「あいつ50m3秒で走るらしゼ」
「クルマかよ」
見くびっていた。『呪術』の漫画は
数巻読んでいて面白いのは知っていた。
だが個人的には『チェンソーマン』が好きだし、
話題ではやっぱり『鬼滅』だった。
『鬼滅』がブレイクしたのはもう一昨年になる。
天の邪鬼ではないが『鬼滅』には
それほどはまらなかった。
何かの記事に海外では『鬼滅』より
『呪術』の方が人気があると書いてあった。
でもやっぱり個人的にはオンエアされてた
途中の1話を話題の種に観ただけで
『呪術』は終わりにしていた。
だから真面目に観たのは今回が初めて。
で、その感想は…面白かった。
内容も絵もユーモアも。歌も良かった。
まずしょっぱなオカ研佐々木先輩の絵が美しい。
そしてデフォルメを巧みに描き分けてる
(胸揉まれてるし)。声優の伊瀬茉莉也も良い。
『明日ちゃん』のメガネっ娘龍守逢だ。
この佐々木先輩でさえモブレベル。
どこまで奥が深いんだと思った。
名前も凝っている。虎杖を「いたどり」って何だよ。
世界観の末広がりも凄い。どこまでも往く。
作者の作品愛が感じられる。これってファンにはたまらない。
『エヴァ』『進撃』『鬼滅』に連なる歴史的作品だろう。
レジェンドの誕生に立ち会えた恍惚感がある。