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OVA「イヴの時間 オリジナル版」の廉価版BDが2月22日に発売となることが発表された。
「イヴの時間 オリジナル版」は、2008年8月に公開されたweb版「イヴの時間」を、劇場版(=ファーストシーズン全6話を編集した完全版)の基準で吉浦康裕監督がリニューアルしたもの。劇場版ではカットされた要素や異なるエンディングなどが見どころとなっている。
<ストーリー>
未来、たぶん日本――― ロボットが実用化されて久しく、アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない時代。 ある時、高校生のリクオは自家用アンドロイドのサミィの行動ログに不審な文字列が含まれている事に気付く。行動ログを頼りに親友のマサキとともにたどり着いた先は、「人間とアンドロイドを区別しない」というルールを掲げる喫茶店「イヴの時間」だった。 店を切り盛りするナギや店の常連客との出会いがリクオとマサキの「ロボットへの想い」を変えていく・・・。
今回、吉浦康裕監督の新作アニメ映画「サカサマのパテマ」が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞を受賞するなどの影響もあって、2011年リリースの「イヴの時間 オリジナル版」BDが3年を経て完売。これを受け、セカンドプレスの"スペシャルプライス版"として廉価版BDの発売が決定した。
なお、音声特典として、吉浦康裕監督らメインスタッフによるオーディオコメンタリーが収録される。価格は4,200円。取り扱いは、Amazonのみ。
・吉浦康裕コメント
先日、久しぶりに『イヴの時間』を見直してみました。不思議なもので、制作当時のがむしゃらな日々が過去となった今、かつての自分が形作った物語が、今の自分により素直に届くようになった気がします。手前味噌ですが、「ここのセリフいいなあ」などと素直に感じてしまった次第です。
おかげ様で、『イヴの時間』本来の姿である"連作短編集"としてのBD初回版が、3年目にして完売しました。周囲の人間からもよく言われるのですが、『イヴの時間』は本当に息の長い作品だと思います。ひとえに、未だにこの作品を愛して下さる皆様のおかげです。心からお礼申し上げると共に、感謝の意を込めて新装版を発売させていただくことになりました。
また、"キックスターター"にて資金集めに成功した海外版BDも鋭意製作中です。かなりの豪華仕様になっていますので、そちらの続報を世界中のファンの方々にお届けできるのも楽しみにしています。さらには、引き続き制作した劇場アニメ『サカサマのパテマ』のBD&DVDも4月に発売と…監督としては嬉しい限りです。
さらに、私が監督した最新短編アニメ『アルモニ』も、3月より『アニメミライ2014』の一編として劇場公開されます。こちらは『イヴの時間』制作当時に思いついた構想が元になった作品です。この機会に、併せて楽しんでいただければ幸いです。