週刊アキバメシ（秋葉原の食事処情報） 2013年2月第2週号

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

■熟成練り醤油ラーメン+大盛＠『』（無銘）

700円+無料サービス。

1月30日にオープンしたラーメン屋。場所やメニューについては速報記事を参照。オープンから1週間後の夕方頃に行ってみた。余談だが、昼食を遅い時間にとることが多い筆者にとって、中休みナシの"通し営業"の飲食店は非常にありがたい。

「熟成練り醤油ラーメン」は、独自のペースト「熟成練り醤油」で味が変化するという点がウリのユニークなラーメン。鶏白湯スープ×中太ストレート平打ち麺という組み合わせで、具はチャーシュー、ノリ、ゆでキャベツ、辛トマネギ（＝アラビアータ風の辛ネギ）。

スープはかなりドロドロしており、はじめは野菜の甘さと鶏の風味が印象的なポタージュ/シチュー的な味わいがある。このあたりでは、超薄味のベジポタ系ラーメン、もしくはスープスパゲティといった印象。その後、熟成練り醤油を溶かしていくことで、甲殻類を含む魚介系の強い風味、スパイスによる辛味、しょうゆによる塩気などが追加され、味が大きく変化。塩→しょうゆ、洋風→和風、薄口→濃厚と2通りの味が楽しめる。味については、第1形態が物足りないくらいアッサリなので、第2形態が相当濃く感じる。麺は、中太のモッチリ食感とストレート麺らしい食べやすさ（スープの粘度が高いので）が良い。具は、好みが別れそうな辛トマネギ以外は普通。

並160g/大盛240gなので、大盛時のコストパフォーマンスはまずまず。ただ、スープの量がデフォでかなり少ないのが気になった。味の感想は、おもしろい、ハマる人はハマる、女性ウケしそう、といったところ。個人的には、熟成練り醤油を1/4程度溶かしたあたりが一番好みだった。なお、卓上装備のひとつとして、最強の味チェンジアイテム「おろしニンニク」を備えているので、もし口に合わなくなってしまった場合でもニンニク大量投入で逃げ切ることができるだろう。