芸人アニソンDJ BANBANBAN鮫島さんの評価レビュー

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キャラのアク、音楽への愛!やばいよ!

観賞手段:動画サイト
ネタバレ
お母さん。ちょっとこれ見た?
もしよかったら見て欲しいんだけど。
めちゃくちゃいいよ。

知ってるかな?

「川越ボーイズ・シング」て言うアニメ。

めちゃくちゃいいよ。

いい、ていうか「変」だよ。

様子がおかしいんだよ。

ボーイズ・クワイア部、簡単に言うと 男性合唱部、て言えばいいかな。

その部を新設した学校と部員と、
指揮者を任されたオーケストラ出身の顧問(?)響春男のお話しなんだけどね。

とにかくこの響春男てのがやばいんだ。

生徒に対し、問題になりそうな発言ばかり。

天然のパワハラ。モラハラだらけ。

だけど不思議と生徒たちは良い方向に導かれていくんだよね。

で、この作品の良いところは 狂った指揮者のマンパワーと

難癖のばかりのある部員たち一人一人の個性ももちろんなんだけど

『とにかく曲がいい』んだよね。

1話から劇中で流れた「On the Set」は
ソウルミュージック、ブラック、ヒップホップでさ、
男性声優さんたちのハーモニーがとても心地よいんだ。

演奏は音数がほぼベース、低音ばかりで
ボーカルのごまかしが一つも効かないんだよね。

1話からこれを出されて 音楽への本気度を感じたよ。

木村昴さんが歌われる「アンダルシアに憧れて」のいなたい感じもたまらなかったよ。

しっかりしたディレクションと
それに応えられる木村昴さんのぶつかり合いを感じたよ。

極めつけは7話の「松ぼっくり」だね。

長渕剛を彷彿させるメロディ、構成。

シュールすぎる歌詞。

突然の放送禁止音。

誰に対してメッセージを投げてるのか、一つもわからないのに、僕の心の揺さぶりまくったんだよ。

「コンビニに公共料金を払いに来ちまった」
「真っ赤に燃える奥歯の親知らずがヒリヒリとペンチで抜いてポリポリと」

他にも意味がわからないパンチラインの連発でさ。

後々調べたら 作詞作曲がマキタスポーツさんで納得したよ笑

音楽、合唱と真剣に向かい合ってるとても良いアニメだと僕は思うんだ。

オープニング曲 「アンノウンの色彩」は唱歌のようなメロディでさ。

どうやらこれを この先に川越ボーイズ・クワイア部のみんなはコンクールの課題曲として歌うようなんだ。

最近のアニソンっぽくないとは思っていたんだけど

この「アンノウンの色彩」は
川越ボーイズ・シングと"心中する覚悟のある曲"だったんだよね。

それを思った瞬間、とても愛してしまったよ、この曲を。

変なキャラ達の声がこの先きっと一つにまとまっていく。
それが合唱のいいところなんだろうから
これだけアクが強いキャラ達でいいんだろうね。

最後まで楽しみだよ。

いいアニメだから、ぜひ見て。

クセになるよ。
プロレビュアー
芸人アニソンDJ BANBANBAN鮫島
芸人アニソンDJ BANBANBAN鮫島
ストーリー
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作画
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キャラクター
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音楽
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オリジナリティ
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演出
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声優
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満足度 4.5
いいね(0) 2023-11-28 11:59:11

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