四谷さんさんの評価レビュー

原作ラノベの7巻～11巻の内容です。
驚くべきは、今回のアニメ12話と13話が原作11巻にあたる内容なのですが、
原作11巻の発売日が1週間伸びた為、TBSオンエアーアニメの方が原作より先に公開された事です。原作ファンの方はどちらを先に楽しむか、非常に悩んだと思います。私もアニメ12話を録画しておいて1週間後に発売された原作を読んでから、アニメ12話と13話を一気に視聴した一人です。

＜ストーリー＞
やはりストーリーはかなり駆け足になってしまい残念でした。まあしょうがないのかな。10巻までの内容でしぼり、もう少し丁寧に描いてほしかったというのはファンのわがままでしょうか？特に10話、11話の葉山君の回が駆け足すぎ、はしょりすぎ感がありました。
ストーリーや心理描写などを楽しむためには是非原作を読んでほしいです。八幡主観で非常に丁寧かつコミカルかつ千葉愛に溢れんばかりに描かれており、アニメでこの作品が気になった方にはおすすめです。

＜作画＞
一期アニメに比べて非常に良くなってます。文句なし

＜キャラクター＞
これはさすがアニメと言わんばかり。キャラクターが生き生きしてます。原作では表現しきれないキャラクター性がアニメでは魅力的に表現されています。メインの3人はもちろんですが、今回特に気に入ったのが「いろは」の“あざとかわいい”の表現でしょうか。八幡も語っているのですがあざといと気づいているからと言って可愛く思わないわけじゃないと。まさにその通りで、計算高く自分を可愛くみせようと演じる「いろは」のキャラを原作以上にアニメ版では魅力的に表現できていると思います。
原作と共通の事でいえば、この作品は脇役含めて非常に個性あるキャラが多く楽しめます。

＜声優＞
文句なし。メインだけではなく、脇役の声優さんもいい仕事しています。

＜歌＞
ＯＰ主題歌「春擬き」の歌詞で「こんなレプリカはいらない　本物と呼べるものだけでいい」という部分。これがこの作品のテーマでしょうか。
個人的にはＥＤ「エブリデイワールド」が好きで「これが恋だとしたなら　孤独というつよさなくしそうで」の歌詞がいいですね。八幡っぽくて。



3期につなげているというコメントを拝見しましたが、原作ファンの予想で12巻もしくは13巻完結と予想されているため、おそらく12話で構成される3期アニメはないのかな。スペシャル版放映とかかもしれませんね。