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イベント後のインタビューを紹介! 2人のヘッドホン選びとは?
──トークセッション、お疲れさまでした。イベントを終えての感想をお願いします。
原 楽しかったです。専門的なことを教えていただきましたし、脱線話も多くて。
──「ES60」はオーダーメイドですが、普段、イヤホンを買う時はどうしているんですか?
原 私は気に入ったものがあるまで、考え抜きます。実際に触って試したいのでネットで買うことはほとんどなくて、お店に聴きにいって、2~3時間は売り場で「うーん」と悩みながら、絞り込んでいきますね。
今井 私は店員さん次第ですね。雑談しているうちに、この人、相性が合うな、感覚が合うなと思った店員さんだったら、その人のオススメを買います。
──機種を選ぶというよりも、オススメしてくれる人を選んで買っているんですね。
今井 そうですね。最近のオーディオ機器の進歩はすごいですから。ウチのスタッフさんは、私たちがわからないことを根気よく教えてくれるやさしい人たちばかりなんですけど、そこで聞いて覚えた知識も数か月で古いものになっていたりして。移り変わりが早い世界なんだなあと思いますね。
──そんなお2人が、Westoneの「ES60」は、ばっちり気に入って。
今井 音が本当に聴きやすいですからね。
原 そうなんです。イヤモニは普段使いするというよりも、ライブに特化したものだと思っていたんですが、これをいつものプレーヤーに挿して聴いたら、音質がすごくクリアになって感動しました。
今井 この前の大阪のライブで、由実さんは初めてステージで使ったんだよね。どうでした?
原 やっぱり聴きやすい分、歌いやすかったですね。それに疲れないんです。長時間、爆音で聴いていると、音が脳の中に残るような感覚があったんですが、これを使った時はあまり感じなくて。疲労感はかなり少なくなりました。
今井 私もライブやレコーディングで気持ちよく使えましたね。歌う時に口を大きく開くクセがあって、耳の中の形も変わりやすいんです。それでも長時間使っていて、疲れにくいというのはフレックスカナルという、このメーカーさんならではの特徴あってのことなのかなと思いました。
──「ES60」を普段使いはしているんですか?
原 私はしていないんですけど、最初に聴いた時から、この音が好きだと思ったので、これからは使ってみたいなと思います。
今井 私はたまに使っています。イヤモニに慣れていなかったので、まずは体になじませたいなと思って。それに、使うことによって音がよくなるって、スタッフさんに教えてもらったんです。「走らせたほうがいいよ」って。
原 「走らせる」って?
今井 持って走るとかじゃなくて(笑)、シャーっていう音を何時間か鳴らしてあげることで、この子が本来持っている力が発揮できるようになるって。私にはできなかったので、スタッフさんにお願いしてやっていただいたんですけど、たしかに手元に戻ってきた時に音が違って聞こえました。
(野村) エージングですね。だいたい40~50時間はしたほうがいいと言われています。お店で試聴して、買った新品を家で聴いてみると、何か違うと思ったことはないですか? あれは、お店の試聴用のものはいろいろな人が聴いてエージングができているからなんです。
今井 みんな、知っておいたほうがいい情報ですね。私は届いたばかりの「ES60」をレコーディングで初めて使った時、左右のバランスに違和感があって、歌っているとだんだん聞こえないほうの側に体が傾いてきてしまったんです(笑)。でも、何時間か歌っているうちにだんだんなじんできて、体もまっすぐになりました。
原 慣れてくると、音が本当にダイレクトに聞こえてきて、フィット感も高いので気持ちいいですね。
お2人の今後の活躍は?
──お気に入りのイヤモニで、音楽活動もより楽しくなっているのではないかと思います。今後のお2人の活動について、教えていただけますか?
