コトブキ飛行隊、テイクオフ!「 エフトイズ 1/100 荒野のコトブキ飛行隊 ミニアクション隼一型 」で遊んでみた!【イチオシ!食玩道 第2回】

2019年09月05日 15:440

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皆さん、こんにちは! ホビー系ライターのKariyasu☆(カリヤス) です。「大人の食玩」 をテーマに、気になる食玩キットをレビューして改造して遊び倒すこのコーナー。第2回は、エフトイズから発売中の「1/100 荒野のコトブキ飛行隊 ミニアクション 隼一型」。さあ、一機入魂です!

「荒野のコトブキ飛行隊」(以下、コトブキ)は、今年の1月から3月まで放送された、美少女たち(と少しだけオジさん)が荒野の広がる世界「イジツ」で旧日本軍の戦闘機や爆撃機に乗って熱い戦いを繰り広げていくTVアニメ。現在はその外伝である「大空のハルカゼ飛行隊」がYouTubeで公開中のほか、スマートフォン向けゲームの「荒野のコトブキ飛行隊 大空のテイクオフガールズ!」 が話題になっていますね。これからの「コトブキ」のメディアミックスや商品展開が気になるところです!

 

 

コトブキ飛行隊、全機集合!上段左からザラ、ケイト、チカ、下段左からレオナ、エンマ、キリエの機体。ストレートに組み立ててデカールを貼っただけの無改造状態です。

 

 

中身はランダムで、キットは迷彩部分も含め塗装済みの状態です。組み立ては決して難しくはありませんが、味方識別帯やパーソナルマークは自分でデカールを貼って再現する必要があるので、初めて食玩を作る人やミリタリーモデルに慣れていない人は注意しましょう。ポイントは「説明書のイラストをしっかり見ながら貼る」ことと「マークセッターやマークソフターを使ってしっかり密着させる」ことです。デカールはシールと違って扱いが難しいですが、慣れてしまえば貼るのがとても楽しくなりますよ♪

 

 

本キットは1/100というミニスケールながらも、隼の美しいスタイルをしっかり再現していているほか、エンジン部分もリアルに作り込まれているのが特徴です。また、主脚とキャノピーとプロペラが可動するので展示の幅も広がります。展示用スタンドも付属するので、飛行状態も再現できますね。

 

 

脱初心者!スミ入れとミラー展示でかっこよくしてみる

 

では、ちょっと手を入れてみましょう。まずは、スミ入れ。機体上面は迷彩があってわかりづらいので、裏側で見てみましょう。写真の左半分はそのままの状態、右半分はスミ入れ+増槽(落下タンク)を黄色で、主脚収納部分を青竹色(メタリックブルー)で筆塗り塗装した状態です。やはり、スミ入れするだけでもかなり雰囲気がよくなりますね。ちなみに、増槽はアニメ最終話でコトブキ飛行隊が最終決戦前に一斉に落下させるシーンが一瞬だけありましたが、クリーム色に近い黄色に見えたのでこのように塗装、主脚収納部も、劇中において青竹色で塗られているのが確認できたので再現してみました。

  

※スミ入れ……エナメル系の塗料を専用溶剤で希釈、模型の凹部分に流し込んで暗くし、立体感を出す技法。毛細管現象で塗料がスーッと流れていく感覚は一度体験するとヤミツキになること必至!

 

 

 

そして、今度は展示方法です。100均のキューブ型ケースとホームセンターで300円程度で売られていたミラーベースを組み合わせて展示してみたのですが、一気に高級感が出ました! やはり飛行機模型は、単品で展示する場合、裏側がしっかり見えたほうが圧倒的にかっこいいですね。

 

 

上級者向け!プチ改造+ミニジオラマでもっとリアルに

 

 

 

折角なのでキットを改造、2種類のジオラマを作ってみました。まずは機体ですが、

 

 

・透明プラ板をサークルカッターで切って回転状態のプロペラを再現。プロペラの残像は筆で描き込み

・モデルカステンのメタルリギング(金属線)を使って空中線を再現

・スポンジヤスリで迷彩を軽く擦り落とし、退色を表現

・排気管からでたスス汚れをエアブラシで再現

 

 

といった改造をしました。そしてひとつめのジオラマですが、上記の100均ベースにタミヤのテクスチャーペイント(土)を塗布、エアブラシでサンドカラーを塗装した後にAKインタラクティブのピグメントをまぶし、スポンジヤスリで全体をガリガリ削って荒野っぽいベースを作りました。そしてそこに改造したエンマ機を置いてみたのですが……おお、それっぽくなりました!今にも出撃しそうな感じが伝わってきます。また、背景に青空シートを置いてみてもジオラマ感が増すのでオススメですよ!

 

 

そして2つめのジオラマは飛行状態。粘土で作った山脈を立体感が出るようにエアブラシで塗装してベースを製作、主脚を引っ込めたエンマ機を上に飛ばせば遠近感を生かしたジオラマの完成です! ちなみに、どうやって機体を浮かせているかといいますと……

 

 

このように、真鍮線を土色で塗って支柱にしてあります。支柱は機体に開けた穴に差し込んだだけで接着していないので、角度を変えたり自由に取り外しが可能です。上の写真は、翼で支柱が隠れるよう調整して撮影していたわけですね。

 

 

やはり飛行機は飛んでいる状態が一番!と思う人はぜひジオラマに挑戦してみてください。食玩でも、工夫次第で大型キットに負けない迫力あるジオラマが作れますよ。それではまた来月、お会いしましょう!

 
【商品情報】
■1/100 荒野のコトブキ飛行隊 ミニアクション 隼一型
・発売中
・価格:800円(税別)
・種類:全6種
家電量販店(玩具売場)、ホビーショップ、模型店、専門店などでお買い求め下さい。サイズ:平均約5cm

・内容:機体1セット+説明書1枚+ミントガム1粒 



<プロフィール>
Kariyasu☆(カリヤス)

1990年生まれ広島県出身のモデラー兼フリーライター。得意ジャンルは第2次大戦のミリタリーで、「月刊ホビージャパン」などで不定期に模型作例ライターとして活動中。ホビー意外にもアニメや声優、歴史などさまざまなジャンルを探究中。コトブキのメンバーだとチカ推し。

Twitterアカウント: https://twitter.com/koubouatelier

 

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荒野のコトブキ飛行隊

荒野のコトブキ飛行隊

放送日: 2019年1月13日~2019年3月31日   制作会社: GEMBA
(C) 荒野のコトブキ飛行隊製作委員会

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