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フルCGアニメ映画「キャプテンハーロック」がフランスとイタリアで公開され、大ヒットを記録している。
アニメ映画「キャプテンハーロック」は、東映アニメ史上最高額となる3000万ドルの総製作費を投入して、巨匠・松本零士さんの「宇宙海賊キャプテンハーロック」を30年ぶりにリブート(=再誕)させた作品。ただのリメイクではなく、「バットマン」と「ダークナイト」のように、基本のキャラクターを活かしつつ新たな世界を描いたものとなる。スタッフやキャストについては作品詳細にて。
日本での公開(2013年9月)に続き、フランスでは12月25日に237スクリーンで公開。初日に44,929人を動員し、日本映画としては、歴代1位のオープニング成績を記録した。現在、スクリーン数は255まで拡大。速報値での興行成績は830万ドル ($1=\102として約8.4億円)、動員数は70万人を超えるヒットとなっている。
イタリアでは、ヴェネツィア国際映画祭の正式招待作品として迎えられ、1月1日に260スクリーン規模で公開。イタリア映画「Un Boss In Salotto」やディズニー新作「アナと雪の女王」に続く第3位での好発進となり、スクリーン数は282まで拡大。速報値での興行収入は680万ドル($1=\102として約7億円)、動員数は61万人を超えた。こちらも日本映画としては歴代第1位を記録している。
日本国内では、第37回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞受賞が発表され、最優秀賞候補5作品のうちのひとつとなっている。また、アメリカの第5回国際3D協会 3D CREATIVE ARTS AWARDSでは、INTERNATIONAL FEATURE - ANIMATED (外国アニメーション映画)部門で最優秀賞を受賞。国際3D協会 ルミエール・ジャパン・アワードでのグランプリ受賞に続き、3Dコンテンツとしてのクオリティも海外で高く評価されている。
なお、東映は、「本作は、企画当初より国内市場のみならず海外市場での展開を狙い、東映アニメーション、また日本のアニメーション業界にとってもエポックメイキングとなる作品を目指してまいりました。海外でのマーケティング及びセールスを担当するGFM FilmsならびにJoseph Chou & Co., LLCの助力もあり、現在も80を越える国と地域からオファーを受け、交渉・配給の準備を進めております。今回の受賞や両国での快挙を受けて、ひとつでも多くの国・地域で展開できるよう努力してまいります」とコメントしている。BD/DVD版は2月21日リリース予定。