「攻殻機動隊 新劇場版」製作決定、公開は2015年内! 「攻殻機動隊ARISE」border:4(最終章)初日舞台挨拶レポート

2014年09月08日 19:100

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アニメ「攻殻機動隊」より、新劇場版の製作決定が発表された。公開は2015年内。

 


これは、攻殻機動隊結成までを描いた最新シリーズ「攻殻機動隊ARISE」の完結編となる第4章「border:4 Ghost Stands Alone」の初日舞台挨拶で明らかになったもの。9月6日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた舞台挨拶には、坂本真綾さん(草薙素子役)、茅野愛衣さん(エマ役)、小野賢章さん(ブリンダジュニア役)、黄瀬和哉さん(総監督・キャラクターデザイン)、冲方丁さん(シリーズ構成・脚本)、工藤進さん(「border:4」監督)らが参加したが、2015年に「攻殻機動隊」の新作となる長編劇場版を公開することがサプライズ発表された。

 

まず、これまでのシリーズを振り返って黄瀬監督は「ARISEシリーズ4本の完結ということで、こんなにたくさんの方に観てもらえるとは思っていなく、本当に嬉しいです」とコメント。border:1はサスペンス、border:2はアクション、border:3はラブストーリー、そしてborder:4は旧作へのオマージュであると自信をのぞかせ、シリーズ構成・脚本を担当した冲方さんも、「今回はARISEと旧シリーズの橋渡しをやろうという気持ちでした。“攻殻と言えばこのシーンだ”というものや、“お客さんの記憶に残っている象徴的なシーン”を全部洗い出し、どのように作品に入れていくかを考えました。完成度が足りない攻殻機動隊のメンバーや、人間の素子に引き戻して成長過程を描くことで旧来のシリーズにも繋がるように集中しました」と振り返った。シリーズ完結話を手掛けることになった工藤監督は「border:4が無事に公開して肩の力が抜けました。今回border:4の監督に選ばれた時、ARISEシリーズはスゴい評判を聞いていたので、それに負けないように頑張ろうという気持ちでした。“どれにも負けないくらいの作品だったよ”とお客さんに感じてもらえたら嬉しいです」と話すと、満席の会場からは大きな拍手が沸き起こった。


ARISEシリーズ初参加となった茅野愛衣さんと小野賢章さんは、「今回こうして長く続いているシリーズに関わらせて頂くことを本当に嬉しく思っています」(茅野)、「僕も攻殻機動隊に参加させて頂くことが出来てとても光栄に思っています」(小野)とコメント。一方、シリーズを通して主人公・草薙素子を演じた坂本真綾さんは、「ロジコマの動き、バトーと素子が背中合わせで会話するシーンや光学迷彩、そしてビルから飛び降りるシーンなど…キター!と萌えるシーンが満載で、旧作につながるborder:4でした。素子は完璧な女性というイメージがあり、自分がどんな風に素子を演じるのかイメージするのが難しかったのですが、まだ不完全なころの素子を描くということに納得しましたし、私も以前の素子を見てみたいと思い、とても演じ甲斐のある役となりました。生まれたときから美しいものというよりも、いかにしてこのものが究極になったのか、美しくなったのか、を知った時の方が愛情が増すと思うのですが、私もこのシリーズを通して素子に対して強い愛情が増しました。素子が完全に1人だったころからborder:1は始まり、その後チームになり、その居心地の良さを感じてborder:4で終わったのかなと感じています。ARISEシリーズを見守ってくださって本当にありがとうございます。border:4まで振り返ってみればあっというまで駆け抜けた気がします。攻殻機動隊のチームがすごく良い雰囲気で始まっていく姿を観ることができて私も嬉しいです。是非何度でもborder:4を観て楽しんでください」と、作品やキャラに対する熱い気持ちを語った。


そして、会場には、シリーズの製作総指揮を務めるProduction I.Gの社長・石川光久さんからのメッセージが到着。今年25周年を迎える「攻殻機動隊」について、「この歴史に続く"攻殻機動隊 新劇場版"に挑戦することをここで発表します。"新劇場版"で攻殻機動隊の更なる進化をお見せします!」という力強い意気込みが読み上げられると、ファンも喜びを隠せない様子で熱い声援を送った。制作スタッフやキャストなどの詳細は未発表だが、続報に期待が高まる。このほか、冲方さんからは、「攻殻機動隊小説アンソロジー」というプロジェクトの発表もあった。

 


・石川光久(Production I.G社長)コメント
士郎正宗による『攻殻機動隊』が誕生してから25年、士郎正宗の世界を押井守監督が表現した『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』からは20年。
この歴史は、プロダクション I.Gの挑戦と成長の歴史でもありました。
そして、この歴史に続く「攻殻機動隊 新劇場版」に挑戦することをここで発表します。
「新劇場版」で“攻殻機動隊”の更なる進化をみなさんにお見せします!

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