今井 私は毎年恒例のアコースティックライブを、11月22日に横浜みなとみらいホールで開催します。アコースティックライブは、毎回、変わった場所でやっていて、特に自然の中で歌った時は、音楽が研ぎ澄まされるという感覚を味わいました。今回はパイプオルガンという、私の人生の中でも最大級の楽器と共演することになって、今までにないものを自分の中から引き出すきっかけになればいいなと思っています。生の楽器の演奏を、ぜひ聴きに来ていただきたいと思います。
──イベント中にもライブの話が出ましたが、その時、「ハンマーダルシマー」という楽器が話題になりましたね。
今井 西洋の琴みたいな楽器で、木のハンマーで弦を叩くと、すごくきれいな音が出るんです。たまたまテレビで見て、きゅんとして。ステキな音でしたとスタッフさんにお伝えしたら、すぐに演奏されている方に連絡を取ってくれて、レコーディングに参加していただいたという経緯があって。今回のライブにも出演していただけるということで、本当にうれしいです。普段の生活ではほとんど聴く機会のない楽器だと思うので、それも楽しみにしていただきたいです。それにホールの音響もすばらしくて。普段とはまったく違うライブになると思います。
──聴きどころが多い、贅沢なライブになりそうですね。そして、原さんは11月25日にニューシングル「トワイライトに消えないで」がリリースされます。
原 TVアニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』のエンディングテーマです。明るくてキャッチーな曲で、「ね」とかわいらしく問いかける部分が印象的なんです。メインヒロインの天空橋愛佳ちゃんが、主人公の神楽坂公人くんを想う気持ちを中心に、作品に登場するお嬢様みんなの気持ちが描かれた、女の子らしい曲になりました。
──原さんは、花江恵理役で、出演もされていますね。
原 高校生で声優さんのお仕事をしている女の子です。仕事をしている時はアイドル声でかわいくしゃべりつつ、公人くんといる時はドスをきかせた声も出すという二面性のある女の子です。お仕事をしているシーンもあって、作品の中で声優役を演じるのは新鮮ですね。たとえばゲームのアフレコのシーンで、「プレイヤーの名前だけ機械っぽく言ってください」というような、普段はあり得ないディレクションがあるんです。
──イベント中には、3曲目に収録されている「水の中のファンタジー」の話題も出ました。
原 普通のバラードではない、一風変わった静かな曲を作りたくて、生まれた曲です。私、眠れない時に睡眠音楽をよく流すんですけど、そんな風にみなさんを眠りに誘うような曲がいいんじゃないかなって。私の声って、以前からスタッフさんに「眠くなる」って言われていたんですよ(笑)。それって、心地いいってことなのかなと思って、そういう声質だったら、睡眠音楽にボーカルを乗せたらうまく行くように思ったんです。
今井 私は聴いた瞬間から、「好き!」って思いました。由実さんの歌声がとてもやわらかで、音楽と重なると癒やし効果が高くて。一日中聴いていられる曲です。
原 1曲目と2曲目の「BANG!BANG!」が元気な分、落差があって。おもしろいシングルになったと思います。
■プロフィール
・今井麻美(いまい あさみ)
5月16日生まれ。山口県出身。声優として、アニメ「STEINS;GATE」(牧瀬紅莉栖)、「ノラガミ」(伴音/真喩)、「THE IDOLM@STER」(如月千早)など、多くの作品に出演。2008年にアーティスト活動を開始。今年7月22日に16枚目のシングル「BABYLON~before the daybreak~」をリリースした。
今井麻美 オフィシャルWeb
http://5pb.jp/records/sp/asami/
・原由実(はら ゆみ)
1月21日生まれ。大阪府出身。声優として、アニメ「THE IDOLM@STER」(四条貴音)、「オーバーロード」(アルベド)、「黄昏乙女×アムネジア」(庚夕子)、「トリニティセブン」(浅見リリス)など、多くの作品に出演。2012年から、アーティスト活動を開始。今年9月25日の2ndアルバム「心に咲く花」に続き、11月25日に7枚目のシングル「トワイライトに消えないで」をリリース。
原由実 オフィシャルWeb
http://5pb.jp/records/sp/yumi/
■イベント概要
今井麻美アコースティックライブ2015
会場:みなとみらいホール(大ホール)
開催日:2015年11月22日(日)
開場/開演:16:00/17:00
http://5pb.jp/records/sp/asami/info_detail.html?id=1571
■CD情報
原由実7thシングル「トワイライトに消えないで 」
(TVアニメ「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」エンディングテーマ)
レーベル:5pb.Records/2015年11月25日発売
【アニメ盤】(CD+DVD)価格:2,600 円+税
※アニメ描き下ろしジャケット仕様
[CD]
01.「トワイライトに消えないで」
02.「BANG!BANG!」
03.「水の中のファンタジー」
04.スペシャルミニドラマ「恵理と公人の秘密のラジオ特訓」
※05.06.07(01.02.03の)各off Vocal
[DVD]
01.「トワイライトに消えないで」(Music Video)
02.原由実映像コメント
【DVD付盤】(CD+DVD)価格:2,300 円+税
[CD]
01.「トワイライトに消えないで」
02.「BANG!BANG!」
03.「水の中のファンタジー」
※04.05.06(01.02.03の) 各off Vocal
[DVD](※DVD 付盤のみ)
01.「トワイライトに消えないで」(Music Video)
02.「トワイライトに消えないで」(Music Video Making)
【通常盤】(CD)価格:1,700 円+税
【通常盤】(CD)価格:1,700 円+税
01.「トワイライトに消えないで」
02.「BANG!BANG!」
03.「水の中のファンタジー」
※04.05.06(01.02.03の) 各off Vocal
(取材・文/鈴木隆詩)