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マンガ家/アニメーション監督の大友克洋さんが紫綬褒章を受章したことがわかった。
「AKIRA」「スチームボーイ」など数々の傑作アニメを生み出してきた大友さん。マンガ家デビューから40周年を迎えた今年は、7月より公開の劇場最新作「SHORT PEACE」(※オムニバス形式4作品のうち「火要鎮(ひのようじん)」を監督)が公開され、話題を集めた。
そんななか、紫綬褒章を受章することが決定。受章理由は、「漫画家、アニメーション映画監督として長年にわたり、圧倒的な画力(描写)と構図、物語の構築力、鋭い映像感覚をもとに、優れた作品を数多く発表し、国際的な注目を集めるなど、わが国芸術文化の発展に大きく貢献したこと」。アニメーション分野での紫綬褒章は、アート系で久里洋二さんと古川タクさんが、映画(長編)系で高畑勲さんが受章しているのみ。長編アニメ映画監督としては、高畑さん(1998年)以来の受章者となっている。
・大友克洋プロフィール
1973年、マンガ家デビュー。1983年、「童夢」「AKIRA」などを発表。1988年、劇場版「AKIRA」のアニメーション監督を自ら務める。1995年「MEMORIES」、2004年「スチームボーイ」なども制作。2005年、フランス政府から芸術文化勲章シュバリエを受章。最新監督作「火要鎮」(「SHORT PEACE」の中の一篇)では、フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭での正式上映、第16回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門大賞受賞、第67回毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞など。