命的だったと思います。
声優に関しては主人公役だった豊崎愛生さんの
感情を吐露する様な演技が結構良かったのではないでしょうか。
水谷広実さんが手がけた音楽も世界観に合致していたと思います。
物悲しい曲、コーラスが入っている曲は印象的でした。
喜多村英梨さんのOPは水樹奈々的な印象を受けましたが
今季では最高のノリだったのではないでしょうか。
ただし疾走感含めて、作品の世界観には合致していなかった様に
今になると感じてしまいます。
逆に小松未可子さんのEDの方が、話数が進むにつれて
違和感がなくなっていったと思いした。
- ストーリー
- 3.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 3.5
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 4.0
- 演出
- 3.5
- 声優
- 4.0
- 歌
- 4.0
満足度
3.5
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2013-10-26 19:34:37