宇宙戦艦ヤマト2199
放送日: 2013年4月7日~2013年9月29日 制作会社: AIC/ジーベック
(C) 2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
中堅ゼネコンの前田建設工業株式会社が、アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」仕様の工事看板を11月初旬より工事現場に導入していくことがわかった。
これは、「宇宙戦艦ヤマト2199」がヤマトの建設準備および発進準備工事を前田建設工業の「ファンタジー営業部」に発注したことから発展した試み。同社施工による関東エリア数ヶ所の工事現場において、「宇宙戦艦ヤマト2199」の登場キャラクターを利用した工事看板を使用し、工事現場の透明性と安全性の向上を図るという。
看板は、同社が工事現場運営を通じて得た課題に対する改善策を盛り込んだデザインが特徴。例えば、周辺住民になかなか見てもらえない「週間作業予定」看板には注目を集めるための工夫を、こどもたちに特に見てもらいたい「工事車両出入口」看板には彼らが自然に話題にできて強く印象づけるような工夫を施している。
例)
・作業予定看板
課題=注目度が低く、結果として発信する情報(記入する文言)も単調かつ難解なものとなる負の連鎖に陥る。
解決策=通常の作業予定看板に、異なるイベント情報を組み合わせる。今回で言えば、「ヤマト2199」のイベント情報をプラスし注目を集め、それにより現場情報の周知徹底も狙います。
・工法説明看板
『宇宙戦艦ヤマト2199』劇中の技術専門家(技術長兼副長)である真田志郎による、当該現場の技術トピック解説。周辺住民はもちろん、施主やエンドユーザーの理解も狙います。
・通常看板
通常看板にもキャラクターを使用し、現場のイメージアップを狙います。
前田建設としてはアニメキャラを用いたことで工事看板への注意喚起とイメージアップが、ヤマト製作側としては交通量が多い工事現場の看板にキャラを掲示できることで作品の露出量と認知の拡大が見込めるという効果的なコラボ企画といえるだろう。
なお、前田建設は、「今回の試行により、現場職員および周辺住民ほかの反応をフィードバックし、これら工事看板の有用性を把握、さらに改善を重ね、将来的な商品化も視野に入れながら、継続使用していく予定です」とコメントしている。
放送日: 2013年4月7日~2013年9月29日 制作会社: AIC/ジーベック
(C) 2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
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