【これから始めるならこのTCG】初心者にもオススメのTCG10選!老舗タイトルから2023年発売のニューカマーまで一挙紹介!【2023年10月更新】

2023年10月10日 10:210

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1993年に世界初のタイトルが発売されて以来、小学生から社会人まで世界中の幅広い層に愛されてきたTCG(トレーディングカードゲーム)。

昨今ではスマートフォンなどで気軽に楽しめるDCG(デジタルカードゲーム。オンラインTCGとも)が流行しているが、戦略性の高さと美麗なカードを収集するコレクション性、そして何よりも生身の対戦相手と直接勝敗を競うゲーム性からTCGの人気はまだまだ根強い。


そこで本稿では、アキバ総研オススメの「ビギナー向け」TCGタイトルを厳選して紹介。これからTCGを始めたい! でもどれから始めたらいいかわからない……そんな読者は、ぜひご一読いただきたい。    

項目
TCGとは
オススメTCGタイトル

TCGとは


TCGとは、プレイヤーが数十枚からなるオリジナルのカードデッキを組み、カードに書かれた効果で勝敗を争う対戦型のゲームだ。カードはカードショップや家電量販店、書店などで購入することができる。


ひとつのTCGタイトルには数百種類のカードが存在し、プレイヤーは独自の戦略をもとに最強のデッキ構築をしたり、ある特定のカードを中心とした個性的なデッキを組むなど、プレイヤーごとにさまざまな楽しみ方ができるのが特徴。

また、カードにはそれぞれレアリティが存在し、なかにはカードイラストやデザインが特殊なレアカードもあるため、デジタルデータとは違い実際に収集できるコレクションアイテムとしての人気も高い。


タイトルによってはアニメや漫画などとのメディアミックスが行われていたり、海外のプレイヤーも参加する世界大会が開催されていたりとゲームだけにはとどまらない多種多様なイベントも用意されている。また近年ではビデオチャットツールを用いたオンライン対戦なども行われており、自宅からでも気軽に対戦できるようになってきている。


オススメTCGタイトル


今回紹介しているTCGは下記の3種類のジャンルに分類している。どのタイトルで遊ぶか迷った際に参考にしてほしい。


ジャンル別
お手軽系:子どもから大人まで遊べる取っつきやすさが魅力
戦略系:奥深い戦略性でハマること間違いなし
ユニーク系:一風変わったルール・デッキ構築が楽しい

お手軽系

デュエル・マスターズ

  • 発売日:2002年5月
  • 販売元:タカラトミー
  • 略称:デュエマ

「MTG(マジック:ザ・ギャザリング)」の派生としてウィザーズ・オブ・ザ・コーストが開発したタイトルで、日本ではタカラトミーより発売されている。「月刊コロコロコミック」(小学館)で原作漫画が連載されるなど子供向けを意識した展開をしており、「MTG」の流れをくむゲームデザインながらも遊びやすくわかりやすいルールが特徴。

ターンごとに貯めたマナを用いてクリーチャーの召喚や呪文で相手のシールドをブレイクしていき、プレイヤーに直接攻撃(ダイレクトアタック)したほうが勝利となる。TCG本編だけではなくアニメや漫画などのメディアミックスも盛んに行われており、長年安定した人気を誇るタイトルだ。

カードファイト!! ヴァンガード

  • 発売日:2011年2月
  • 販売元:ブシロード
  • 略称:ヴァンガード、ヴァンガ

多くのTCGを手がけるブシロードが、カードゲームを中心とした大規模なメディアミックスを行っているタイトルで、タレントのDAIGOさんがイメージキャラクターとして就任していることでも有名。



「ヴァンガード」と呼ばれるメインのユニットを強化しながら戦うのが特徴で、攻撃時には山札をめくりトリガーカードを引くことができればバトルを有利に進めることができる。先に対戦相手のヴァンガードへ6回ダメージを与えたプレイヤーの勝利となる。

