ミニオンリーダーさんの評価レビュー

小さいステージでパフォーマンスする女の子たちが大きいステージを目指す作品なのですが、ディーテイルがとてもリアルで、この原作者の人はかつてこういう女の子たちを応援していて夢が叶わなかった経験があったのかな…とも想像させる作品です。
同情するアイドルの子はセンターになる為に生まれてきたような子、グループを支える柱になる子、自分なりのキャラクターを持っている子それぞれ魅力的です。大きいステージを目指し試練に立ち向かう日々と、各キャラクターを掘り下げるエピソードが並行して進むので回を重ねるごとに各キャラクターへの思い入れが増すとともに、売れる為の手法についても具体的に描かれていきます。
更に特徴的なのはアイドルの子たちを支える事務所の人たちとファンの人たちの立ち振る舞いです。女の子の青春を預かるからには本気で向き合うマネージャーやアイドルの子に自分以上に気持ちを重ねて応援するファン、どれも非常に魅力的に描かれています。
みんなが報われて幸せになれるといいな…そんな気持ちで見ることができる作品です。