原作と違った味わい
観賞手段:テレビ、CS/BS/ケーブル
「泣けるアニメ」というより「泣かせようとするアニメ」という印象です。
出版社も認める、原作と違う吉田玲子さんの色が濃いストーリー展開ですが、絵が綺麗で動きが滑らかな「京アニ」の特徴がよく出ています。
アニオリのストーリー、キャラクターの登場で、ヒロインのヴァイオレットの印象がぼやけてしまっていると感じています。
「なぜタイプライターを上手く使いこなせるのか?」
「なぜ礼儀作法を身につけられたのか?」の描写をバッサリと削ってしまったのか不思議な印象を感じます。
必死に日常と折り合いをつけようとする、ヒロインの努力を「有能」「成長」と表現するのは、少し可哀想かなと思いました。
出会いと別れに接するヒロインに共感すれば、情感を深く揺さぶられます。
ストーリーはその連鎖、一話完結で綴られていますので、登場人物を深くまで掘り下げていないような感覚です。
あくまでも個人的感想であって、良質の作品であることには違いありません。
- ストーリー
- 3.5
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 3.0
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 3.5
- 演出
- 3.5
- 声優
- 3.5
- 歌
- 4.0
満足度
3.5
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2018-03-24 19:00:49