デッキには50枚の制限があるが、ヴァンガードを強化するライドカードや前述のトリガーカードも規定枚数組み込まなければいけないため、デッキ構築の戦略性とカードの引きの強さが勝敗を分けるという面白さがある。

戦略系

ビルディバイド -ブライト-

※画像はブースターパック『アニメ「青春ブタ野郎」シリーズ』

  • 発売日:2023年2月
  • 販売元:アニプレックス
  • 略称:ビルディバブライト

2023年2月24日にリリースされたアニプレックスのTCGタイトル。原典であるTCG「ビルディバイドTCG」のおもしろさをベースに、アニプレックスの人気アニメとのタイアップや、新規ユーザーでも遊びやすくなるよう改良を加えられたルールなどが特徴のタイトル。


リーダー的な役割の「テリトリーカード」と、さまざまなキャラクターが描かれた「ユニットカード」、特殊な効果を持つ「コマンドカード」を駆使して攻撃し、ライフゾーンにあるカードが0枚になった相手を攻撃する、もしくは相手の山札とライフゾーンのカードが0枚になった状態で相手がカードを引くことで勝利となる。戦略の奥深さだけでなく、お気に入りのアニメのキャラクターでデッキを組むコレクション的な楽しみもあるタイトルだ。

 

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マジック:ザ・ギャザリング

※画像は公式サイトより

  • 発売日:1993年8月
  • 販売元:ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
  • 略称:MTG、マジック、ギャザなど

1993年にアメリカで発売された世界初のTCGであり、今もなお新弾が発売され続けている老舗タイトル。プレイヤー層は老若男女問わず非常に幅広く、「もっともよく遊ばれているTCG」としてギネス世界記録にも認定されている。


プレイヤーは大きく分けて土地カードと呪文カードからなるデッキを構築し、土地カードから生成されるマナを用いてクリーチャーの召喚やインスタントの魔法を駆使して対戦相手を攻撃する。先に対戦相手のライフポイントを0にするか、相手がデッキの山札を引けなくなれば勝利となる。

基本は1対1での対戦方式だが、ルールによっては複数人でのプレイや特殊な勝利条件があるなど、遊び方のバリエーションも豊富。

また、公認店では30枚入りのデッキが2セット入った「ウェルカムデッキ」も配布している。歴史の長いTCGタイトルを手軽に体験できるので、今すぐ遊んでみたいというプレイヤーには最適だ。

バトルスピリッツ

  • 発売日:2008年9月
  • 販売元:バンダイ
  • 略称:バトスピ、BS

バンダイの展開する「カードダス」発売20周年を記念して製作されたタイトルで、店頭でのブースターパック販売だけでなくカードダス自販機でも展開している。



キャラクター(スピリット)カードの召喚やマジックカードの使用の際に「コア」と呼ばれる実物のカウンターを使ってコスト管理するのが特徴。対戦相手のライフを0にするか、相手のターンの開始時に相手のデッキが0枚なら勝利となる。

デッキ枚数に上限はなく戦略の幅も広いが、あまり多すぎると必要なカードを引くまでに時間がかかるというデメリットもある。「ウルトラマン」「仮面ライダー」「エヴァンゲリオン」といった有名キャラクターもコラボブースターとして参加しており、人気イラストレーターによる描き下ろしイラストも人気。

遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ

  • 発売日:1999年2月
  • 販売元:コナミデジタルエンタテインメント
  • 略称:遊戯王OCG

漫画・アニメなどのメディアミックス展開をする「遊☆戯☆王」を原作とするタイトルで、劇中のキャラクターがプレイするカードゲームをモチーフとしている。2009年にはギネス世界記録に「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」として認定されており(2011年に世界記録を更新)、日本だけではなく世界的に人気を博している。


カードの種類は大きく分けて、モンスターカード、魔法カード、罠(トラップ)カードがあり、先に対戦相手のLPを0にしたプレイヤーの勝利となる。また、2020年には本作のルールを簡略化しテンポを速め、逆転要素を強化させたお手軽系の派生タイトル「遊戯王ラッシュデュエル」もリリースされている。

ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム

  • 発売日:2011年2月
  • 発売元:株式会社スクウェア・エニックス
  • 企画・販売元:株式会社ホビージャパン
  • 略称:FF-TCG

スクウェア・エニックスの看板タイトルでもあるRPG「FINAL FANTASY」シリーズを題材としたTCG。原作に登場するキャラクターや召喚獣を用いてデッキを構築し、攻めと守りのバランスを考えながらゲームを展開していく。


先に対戦相手に7ポイントのダメージを与えたほうの勝利となる。参戦作品はシリーズのナンバリングタイトルだけでなく、「FINAL FANTASY 零式」や「ファイナルファンタジー タクティクス」など派生タイトルからも多くのキャラクターが参戦している。また、カードの効果には原作ゲームのイベントシーンを再現した要素も多く含まれているのも、原作ファンには嬉しいポイントだ。

日本だけでなくアメリカ、フランスなど海外でも人気を博しており、Asia Grand Championshipや世界選手権などの大規模な大会が開催されているのも特徴のひとつ。開発元であるホビージャパンでは公式で海外プレイヤーと遊ぶ際のワンポイントアドバイスを掲載するなど、ワールドワイドな盛り上がりを見せている。

 

Shadowverse EVOLVE

  • 発売日:2022年4月
  • 販売元:ブシロード
  • 略称:エボルヴ

2022年4月に商品展開を開始したCygamesとブシロードが贈る『Shadowverse』のリアルカードゲーム。

フォロワーやスペル、アミュレットを駆使して対戦相手と戦い、相手リーダーの体力を0にしたプレイヤーが勝利するといった基本ルールや対戦のおもしろさはアプリゲーム版を踏襲しつつ、相手ターン中に行動できる「クイック」や「スタンド・アクト」の概念などの追加要素により戦略の幅が異なるのが特徴。
アプリゲーム版で「シャドバ」に触れたプレイヤーにもぜひ遊んで欲しい、今後に期待大のタイトル。

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ユニーク系

WIXOSS -ウィクロス-

  • 発売日:2014年4月
  • 販売元:タカラトミー
  • 略称:ウィクロス

テレビアニメ「selector infected WIXOSS」との連動企画で発表されたTCGタイトル。プレイヤーの分身である「ルリグ」と、ルリグをサポートする「シグニ」という2種類のキャラクターカードで攻撃し、先にライフが0になった対戦相手を直接攻撃したプレイヤーが勝利となる。

ライフカウンターの代わりにデッキからランダムに7枚のカードを出さなければいけないため、重要なカードをライフとして伏せたままプレイしなければいけないといったような白熱した遊びが特徴。

現在は3人のルリグを選んで戦う新シリーズ「ディーヴァセレクション」として展開しており、これまで「WIXOSS」に触れたことがないというプレイヤーでも今すぐ楽しめる環境になっている。

Vividz

  • 発売日:2022年8月
  • 販売元:ブロッコリー
  • 略称:ビビッヅ

「Z/X」など、長年さまざまなTCGを手がけてきたブロッコリーが、約10年ぶりに発表した2022年8月発売の新作タイトル。

本作の特徴として、対戦相手やキャラクターを攻撃し、相手に勝つというわけではなく、「アカウントカードと呼ばれるデッキの主役を表したカードに対応した3つのミッションカードの内容を対戦相手より早くクリアする」という独特の勝利条件が設定されている。キャラカードやイベントカードを駆使しながら、互いに異なる内容のミッションをクリアしていくという非対称型ゲーム的要素を楽しめる。

また、スマホを使ったオンライン対戦を気軽に楽しむための専用ツール「Link Vividz(リンクビビッヅ)」も用意されているので、TCG初心者でもデッキさえあれば日本中のプレイヤーと気軽に対戦を楽しむことができる。


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